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家電リサイクル法とは?品目別の料金や処分方法をご説明します。
2022.01.20 / 最終更新日:2022.02.15
使用済みの家電の中で、対象となっている物に関しては、家電リサイクル法という法律によってリサイクル料金が発生します。品目別に料金が異なり、処分方法もいくつかの種類があります。
そこで今回は、家電リサイクル法とはどのような法律なのか、そして品目別の料金や処分方法について、詳しく解説していきたいと思います。対象となっている家電を把握しておき、処分する際は参考にしてみてくださいね。
家電リサイクル法とは?
それでは早速、家電リサイクル法とはどのような法律なのかという所から解説していきましょう。家電リサイクル法とは、1998年6月に制定されて、2001年4月から施行された法律の事です。
家電リサイクル法の目的は、一般家庭から出た使用済みの家電から、リサイクルして使用できる有用な部分を取り除いて再利用し、廃棄物を減らしながら資源を有効活用出来るように促進していく事です。
家電リサイクル法が施行されるまでは、ゴミの埋め立て地を巡って問題がありました。昔から、一部の金属や鉄などは回収の対象となっていましたが、約半分は埋め立てられていた状態だったのです。
使用済みの家電の中に、リサイクルして再利用できる資源があるにも関わらず、埋め立てられている現状を解決するために、家電リサイクル法は施行されました。
その結果、消費者は適切な引き渡しと、リサイクル料金を負担する事になり、小売業者による引取りと、製造業者などによるリサイクルが義務付けられる事となったのです。
対象家電
では次に、家電リサイクル法で定められている、対象家電をご紹介しましょう。対象となっている家電は、下記の通りです。
・エアコン
・テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ式)
・冷蔵庫、冷凍庫
・洗濯機、衣類乾燥機
ここで1点だけ注意点があります。家電リサイクル法で対象となっている家電は、あくまで家庭用として製造され販売されている家電に限ります。そのため、業務用として製造されて販売されている物に関しては、家庭で使用していたとしても対象外となるので覚えておきましょう。
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品目ごとの料金
では次に、品目ごとの料金について解説していきたいと思います。
エアコン
1つ目は、エアコンです。エアコンのリサイクル料金は、だいたい990円または2,000円という事が多いでしょう。一部のメーカーに関しては、9,900円というものもありますが、ほとんどは990円か2,000が大半です。
テレビ
2つ目は、テレビのリサイクル料金です。テレビの場合は、メーカーやサイズ・種類によって料金が異なります。
・ブラウン管:15型以下1,320円~3,100円、16型以上2,420円~3,700円
・液晶、プラズマ式:15V型以下1,870円~3,100円、16V型以上2,970円~3,700円
冷蔵庫・冷凍庫
3つ目は、冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金です。こちらも、テレビと同様でメーカーやサイズなどによって料金が異なります。
・170リットル以下:3,740円~5,599円
・170リットル以上:4,730円~6,149円
洗濯機・衣類乾燥機
4つ目は、洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金です。こちらのリサイクル料金に関しては、サイズやメーカーなどによって変わる事はありません。だいたい、2,530円~3,300円程度となっています。
処分方法
それでは最後に、対象家電の処分方法について解説していきたいと思います。
家電量販店に引き取ってもらう
まず1つ目は、家電量販店に引き取ってもらうという方法です。大型の家電量販店では、新しい家電に買い替える際や、購入したお店に引き取りを依頼する事が出来ます。家電量販店に引き取ってもらう際は、リサイクル料金と収集運搬料がかかりますので覚えておきましょう。
収集運搬料は、販売店によって多少異なりますが、おおよそ1,650円程度となっています。また、購入したお店が閉店してしまっている場合は、各市町村のホームページに載っている「家電リサイクル協力店」でも家電の引き取りを依頼する事が出来ます。
自治体の指定業者に収集を依頼する
2つ目は、自治体の指定業者に収集を依頼するという方法です。自治体の指定業者に依頼する場合は、処分方法が自治体によって異なるため、各自治体のホームページで確認してから依頼するようにしましょう。この場合も、製品ごとにリサイクル料と収集運搬料がかかります。
指定引取り場所に持ち込む
3つ目は、指定引取り場所に持ち込むという方法です。この方法は、指定の引取り場所に自分で家電を持ち込むので、収集運搬料がかからない処分方法になります。
指定場所に持ち込む際は、郵便局で「家電リサイクル券」を受け取って、氏名や電話番号・メーカー名などの必要事項を記入して、リサイクル料金を支払います。リサイクル料金を支払ったら、製品と家電リサイクル券の控えを持って、家電を引取り場所に持ち込みましょう。
不用品回収業者に回収してもらう
そして4つ目は、不用品回収業者に回収してもらうという方法です。引っ越しなどの時に、家電とまとめて不用品も回収してもらいたいという場合は、この方法が便利です。ただし、違法な回収を行っている業者もいる事から、必ず「一般廃棄物処理業」の許可を得ている業者に回収を依頼するようにしましょう。
まとめ
さて今回は、家電リサイクル法とはどのような法律なのか、また品目別の料金や処分方法について詳しく解説してみました。家電リサイクル法で対象となっている家電は、必ず決められた方法で処分する必要があります。また、家電によって支払うべき料金が異なるので、対象家電を処分する際はぜひ参考にしてみてくださいね。
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