最新の記事

不動産投資は少額からできる?3つの手法とメリットやデメリットを説明します。

不動産投資

2022.02.26 / 最終更新日:2022.03.07

不動産投資に興味があるけれど、自己資金があまりないという人に最近人気なのが「少額不動産投資」です。少額不動産投資は、その名の通り数万円単位から投資を始めることができ、ローンを組む必要がない事から人気が高まってきているのです。

そこで今回は、少額不動産投資の手法やメリット・デメリットについて、詳しく解説していきたいと思います。これから、不動産投資をやってみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

少額からできる不動産投資とは?

 

それではまず、少額から出来る不動産投資とはというテーマで、解説していきましょう。少額からできる不動産投資、いわゆる「少額不動産投資」は、月1万円から総額100万円以下で始めることが出来る不動産投資の事を指します。

従来の不動産投資では、物件によっては数千万以上の資金が必要でしたが、少額不動産投資の場合は少ない金額で不動産を運用する事が出来るのです。

 

少額不動産投資の3つの手法

 

では次に、少額不動産投資の3つの手法について解説していきましょう。

 

REIT(不動産投資信託)

まず1つ目は、PEIT(不動産投資信託)です。PEIT(不動産投資信託)は、事業者が出資者から集めた資金を不動産に投資して、家賃収入や物件の売却によって得た利益を、出資者に分配するという方法です。PEIT(不動産投資信託)は、投資信託の一種で金融商品として証券化されています。

取引所で売買できるので、流動性が高く比較的容易に現金化する事が出来るのが特徴です。自分のタイミングで売買する事が出来るので、対象は不動産ですが小口で購入できる株取引のような仕組みの手法と言えるでしょう。

 

不動産小口化商品

2つ目は、不動産小口化商品です。不動産小口化商品は、複数の投資家で資金を出し合って1つの不動産を購入し、利益を出資額に応じて分配する投資の手法です。不動産小口化商品には、「任意組合型」「匿名組合型」「賃貸型」の3種類があります。

任意組合型は、複数の投資家が不動産の共同所有者となり運用する形態です。匿名組合型は、投資家が不動産を管理する事業者と匿名契約を結び出資する形態です。この場合、投資家に物件の所有権はありません。

賃貸型は、複数の投資家が不動産の共同所有者となった後、不動産を業者へ貸し出す形態の事です。不動産の管理の手間がなく、投資家に物件の所有権があります。不動産小口化商品は、種類によって特徴は異なりますが、家賃収入や売却益から配当を得られるのが最大の魅力と言えるでしょう。

 

不動産クラウドファンディング

そして3つ目は、不動産クラウドファンディングです。不動産クラウドファンディングは、不動産小口化商品の一種で、1口1万円から出資する事が出来る手法です。

インターネットを通じて資金を集めた事業者が、不動産を取得して運営を行って得られた利益を出資者に配当する仕組みです。最低投資金額が、他の2つの手法よりも少額で、10,000円からになります。そのため、気軽に始められるというのが最大の特徴です。

 

『賃貸経営をしている現役大家さんの悩みとは?解決方法や相談先を解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

少額不動産投資のメリット

 

では次に、少額不動産投資のメリットをご紹介していきましょう。

 

ローンを組まなくても始められる

まず1つ目は、ローンを組まなくても始められるという事です。通常は、物件を取得して不動産投資を行うので、購入費用のローンを組むのが一般的ですよね。しかし、少額不動産投資では、1万円からでも投資が可能なので、ローンを組まずに始めることが出来ます。

 

空室時のリスクが少ない

2つ目は、空室時のリスクが少ないという事です。少額不動産投資は、複数の物件に分散投資をしているので、たとえ1軒が空室になったとしても運用益への影響は少なくて済むのです。

 

銀行預金よりも高い利回りが得られる

3つ目は、銀行預金よりも高い利回りが得られるという事です。最近の銀行預金の金利は、0.1%を下回る事も珍しくないですが、少額不動産投資の利回りは東証PEITの場合3.82%となっています。そのため、銀行に預けておくよりも、リターンを得られる可能性があるのです。

 

物件の管理をしなくても良い

そして4つ目は、物件の管理をしなくても良いという事です。少額不動産投資では、運用会社に物件の管理を任せられるので、入居者の家賃管理やクレーム対応をする必要がないというのも大きなメリットです。

 

少額不動産投資のデメリット

 

では最後に、少額不動産投資のデメリットを解説していきたいと思います。

 

投資先が限られる

1つ目は、投資先が限られるという事です。不動産投資信託では、多少は企業を選んで投資をする事が出来ますが、物件を選ぶ事が出来ません。一方、不動産小口化商品や不動産投資クラウドファンディングでは、物件数自体が少なくなかなか良い物件に巡り合えない可能性もあるのです。

 

手数料がかかる

2つ目は、手数料がかかるという事です。不動産投資信託や不動産投資クラウドファンディングの場合、投資会社から分配される投資方法なので、手数料が発生し手数料が多ければ多いほど本来の収益よりも少なくなってしまうのです。

 

大きなリターンが期待できない

そして3つ目は、大きなリターンが期待できないという事です。少額不動産投資は、株式投資やFXよりもリスクが低いため、まとまった大きなリターンを得るのは難しいと言えます。年利はおおよそ3%となっています。

 

まとめ

 

さて今回は、少額不動産投資についてメリット・デメリットも踏まえて詳しく解説してみました。通常の投資よりも、少ない金額で投資をする事ができ、手軽に始められるのが魅力の少額不動産投資。もちろんデメリットもありますが、まずは不動産投資を始めてみたいという人には、おすすめの投資方法となっています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

『不動産投資の仕組みとは?初心者にも分かりやすく解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com