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不動産会社とのトラブル事例と相談先を解説します。

不動産情報

2021.05.13 / 最終更新日:2021.09.04

不動産の売買や賃貸契約などでは、必ず不動産会社と関わることになりますが、不動産取引の際には様々なトラブルが潜んでいます。特に、不動産契約における法律に詳しくない人が、不動産会社とトラブルになった場合、どのように解説したら良いのか分かりませんよね。

そこで今回は、不動産会社とのトラブルで多い事例と併せて、相談先などをご紹介していきたいと思います。

 

賃貸における不動産会社とのトラブル事例

 

それでは早速、不動産会社とのトラブルの中の、賃貸におけるトラブル事例からご紹介していきましょう。

 

契約や入居時のトラブル

まず1つ目は、契約や入居時のトラブルです。契約や入居時のトラブルとして多いのが、申し込みを撤回したいけれど認めてもらえない、申込金を返してもらえないというトラブルです。契約書の説明不足や、金銭面でのトラブルが目立つようですね。

 

設備などの不備トラブル解約や退去時のトラブル

2つ目は、設備などの不備トラブル、解約や退去時のトラブルです。設備に関しては、契約物件にあると思っていたエアコンなどがついていなかったり、給湯器が壊れていたなどのトラブルが多いです。また、前の入居者が設置したエアコンなどの取り外し費用を請求されるなどのトラブルも見られます。

そして、解約や退去時のトラブルとしては、賃借人が原状回復費用をどこまで負担するかでトラブルになるケースが多いです。その際に、敷金がきちんと返金されない例も見られます。

 

契約更新に関するトラブル

そして3つ目は、契約更新に関するトラブルです。賃貸借契約において、聞いていなかった更新料を請求されたり、大家さんの都合で契約の更新が出来なくなったなどのトラブルが多いです。

 

売買における不動産会社とのトラブル事例

 

それでは次に、売買における不動産会社とのトラブル事例をご紹介していきましょう。

 

媒介契約や取引態様におけるトラブル

まず1つ目は、媒介契約や取引様態におけるトラブルです。売買においては、媒介契約や取引様態のトラブルが一番多いと言えるでしょう。不動産会社との契約形態は、一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。それぞれ、契約内容が異なるので、契約前にきちんと双方で確認が取れていないと、後々トラブルになる事が多いのです。

 

契約に関するトラブル

2つ目は、契約に関するトラブルです。契約に関するトラブルで多い事例が、契約締結の際に、いったんきちんと申し込んだのに撤回された、解除したいのに解除させてもらえない、手付金を巡って相違があるなどのトラブルが多いです。

 

仲介手数料に関するトラブル

そして3つ目は、仲介手数料に関するトラブルです。不動産会社とのトラブルでは、仲介手数料に関するトラブルも多く報告されている事例です。もともと説明されていた仲介手数料とは、別途費用を請求されたり、建築条件付土地を購入した時に建物費用も上乗せされて、仲介手数料を請求されたりする事例も発生しています。

 

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不動産会社とのトラブル時の相談先

 

さてここまでで、様々なケースの不動産会社とのトラブル事例をご紹介してきましたが、もし万が一トラブルに巻き込まれた場合、どこに相談したら良いのか不安ですよね。そこでここでは、不動産会社とのトラブル時の相談先をご紹介したいと思います。

 

国民生活センター

まず1つ目は、国民生活センターです。国民生活センターは、全国各地に設置されており、消費生活センターでは消費者の様々な相談に乗ってくれる窓口があります。どこから手をつけたら良いのか分からない場合は、まずは国民生活センターに相談してみましょう。

 

弁護士

2つ目は、弁護士です。弁護士に相談する場合は、相手に対して損害賠償や返金請求などの法的なアクションを起こしたい時に有効です。不動産問題を多く扱っている弁護士を探すと良いでしょう。

 

首都圏不動産公正取引協議会

3つ目は、首都圏不動産公正取引協議会です。首都圏不動産公正取引協議会では、不動産に関する「広告」についての相談を受け付けています。不動産に関する過大広告や虚偽広告の被害にあった場合は、首都圏不動産公正取引協議会に相談しましょう。

 

行政組織(国土交通省・都市整備局・建築指導課など)

4つ目は、行政組織(国土交通省・都市整備局・建築指導課など)です。行政組織(国土交通省・都市整備局・建築指導課など)では、個別の不動産に関する相談を受け付けています。各都道府県の自治体に担当課がありますので、相談してみましょう。

 

公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいダイヤル)

そして5つ目は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいダイヤル)です。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいダイヤル)では、新築住宅やリフォーム・中古住宅に関する相談を幅広く受け付けています。

電話での相談も可能ですし、必要に応じて弁護士などの専門家による相談も受けることが出来ます。

 

不動産会社とのトラブルを防ぐためには

 

それでは最後に、不動産会社とのトラブルを防ぐために必要な事をご紹介したいと思います。

 

不動産会社の雰囲気を確認しておく

まず1つ目は、不動産会社の雰囲気を確認しておくという事です。不動産会社の雰囲気は、外観からでも確認することが出来ます。営業マンの態度や、過大広告を出していないか、強気すぎる価格提示などがある場合は気をつけた方が良いでしょう。

 

宅地建物取引業者の免許状況や懲罰履歴の確認

2つ目は、宅地建物取引業者の免許状況や懲罰履歴の確認をするという事です。不動産会社に仲介を依頼する場合は、必ず宅地建物取引業者の免許番号を見せてもらい、更新状況や懲罰履歴を確認しておくと安心です。宅地建物取引業者の免許情報開示は、県庁の都市整備局などの部署に行くと確認が出来ます。

 

重要事項説明の内容確認

そして3つ目は、契約の際に重要になる、重要事項説明の内容をしっかり確認しておくという事です。不動産会社には、契約の際に「重要事項説明義務」があります。その説明をしっかり確認してから、契約に進むようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産会社とのトラブル事例と相談先を詳しく解説してみました。不動産取引を行う際は、不動産会社に仲介を依頼するので、信頼できる不動産会社でないとトラブルの原因となります。今回ご紹介した、不動産会社とのトラブルを防ぐための確認事項を参考に、トラブルなく安全な契約を結ぶようにしましょう。

 

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