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宅地と分譲地の違いとは?メリット・デメリットを解説します。

購入売買

2021.05.28 / 最終更新日:2021.09.03

家を建てる為の土地を探していると、宅地と分譲地の2種類がある事に気づきます。しかし、具体的に宅地と分譲地では、どのような違いがあるのか、またそれぞれのメリット・デメリットはどうなのか気になりますよね?

そこで今回は、宅地と分譲地の違いや、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。これから土地探しをする人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

宅地とは

 

それでは早速、宅地の特徴からご紹介していきましょう。宅地とは、土地の登記記録に記載される「地目」の種類の1つです。地目は、土地の利用状況によって法律によって区分されており、「田」「畑」「山林」「公衆用道路」など23種類に分けられています。

地目の中の「宅地」は、家を建てられる土地の事で、「建物の敷地及び、その維持もしくは効用を果たすために必要な土地」と定義づけられています。

 

分譲地とは

 

では次に、分譲地の特徴について解説していきましょう。分譲地とは、不動産会社などが広い土地をいくつかの区画に整理して、宅地用に販売している土地の事を指します。そのため、宅地の中でも、いくつかの区画に分けて販売されている土地の事を、分譲地と呼んでいるのです。

 

宅地のメリット・デメリット

 

では次に、宅地のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

 

メリット

宅地の最大のメリットとしては、施工業者を自由に選択する事が出来るという事です。これは、分譲地にはないメリットと言えるでしょう。

 

デメリット

では次に、宅地のデメリットをご紹介していきたいと思います。まず、宅地の場合は土地を購入した人が、電気やガス・水道などのライフラインの費用を支払って、敷地内に引き込むことが多いと言われています。

また、擁壁に関しても、土地を購入した人が費用を支払って、行う場合が多いとされています。擁壁とは、道路から敷地が少し高くなっている場合、その上に建物を建てる際は、崖や盛り土の側面が崩れ落ちるのを防ぐための壁の事です。

しかし擁壁は、土地を売る業者が、販売の為にあらかじめ擁壁を行っている場合もあるので、必ずしもあるデメリットではありません。さらに、土地の境界に関して、宅地ははっきり決まっていないケースがまれにあります。

ほとんどの場合は、土地の境界線ははっきりしていますが、決まっていないケースもあるという事を、頭に入れておきましょう。

 

分譲地のメリット・デメリット

 

では次に、分譲地のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

 

メリット

まずは、分譲地のメリットからです。分譲地では、宅地と違い電気・ガス・水道などのライフラインが、すでに敷地内に引き込まれている事がほとんどです。

また、擁壁が必要な場合は、すでに販売時に擁壁を行っています。境界線に関しても、はっきりと分かれています。そして、分譲地ならではのメリットとしては、比較的生活環境が良く、生活する上で便利な場所にある事が多いという点です。

 

デメリット

そして、分譲地のデメリットとしては、施工業者の選択が自由に出来ないという点です。分譲地の場合は、家を建てる施工会社がすでに決まっている場合が多いので、覚えておくようにしましょう。

 

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宅地を選ぶ時の注意点

 

それでは次に、宅地を選ぶ時の注意点をご紹介していきたいと思います。宅地の場合は、ライフラインを敷地内に引き込む為の費用が必要になるので注意が必要です。目安として、水道を引き込む為に必要な費用が、だいたい20万~25万円程度となっています。

また、ガスを引き込む場合は、施主の名前での振り込みが必要になり、費用は20万~25万程度となっています。電気の場合は、近くの電信柱から電線を引き込むので、ガスや水道に比べると費用はかかりません。また、ライフラインの他には、土地に接している道路の幅が4m以上あるか注意が必要です。

家を建てる際は、道路の幅を約3.6m~4mにしなければならず、道路を挟んで向こう側にも土地がある場合は、自分の土地から40cmの半分20cm分を道路として提供しなければならないと決まっているのです。

そのため、購入した土地の面積が減ってしまう可能性があるので、注意しましょう。さらに、土地の境界線がはっきりしていないケースがあるので、購入時には境界がはっきり定められている「地積測量図」があるか確認しましょう。

 

分譲地を選ぶ時の注意点

 

それでは最後に、分譲地を選ぶ時の注意点をご紹介しましょう。分譲地を選ぶ際は、必ず「建築条件付き土地」かどうかを確認しましょう。分譲地では、あらかじめ施工会社が決められている事が多く、自分好みの家を建てるのが難しい場合もあります。

しかし、建築条件付きの分譲地でも、追加で300万円程度の費用を支払う事で、条件を外して施工会社を選ぶ事が出来る事もあります。

また、宅地とは違い電気やガス・水道などのライフラインが、すでに引き込まれた状態で販売されている事が多いので、土地代にインフラ整備代が反映されがちです。分譲地を選ぶ際は、そのような点も踏まえて検討するようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、宅地と分譲地の違いや、メリット・デメリットについて解説してきました。宅地も分譲地も、どちらも家を建てられる土地であることに変わりはありませんが、それぞれに特徴が異なります。メリット・デメリットを理解した上で、購入する際は選ぶようにしましょう。

 

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