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住宅ローンの残債がある家の売却方法を説明します。

売却売買

2022.07.24 / 最終更新日:2022.07.24

家を売却したいと思う人の中には、住宅ローンの残債があるから売却は諦めようと思っている人も多いかもしれません。実際に、住宅ローンの残債がある家を売却出来ると知らない人もいるでしょう。

そこで今回は、住宅ローンの残債がある家の売却方法というテーマで、詳しく解説していきたいと思います。住宅ローンの残債があるけれど、家を売却したいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

住宅ローンの残債がある家は売却できる?

 

それでは早速、そもそも住宅ローンの残債がある家は売却できるのか?という点から解説していきましょう。結論から言うと、売却代金で住宅ローンを完済する事が出来れば問題なく売却する事が出来ます。

通常、住宅ローンというのは家を担保に抵当権を設定してあり、住宅ローンを完済する事でのみそれを外すことが出来ます。

そのため、家を売却したお金で住宅ローンを完済出来るのなら、抵当権を抹消する事ができ、家の引き渡しまで行う事が可能なのです。

 

住宅ローンの残債がある家の売却方法

 

それでは実際に、住宅ローンの残債がある家をどのようにしたら売却する事が出来るのか、その方法をご紹介していきましょう。

 

住宅ローンの残債を確認する

まずは、住宅ローンの残債を確認する所から始めます。住宅ローンの残債は、下記の方法で確認する事が可能です。

・返済予定表
・ネットバンキングを利用する
・残高証明書で確認する
・金融機関の窓口に問い合わせる

金融機関の窓口は、平日忙しい人には時間を作るのが難しい場合が多いので、最初は返済予定表や残高証明書などで確認するのがおすすめです。返済予定表は、金融機関で借り入れを行った時に発行される書類で、返済計画が細かく記載されています。

また残高証明書は、確定申告を行うために送付される書類で、毎年10月末辺りに金融機関から送られてきます。これらの書類などを紛失してしまっている場合は、金融機関の窓口に直接問い合わせて確認しましょう。

 

家の売却相場を調べる

次に、家の売却相場を調べます。家の相場を調べる際は、政府機関が運営するサイトを利用すると安心です。

・土地総合情報システム
・REINS Market Information

上記の2つのサイトは、政府機関が提供している相場調査サイトですので、活用してみてください。

 

売却にかかる費用を確認する

次に、売却にかかる費用を確認します。家の売却代金は、そのまま利益として全額住宅ローンの返済に充てられるわけではありません。売却代金から、諸々の費用を差し引いた金額が手元に残るわけなので、売却にかかる費用も事前に確認しておく必要があります。

おおよその費用は、下記の通りになります。

・仲介手数料:売却額の3%にプラス60,000円と消費税
・印紙税:最大60,000円前後
・抵当権抹消費用:手続き費用(1,000円)、司法書士手数料(1件につき10,000円)
・住宅ローン一括返済手数料:最大30,000円前後

 

住宅ローンを売却代金で完済できるか調べる

そして最後に、住宅ローンを売却代金で完済できるかを調べます。住宅ローンの残債や家の相場、諸々の諸費用を確認し、実際に売却代金で住宅ローンを完済する事が出来るかを計算します。

もしも、売却代金で住宅ローンを完済できないと分かった場合は、どのような返済していくかを考えて行く事になります。

 

売却代金で住宅ローンが完済できない場合の対処法

 

それでは、売却代金で住宅ローンが完済できない場合の対処法を解説していきたいと思います。

 

貯金で補填する

まず1つ目は、貯金で補填するという事です。もし、住宅ローンの残債はあるけれど、家を売却して次の家を購入する計画がある場合は、貯金で補填するという方法も有効です。貯金で補填すれば、二重ローンを組む必要がなくなりますし、スムーズに引き渡しや名義変更をする事が出来ます。

 

住み替えローンを利用する

2つ目は、住み替えローンを利用するという事です。住み替えローンは、住宅ローンの残債を新居の住宅ローンにプラスして、金融機関から融資してもらう方法を指します。この方法ですと、売却する家の抵当権を抹消する事が出来るので、次の家の購入資金の心配もしないで済みます。

 

住宅ローンの残債がある家を売却する際のポイント

 

それでは最後に、住宅ローンの残債がある家を売却する際のポイントをご紹介していきましょう。

 

信頼できる不動産会社を比較して選ぶ

まず1つ目は、信頼できる不動産会社を比較して選ぶという事です。売却代金で住宅ローンを完済するためには、出来るだけ高い値段で家を売却する必要があり、そのためにはそれなりの実績がある信頼できる不動産会社を選ぶ事が重要です。

金額は、不動産会社によって差があるのが一般的なので、複数の不動産会社を比べて信頼できる所を選ぶようにしましょう。

 

譲渡損失が出た場合は控除制度を利用する

2つ目は、譲渡損失が出た場合は控除制度を利用するという事です。住宅ローンの残債がある場合、売却益になるよりも損失になるケースが多く、このような場合は給与所得に課せられるはずだった所得税を損失金額分控除してもらう事が出来る制度を利用すると良いでしょう。

 

まとめ

 

さて今回は、住宅ローンの残債がある家の売却方法というテーマで、詳しく解説してみました。家を売却する際は、抵当権などの問題から住宅ローンを完済する事が出来るかを事前に確認しておく事が重要です。

もし、売却代金で住宅ローンを完済する事が出来ない場合も、今回ご紹介した方法で完済する事が可能なケースも多いので、ぜひ活用してみてくださいね。

 

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