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自己資金0円で不動産購入を検討している方のよくある勘違いとは?

購入売買

2024.01.10 / 最終更新日:2024.01.10

不動産関係の広告などで、「自己資金0円で不動産購入!」などの言葉を見かけませんか?あまり、貯金額がなくても不動産を購入したいと思っている人にとっては、「自己資金0円」というフレーズは魅力的ですよね。

しかし、本当にお金がなくても不動産が購入できるのか不安という人も多いでしょう。そこで今回は、自己資金0円で不動産購入を検討している人に向けて、詳しく解説していきたいと思います。

 

自己資金0円で不動産購入は出来る?

 

それでは早速、自己資金0円で不動産購入は出来るのか?という事についてですが、結論から言うと全くお金がない状態で不動産を購入する事は出来ません。不動産を購入する際には、ローンを組む人が多いと思いますが、ローン自体は自己資金0円でも組む事は可能です。

しかし、不動産を購入するには、不動産自体のお金だけでなく、購入手続きに伴う諸費用を支払う必要があるのです。そのため、全く手元にお金がない状態では、不動産を購入するのは難しいと言えるでしょう。

 

不動産購入で必要な費用とは

 

では次に、不動産購入で必要な費用について解説していきたいと思います。細かい費用は、購入予定の不動産によって多少異なりますが、一般的には下記のような諸費用は最低限必要になります。

・手付金
・ローンの手数料、保証料
・仲介手数料
・税金など

まず、不動産を購入する際には、売主に対して手付金というものを支払う必要があります。手付金とは、売買契約において契約が成立する事を前提として、売主に対して取引金額の一部を契約締結時に現金で支払う費用の事を指します。

手付金は、万が一契約が解除された場合の担保の役割もあり、不動産購入では必ず必要になります。そして、ローンを組む際には手数料と保証料というものが必要になります。

保証料とは、ローンの支払いが万が一滞った時に、保証会社が金融機関に対して一旦肩代わりして支払ってくれるためのもので、新築物件の場合は借入の2~5%、中古物件の場合は借入の6~8%くらいが一般的です。さらに、仲介をしてくれた不動産会社への仲介手数料や税金などの支払いも必要になります。

 

自己資金0円での不動産購入時の注意点

 

では次に、自己資金0円での不動産購入時の注意点を解説していきたいと思います。

 

売買契約時にはローン借入金は振り込まれない

まず1つ目は、売買契約時にはローン借入金は振り込まれないという事です。通常ローンの借入金は、売買契約が終わり決済・所有権移転登記・鍵の受け取りなどの段階で振り込まれるのが一般的です。

そのため、不動産の売買契約時にはローンで借りるお金は実際には振り込まれていないため、その時期に必要な支払いにはある程度の現金が必要になるので注意が必要です。この、売買契約時に支払う必要のある費用としては、手付金・印紙代・仲介手数料(半金)などが挙げられます。

 

不動産購入では2回支払うタイミングがある

そして2つ目は、不動産購入では2回支払うタイミングがあるという事です。まず1回目の支払うタイミングは、先ほども解説した通り売買契約時です。この時には、手付金・印紙代・仲介手数料(半金)を支払います。

そして2回目の支払いのタイミングは、決済をして所有権移転登記などが行われる時です。この時に、銀行から借入金の振込が行われるので、ここでは振り込まれたお金で支払いが行われる形になります。

このように、不動産購入では一般的に2回の支払うタイミングがあり、その時によって必要になる費用も異なります。そのため、どのタイミングでいくらお金が必要なのかを事前に把握していないと、トラブルの元になるので注意しましょう。

 

不動産購入はある程度貯金が貯まってからにするべき

 

さてここまでで、自己資金0円での不動産購入について詳しく解説してきましたが、実際に不動産の購入を検討している場合は、ある程度の貯金が貯まってから行動に移した方が安心です。

確かに、自己資金0円でもローンを組む事自体は問題なく行う事が出来ますが、不動産購入時にはそのお金が振り込まれる前に様々な諸費用が必要になる場面が何回かあるため、全く手元にお金がない状態では手続きを進める事は出来ません。

そのため、どうしても貯金がない状態で不動産購入をしたいという場合は、親や身内に一時的に借りるなどの対処が必要でしょう。

消費者金融などで、お金を調達するという方法もなくはないですが、金利が高かったりローンの審査に悪影響を及ぼす可能性もあるため、ローンが通った状態であれば借入金が振り込まれるまで約2ヶ月程度なので、その期間だけ身内に借りるという方法の方が確実で安心です。

 

まとめ

 

さて今回は、自己資金0円で不動産購入を検討している人に向けて詳しく解説してみました。不動産購入は、大きな買い物でもあるため、購入出来るだけの資金がなかなか貯められない人も多いですよね。

そのような時に、「自己資金0円で不動産購入!」という言葉を見たら、本当にお金がなくても不動産を購入出来るように感じてしまうかもしれませんが、実際には全く手元にお金がない状態では不動産を購入する事は出来ません。

そのため、不動産購入を検討している人は、最低限どのくらいの費用が必要になるのかを事前にしっかり把握して、お金を用意しておくようにしましょう。

 

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