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「この不動産売れないだろうな…」と思っている方へ!売れない不動産なんてない!?
2024.01.07 / 最終更新日:2024.01.07
同じように不動産を売りに出していても、すぐに買い手が見つかる不動産もあれば、なかなか売れない不動産もありますよね。不動産の売却を検討している際に、自分たちの不動産が売れるものなのか、知りたいという人は多いでしょう。
また、もし売れにくい不動産だった場合は対処法なども知りたいですよね。そこで今回は、不動産が売れないかもしれないと思っている人に向けて、詳しく解説していきたいと思います。
売れないと言われる不動産のタイプ
それではまず、一般的に売れないと言われる不動産のタイプからご紹介していきたいと思います。売却しようとしている不動産が、ここでご紹介する不動産に当てはまっている場合は、売る時にしっかりと対処する必要があると言えるでしょう。
再建築不可物件
まず1つ目は、再建築不可物件です。再建築不可物件とは、もともと建っていた物件を解体して更地にした後に、そこに新しく家を建てる事が出来ない土地の事を指します。
都市計画区域や準都市計画区域内に設けられている決まりで、既に建っている家に住み続ける事は可能ですが、解体してしまうと新たに家を建てる事が出来ないため、買い手が見つかりにくい不動産なのです。
不整形地
2つ目は、不整形地です。不整形地とは、正方形や長方形などに整えられていない土地の事を指し、三角形やL字型になっているケースが多く、建物などを建てる際の制限が設けられている事があるため、売れにくい不動産と言われています。
狭小地
3つ目は、狭小地です。狭小地とは、名前の通り狭い土地の事を指し、一般的には15~20坪以下の土地を指します。その土地の上に建物を建てようとすると、かなり狭い住宅になってしまうため、こちらも買い手が見つかりにくい不動産と言えます。
事故物件
4つ目は、事故物件です。事故物件とは、過去に事件や事故が原因で人が亡くなったり、自殺や孤独死などの現場になった物件の事を指します。物件の設備などには問題はないものの、人が亡くなった場所には住みたくないと思う人が多いため、買い手が見つからないケースが多い不動産となっています。
違法物件
5つ目は、違法物件です。違法物件とは、建築基準法や条例に違反している物件の事で、そこに住み人の安全を確保できない不動産と事を指します。そのままの状態では、行政からの指導が入ったり使用制限がかかるので、ローンが組みづらく売れにくい不動産と言えます。
複雑な権利関係
そして6つ目は、複雑な権利関係がある不動産です。複雑な権利関係とは、その不動産の所有権だけでなく、地上権や賃借権などの権利が複雑に絡み合っているものを指します。このような不動産は、売却する際や相続の際にトラブルになりやすく、買い手がつきにくい不動産と言えるのです。
売れづらい不動産を売る方法
では次に、上記でご紹介したような売れにくいと言われる不動産を売るための方法をご紹介していきたいと思います。売れにくい不動産であっても、その土地や物件に合った対処をする事で、売れるようになるケースは多いのです。
信頼できる不動産会社に相談する
まず1つ目は、信頼できる不動産会社に相談するという事です。やはり、不動産の売買に関しては、専門知識があり実績に豊富な不動産会社に相談するのが安心です。
土地家屋調査士に境界の確定をしてもらう
2つ目は、土地家屋調査士に境界の確定をしてもらうという事です。土地を売却する際には、必ず土地の境界が確定している必要があるため、土地家屋調査士に依頼するようにしましょう。
その地域に詳しい担当者に魅力をアピールしてもらう
3つ目は、その地域に詳しい担当者に魅力をアピールしてもらうという事です。その地域に詳しい担当者ならば、どのような不動産が求められているのか、どのような魅力をアピールすればより買い手が見つかりやすくなるかを把握しているので、売り手側の意向も伝えつつ買い手を探す事が出来ます。
解体・整地費用を負担する
4つ目は、解体・整地費用を負担するという事です。土地の上に家が建っていたり、土地が整地されていない状態のままでは、買い手が購入したいと思えるような不動産とは言い難い場合、売り手側が解体・整地費用を負担する事で、売れやすくなります。
買い手が購入した後に、すぐに有効活用出来るような状態にしておく事で、そのままの状態よりは買い手が早く見つかる可能性が高くなるのです。
不動産会社による買取
5つ目は、不動産会社による買取を検討するという事です。転売を目的とした不動産会社に売却する事で、売却価格は仲介での売却の80%程になりますが、不動産会社が直接購入してくれるため不動産を早く売る事が出来ます。
空家バンクに登録する
そして6つ目は、空家バンクに登録するという事です。空家バンクとは、自治体が行っている不動産情報サイトの事を指し、自治体によっては更地の状態でも登録する事が出来るケースもあります。多くの人の目に留まる確率が高くなるため、早めに売る事が出来る可能性が高くなります。
売れないまま放置する事のデメリット
それでは最後に、不動産が売れないまま放置する事のデメリットをご紹介していきましょう。
・維持費や管理費がかかる
・相続が繰り返される事で権利関係がより複雑になる
代表的なデメリットとしては、上記の2点が挙げられます。不動産を所有している限り、その不動産を維持するための費用がかかり、必要最小限の手入れをするための管理費も必要になります。
また、何度も相続が繰り返されるため、権利関係がそれだけ複雑になりやすく、いざ売りたいと思った時に支障が出てくる可能性があるのです。
まとめ
さて今回は、不動産が売れないかもしれないと思っている人に向けて、詳しく解説してみました。不動産は、いざ売りたいと思っても、その土地や物件の状態によっては、すぐに買い手が見つからないものもあります。
しかし、売れなさそうと感じている不動産でも、それぞれに合った対処法を知っておくだけで、早く売却できる事もあるのです。これから、不動産の売却を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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