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住宅ローンは繰り上げ返済したほうがいい?メリットやデメリットを説明します。
2024.01.17 / 最終更新日:2024.01.22

毎月住宅ローンの返済をしている中で、ライフステージの変化によって、繰り上げ返済を検討する人は多いのではないでしょうか?しかし、繰り上げ返済と言っても金額も大きいので、実際に行動に移すためには繰り上げ返済をした場合のメリット・デメリットをしっかり理解しておく事が大切です。
そこで今回は、住宅ローンは繰り上げ返済したほうがいい?というテーマで、繰り上げ返済をした場合のメリット・デメリットなどを併せながら解説していきたいと思います。住宅ローンの繰り上げ返済を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
住宅ローンの繰り上げ返済の種類
それではまず、住宅ローンの繰り上げ返済の種類から解説していきましょう。繰り上げ返済には、2種類ありそれぞれに特徴があります。
返済期間短縮型
まず1つ目は、返済期間短縮型です。返済期間短縮型とは、毎月の返済額は変わらずに返済期間を短縮するというものです。この方法で、住宅ローンの繰り上げ返済を行うと、完済までの期間を短くする事が出来ますし、利息の軽減効果も高いと言えます。
返済額軽減型
そして2つ目は、返済額軽減型です。返済額軽減型とは、住宅ローンの返済期間は変わらず、毎月の返済額が少なくなるというものです。この方法で住宅ローンの繰り上げ返済を行うと、金利が上昇した際の返済負担を抑える事が出来たり、毎月の返済負担を減らす事が出来ます。
住宅ローン繰り上げ返済のメリット・デメリット
では次に、住宅ローン繰り上げ返済のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
まず、住宅ローンの繰り上げ返済をした場合のメリットとしては、下記のようなものが挙げられます。
・支払額を削減できる
・返済額の負担が減り将来への資金準備ができる
例えば、返済額軽減型を選んだ場合、毎月の返済額が少なくなりますので、支払額を削減する事が出来ます。そのため、住宅ローンを組んだ当時とライフステージが変わってきて、金銭的な負担が大きくなっているような場合は、支払い額を削減する事で負担を減らす事が出来ますね。
急に、出費が増えたような場合でも、住宅ローンの支払いに充てていた分を、生活資金に充てる事が出来ます。また、返済期間短縮型を選んだ場合でも、当初の予定よりも完済時期が早まる事で、その分蓄えとして資金を貯めておく事が出来ます。
デメリット
そして、住宅ローンの繰り上げ返済をした場合のデメリットとしては、下記のようなものが挙げられます。
・取り消しが出来ない
・住宅ローン控除額が減ってしまう可能性がある
・資金不足になるケースがある
・団体信用生命保険の保険額が減る
住宅ローンの繰り上げ返済をした場合の大きなデメリットとしては、取り消しが出来ないという事が挙げられます。繰り上げ返済を実行した後に、資金や家計の状況が変わってしまっても変更する事は出来ないので、タイミングをしっかりと見極める必要があります。
また、住宅ローンの金利が0.7%より低い場合、繰り上げ返済をするとかえって控除額が減ってしまい損をするケースがあります。そして、住宅ローンを組む時に加入する団体信用生命保険は、住宅ローンの残高が残っているほど受け取れる保険金額が多くなるので、繰り上げ返済をすると受け取れる保険金額が減ってしまうので注意が必要です。
住宅ローンの繰り上げ返済をする際に気を付けるべき点
では次に、住宅ローンの繰り上げ返済をする際に気を付けるべき点を解説していきたいと思います。
今後資金が必要になるタイミングを確認する
まず1つ目は、今後資金が必要になるタイミングを確認するという事です。人生の中には、いくつか家計の状況が変わったり、ライフステージが変わるタイミングがありますよね。
住宅ローンの繰り上げ返済をする場合は、このようなライフステージの変化があるタイミングをしっかり確認し、繰り上げ返済をしても資金不足にならないかを十分考えてから行う事が大切です。先ほども触れましたが、住宅ローンの繰り上げ返済は一度実行すると取り消しが出来ないので気を付けましょう。
必要な資金が手元にあるか
2つ目は、必要な資金が手元にあるかという事です。住宅ローンの繰り上げ返済をすると、プランによっては返済する金額が多くなり家計を圧迫してしまう事があります。
急に病気などでお金が必要になる場合もありますし、資金が足らなくなると繰り上げ返済自体も苦しくなってしまう可能性があります。そのため、住宅ローンの繰り上げ返済をする際は、この先十分に生活を維持していける資金が手元にあるかをしっかり確認するようにしましょう。
繰り上げ返済の手数料
そして3つ目は、繰り上げ返済の手数料です。住宅ローンの繰り上げ返済をする時に、金融機関によっては手数料がかかる所もあるため、手数料が利息の減額分を超えないかなどを、事前に確認しておく事が大切です。
金融機関によっては、一部の繰り上げ返済の手数料が無料になるというケースもあるので、意外と見落としがちな手数料に関してもしっかり確認するようにしましょう。
繰り上げ返済が難しい場合は借り換えも有効
さてここまでで、住宅ローンの繰り上げ返済について詳しく解説してきましたが、毎月の返済額を下げたいという目的で繰り上げ返済を検討している場合は、より金利の低い金融機関への借り換えをするという選択もあります。
金融機関によっては、手元の資金はそのままで毎月の返済額を少なく出来るものもありますので、繰り上げ返済は難しいと感じている人は借り換えを検討してみるのも有効でしょう。
まとめ
さて今回は、住宅ローンの繰り上げ返済はしたほうがいい?というテーマで、メリット・デメリットを併せて解説してみました。住宅ローンの返済は、完済まで何年もかかるものなので、ある程度の資金がある人ならば繰り上げ返済を一度は検討しますよね。
住宅ローンの繰り上げ返済は、確かに毎月の返済負担を軽減出来たり、将来かかる利息を軽減できるメリットがありますが、やはりデメリットもあります。そのため、様々な側面から将来的に安定した資金が確保できるかを確認しながら、繰り上げ返済をするかどうか判断するようにしましょう。
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