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不動産投資の融資は難しい?融資を決める条件や融資審査の可能性を上げる方法とは?

不動産投資売買

2023.01.15 / 最終更新日:2023.01.15

不動産投資をする場合、ほとんどが銀行からの融資を受けて始めますよね。しかし、不動産投資の融資は難しいというイメージを持っている人も少なくないようです。

そこで今回は、不動産投資の融資は難しい?というテーマで、融資を決める条件や融資審査の可能性を上げる方法も併せてご紹介していきたいと思います。これから、不動産投資を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

不動産投資の融資は難しい?

 

それでは早速、不動産投資の融資は難しいのか?という点からですが、結論から言うと難しくなってきているというのが現状です。不動産投資の融資が難しくなっているのには、様々な問題が関係していますが、次では具体的にどのような事が理由で不動産投資の融資が難しくなっているのかを見ていきましょう。

 

不動産投資の融資が難しい理由

 

不動産投資の融資が難しいと言われている理由には、大きく分けて3つあります。

 

金融機関による不正融資問題

まず1つ目は、金融機関による不正融資問題です。2018年~2019年にかけて、金融機関による不正融資問題が発覚し、これによって金融庁による監査が強化されました。また、金融機関から不動産業への不正融資が相次いだこともあり、金融機関の融資審査が厳しくなってしまったのです。これにより、不動産投資の融資も難しい状態になってしまっています。

 

金融庁による引き締め強化

2つ目は、金融庁による引き締め強化です。2015年に、相続税の基礎控除額が減額されましたが、この時に相続税対策として不動産投資が加熱した時期がありました。この時、金融機関からの融資も急増したと言われています。

しかし、この金融機関からの融資の急増で、回収が困難となったいわゆる「不良債権」が増加し、物件の供給が増える事で空室のリスクも増す事態となりました。不良債権は、そのまま損失となるのでそのような事態を防ぐため、金融機関への引き締めが強化される事となったのです。

 

不動産投資家向け融資の不良債権の増加

そして3つ目は、不動産投資家向け融資の不良債権の増加です。バブル期に、観光地などではリゾートマンションの建設が盛んに行われた時期がありました。しかし、時代の流れと共にそのような物件は不良債権化しており問題となっています。

そのような不良債権は、地方に集中している傾向があり、これ以上不良債権を増やさないために、物件の採算性を考慮した審査基準の強化が進められたのです。この事により、不動産投資の融資も難しくなったと考えられます。

 

融資を決める条件とは?

 

では次に、融資を決める条件について解説していきましょう。

 

申し込み者の属性

まず1つ目は、申し込み者の属性です。属性とは、申し込み者の「年齢」「職業」「勤務先」「雇用形態」「勤続年数」「年収」「借り入れ状況」などが挙げられます。このような属性を見て、総合的に審査を行い融資をするかどうかを決める基準としているのです。

特に、借り入れ状況に関しては、信用情報機関である「CIC」に登録されており、各種ローンや支払い状況など個人の情報を照会する事が出来ます。この時に、クレジットカードなどの延滞や家賃の滞納などの記録があれば、審査に通る事は難しくなってしまうのでしょう。

 

物件の収益力

2つ目は、物件の収益力です。不動産投資の融資の際は、投資対象となる物件の情報も審査されます。不良債権になる可能性がなく、収益性が確実に見込める物件かどうかを確認します。

 

融資審査の可能性を上げる方法

 

それでは最後に、融資審査の可能性を上げる方法をご紹介していきたいと思います。

 

属性を高くしておく

まず1つ目は、属性を高くしておくという事です。先ほども挙げましたが、融資の審査には申し込み者の属性が確認されます。そのため、出来るだけ属性を高くしておく事で、スムーズに融資を受けられる可能性が高くなると言えるのです。また、審査を通すタイミングも重要です。

転職を考えている人は、転職前に審査を通した方が通りやすいと言えますし、借り入れ状況なども出来るだけ信用情報が良い状態の時に審査を通すと有利と言えます。

 

収益性の高い物件で申し込む

2つ目は、収益性の高い物件で申し込むという事です。収益性は、主に物件の利回り、空室リスク、災害リスクなどが判断基準となります。そのため、不動産自体の価値が著しく低下する恐れがなく、収益が見込める好条件の物件で審査を通す事が重要なのです。

 

与信をきれいにしておく

そして3つ目は、与信をきれいにしておくという事です。与信とは、主に借り入れ状況に関するものですが、与信がきれいでないと個人の属性に問題があると見なされる可能性が高くなります。携帯電話やクレジットカードの支払いを延滞しているなどは、金融機関が一番避けたい属性ですので注意しましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産投資の融資は難しい?というテーマで、融資を決める条件や融資審査の可能性を上げる方法なども併せて解説してみました。不動産投資の融資では、申し込み者の信用情報だけでなく、対象となる物件の状態も審査条件に加わります。そのため、通常の融資よりも個人の属性を良好に保つ必要があるのです。

 

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