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競売物件とは?購入方法と注意点を解説します。
2021.06.15 / 最終更新日:2021.09.03
市場価格よりも、安い価格で購入することが出来ると言われている競売物件。マイホームの購入は、それだけでも大きな買い物ですので、出来るだけ良質で価格の安いものを購入したいと思いますよね。
そこで競売物件の購入を検討する人もいますが、一般的な中古住宅の購入方法との具体的な違いや、注意点があるのかなど疑問があると思います。
今回は、競売物件の購入方法と注意点について、詳しく解説していきたいと思います。競売物件の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
競売物件とは?
それではまず、そもそも競売物件とはどのようなものなのかについて解説していきましょう。競売物件とは、その物件を所有していた人が、何らかの理由から物件の代金を支払えなくなり、入札方式で購入者を募るようになった物件のことを指します。
競売物件には、「マンション」「一戸建て」「土地」「事務所」「店舗」など様々なものがあり、銀行などの債権者による申し立てで競売にかけられます。オークションのような形で、一番高く買ってくれる人に物件を売却して、その代金は債務の返済に充てられます。
競売物件を購入するメリット・デメリット
では次に、競売物件を購入するメリット・デメリットをご紹介してきましょう。
メリット
競売物件では、購入価格の安さが最大のメリットと言えるでしょう。競売物件がある地域によって、多少の差はありますが、ほとんどの競売物件は一般的な通常査定の6~7割程度の価格で購入することが出来ます。
競売物件の落札者は、ほとんどは不動産業者ですが、物件への入札は一般の人でも参加は出来ます。
デメリット
では次に、競売物件を購入する時のデメリットをご紹介していきます。競売物件のデメリットとしては、一般の物件とは異なり売主がいないという事です。この売主がいないという部分が、価格を安く見積もられている理由にもなっているのです。一般的な物件では、売主がいますよね。
売主は、新しい所有者の入居日までに、物件の状態を整えておく義務があります。そのため、物件の内見も出来ますし、引き渡しもしっかり行われるのが一般的です。
しかし、競売物件の場合は、売主がいないので、物件の内見も出来ず、引き渡しがありません。競売物件を購入した場合は、所有者が移転するのみで、その後の物件の整備は購入者が行う事になります。
たとえ、屋根などに破損があったり、土台がぐらついていた場合でも、購入者が費用を出して修繕する必要があるのです。このような、競売物件ならではの特殊な部分が、デメリットとして挙げられるでしょう。
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競売物件の購入方法
それでは次に、競売物件の購入方法をご紹介していきましょう。競売物件を購入したい時は、住みたい地域が決まっている場合は、その地域を管轄する裁判所の物件情報で探します。
また、全国各地の競売情報を見たい場合は、一度に検索できるサイトもあるので利用すると分かりやすいでしょう。そして、購入したい物件が見つかったら、オークション形式で入札を行います。
競売物件を購入する時の注意点
では最後に、競売物件を購入する時の注意点をご紹介していきたいと思います。
入手できる物件情報が少ない
まず1つ目の注意点は、入手できる物件情報が少ないという事です。一般的な中古物件の場合は、内見が出来るなど一定の物件情報を得ることが出来ますよね。しかし、競売物件の場合は、内見が出来ないので一般的な中古物件に比べると、入手できる物件情報が少なくなるのです。
瑕疵担保責任がない
2つ目の注意点は、瑕疵担保責任がないという事です。競売物件の場合は、物件に隠れた欠陥が見つかっても、購入者が費用を出して修繕する必要があります。そのため、競売物件を購入する際は、物件を利用できるようにする為の費用などを、購入費用と合わせて見積もっておく必要があります。
住宅ローンが組みづらい
そして3つ目の注意点は、住宅ローンが組みづらいという事です。競売物件の場合は、通常とは異なる申し込み手続きが必要で、住宅ローンの組み方などをアドバイスしてくれる専門業者がいないと、競売の経験がない個人には、ハードルが高いでしょう。
まとめ
さて今回は、競売物件とはどのようなものか、また購入方法や注意点などを詳しく解説してきました。競売物件は、一般的な中古物件とは違い、購入方法もオークション方式を採用していて、個人での取引はハードルが高いかもしれません。
競売物件を購入する際は、通常の物件情報よりも入手できる情報が少ないので、住宅ローンの組み方などの知識も必要です。実際に入札する際は、競売物件の専門業者に相談すると安心です。
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