最新の記事

不動産投資を失敗する理由とは?事例や対処法を説明します。

不動産投資売買

2023.08.06 / 最終更新日:2023.08.06

不動産投資をする時には、ほとんどの人が失敗を避けたいと思っていますよね。しかし、残念な事に不動産投資で失敗するケースも一定数あり、対処しないまま継続してしまうとどんどん赤字が膨らんでしまう事になります。

そこで今回は、不動産投資を失敗する理由とは?というテーマで、失敗した事例や対処法について詳しく解説していきたいと思います。これから不動産投資を検討している人は、ぜひ失敗しないように今回の情報を参考にしてみてくださいね。

 

不動産投資を失敗する理由・事例

 

それでは早速、不動産投資を失敗する理由・事例から解説していきましょう。

 

利回りのみの判断で出費がかさんだ

まず1つ目は、利回りのみの判断で出費がかさんだというものです。利回りは、不動産投資で収益を得るためには非常に重要な指標となるものですが、表面利回りの高さだけで判断して物件を購入すると、実際の利回りは低かったという事態が起こる事があるのです。

表面利回りは、支出面が把握しづらく利益に繋がる利回りを把握するためには、支出まで考慮できる実質利回りで判断すると安心です。実質利回りは、手元に残る金額に近い数字になるため、経費なども把握しやすく具体的な利益性を図る事が出来ます。

このように、不動産投資には「表面利回り」と「実質利回り」があるので、支出が把握しにくい表面利回りのみで判断すると最終的に赤字になってしまう危険性があるのです。

 

不動産会社に言われるがままにしてしまった

2つ目は、不動産会社に言われるがままにしてしまったというものです。不動産投資初心者の場合、不動産会社からの情報をそのまま鵜呑みにしてしまい赤字になってしまうという失敗が起こりがちです。不動産会社は、物件を出来るだけ早く契約・購入してもらい、売買契約が成立した時の仲介手数料で利益を出しています。

そのため、物件については出来るだけ良い情報を提供する傾向があり、購入してもらえるように誘導する事が多いのです。このような良い情報ばかりを鵜呑みにすると、実際に購入したら思うように収益が得られなかったという失敗に繋がる危険性があるので注意が必要です。

 

入居者の家賃滞納

3つ目は、入居者の家賃滞納問題です。不動産投資では、入居者からの家賃が収益の中心となります。そのため、入居者の家賃滞納が続くと、それだけ収益は下がり赤字になってしまうのです。このような失敗は、古い物件に多く起こりがちで、ある程度の部屋数があり家賃設定が高めなのに売却代金が安い場合は注意が必要です。

 

節税目的になり赤字が続いてしまった

4つ目は、節税目的になり赤字が続いてしまったというものです。不動産投資は、税制度の活用で節税が出来るという特徴がありますが、節税のみを目的としてしまうと収益が得られず赤字になってしまうという事が起こります。

節税をするためには、不動産投資による所得が赤字である事が条件となっており、そもそも不動産投資の目的から外れてしまいます。不動産投資は、利益を残す事が目的ですから節税のみを目的に考えてしまうと失敗するので注意しましょう。

 

想定外の修繕費用が必要になった

そして5つ目は、想定外の修繕費用が必要になったというものです。不動産投資の物件を長期間管理する中で、どうしても老朽化に伴って修繕が必要になってきます。一般的には、数年~数十年に1回の間隔で修繕が必要になる事が多いです。そのため、修繕費用を予め保管しておかないと、想定外の修繕費用が必要になり赤字になってしまう可能性があるので注意しましょう。

 

不動産投資で失敗しないための対処法

 

それでは次に、不動産投資で失敗しないための対処法について解説していきたいと思います。

 

想定されるリスクを可能な限り把握する

まず1つ目は、想定されるリスクを可能な限り把握するという事です。不動産投資は、物件を所有すればそれで終わりではなく、その後も物件を所有している間は様々な問題が起きるリスクが常にある事を覚えておく必要があります。

事前に想定していたリスクと、投資を開始した後に変化が生じ対策が必要な問題が起こる事も十分考えられます。そのため、常に想定されるリスクを把握して、その都度適切に対処できるように準備しておく事が大切です。

 

目先の利益だけに囚われない

2つ目は、目先の利益だけに囚われないという事です。不動産投資は、安定した家賃収入が得られる事が成功となり、長期的に収益を見込める状態を維持する事が重要です。

しかし、目先の利益だけに囚われて、物件の品質管理やクレーム対応などを怠ると長期的な収益を得られなくケースもあります。そのため、適切な入居者を常に獲得し続けられるように、目先の利益だけでなく地道な物件管理や入居者対応が大切なのです。

 

プロの協力で不動産投資についてしっかり学ぶ

3つ目は、プロの協力で不動産投資についてしっかり学ぶという事です。不動産投資は、物件の管理を不動産会社に任せる事も出来るため、不労所得とも呼ばれていますが、不動産投資について全く学ばず知識がない状態で行うと想定外の問題が発生する危険性が高くなります。

そのため、不動産投資で失敗しないためには、万が一問題が発生した時に、自分でも対処できる最低限の知識は身につけておく事が重要でしょう。

 

節税目的のみで物件を購入しない

そして4つ目は、節税目的のみで物件を購入しないという事です。先ほども触れましたが、不動産投資の最大の目的は収益を上げる事です。

そのため、節税だけを目的として物件を購入してしまうと、思うような節税効果が得られず収益も上がらないという事態になりかねないので、不動産投資で失敗しないためには、節税目的のみで物件を購入しないという事が非常に重要です。

 

不動産投資の目的は利益を出すこと

 

何度もお伝えしている通り、不動産投資の目的は利益を出す事です。しかし、不動産投資初心者や投資の知識があまりない人の場合、節税に目的が変わってしまったり不動産会社に言われるがまま収益が上がらない物件を購入してしまうという失敗が起こりがちです。

もちろん、不動産投資で収益を上げた状態で効果的に節税を出来るのが理想的ですが、まずは不動産投資の正しい知識を学びリスクを把握した上で確実に利益を出す事に意識を向けるようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産投資を失敗する理由とは?というテーマで、事例や対処法についても詳しく解説してみました。不動産投資は、特に初心者の場合正しい知識がなく、失敗してしまうケースが多いようです。

そのため、まずはしっかりと不動産投資についての知識を身につけて、目先の利益や節税だけに囚われず確実に収益を上げられるように取り組むと良いでしょう。今回は、具体的な事例と共に解説してみましたので、これから不動産投資を検討しているという人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com