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テナント契約での注意点とは?退去時のトラブルを避ける方法を説明します。

賃貸申込・契約退去時

2023.08.16 / 最終更新日:2023.08.16

テナント契約は、一般的な賃貸の契約とは内容が異なるケースがあり、注意しないとトラブルの原因にもなります。今回は、そんなテナント契約での注意点とは?というテーマで、退去時のトラブルを避ける方法などを詳しく解説していきたいと思います。

 

テナント契約で起こりがちな問題

 

それではまず、テナント契約で起こりがちな問題を見ていきましょう。

 

特約事項に不利な条件があった

まず1つ目は、特約事項に不利な条件があったというものです。テナント契約では、契約内容や店舗の情報などが書類に記載され、重要事項説明など書面で残す形で説明を受けた後に契約を行います。

契約書には、様々な契約内容が載っていますが、その中に特約事項という欄があります。この特約事項は、通常の記載欄とは別で設けられており、細かい部分の取り決めが書かれているケースが多いのです。この部分をしっかり確認しないまま契約してしまうと、借主側ではなく大家さん側に有利な条件になっていた場合それに従わなくてはならなくなるので注意が必要です。

 

想定外の費用がかかった

2つ目は、想定外の費用がかかったというものです。テナント契約では、敷金・保証金などがなしの物件で初期費用が抑えられるケースでも、礼金や保険料など他に費用が必要になる事が良くあります。そのため、必要となる費用を総額で把握していないと、想定外に費用がかかってしまう可能性があるので注意が必要なのです。

 

契約金の支払いに関するトラブル

3つ目は、契約金の支払いに関するトラブルです。テナント契約では、礼金や仲介手数料・保険料など支払う項目によって、支払い先が異なるケースがあります。また、それぞれ支払い期限が異なる事も多いので、支払い期限や支払い先をしっかり確認しないと、トラブルに発展してしまう可能性があるので注意が必要です。

 

原状回復で高額な費用を請求された

そして4つ目は、原状回復で高額な費用を請求されたというものです。退去時の原状回復に関するトラブルは、テナント契約で一番多いトラブルとも言えます。原状回復費用に関しては、テナント契約時に取り決めを行う事が一般的で、重要事項説明書や特約事項などで双方が認識しておく必要があります。

持ち込んだ備品の撤去や、契約期間中に施した内装工事など、どこまで退去時に元の状態へ戻すかの認識が違っていると、退去時に原状回復費用として高額な請求がされるケースがあるので注意が必要です。

 

テナント契約での注意点【退去時のトラブル回避方法】

 

では、実際のトラブルを参考に、テナント契約で退去時のトラブルを回避する方法をご紹介していきたいと思います。

 

契約書をしっかり確認してから契約する

まず1つ目は、契約書をしっかり確認してから契約するという事です。賃貸契約では、「普通建物賃貸借契約」「定期建物賃貸借契約」など種類の異なる契約があったり、特約事項などが設けられているケースがあります。

契約の種類によっては、契約期間満了で自動的に契約が終了するものもあり、事前にしっかりと確認しておく必要があります。特約事項に関しても、必ず賃貸借契約書に記載があるので忘れずに確認するようにしましょう。

 

必要な費用や支払いに関する項目をチェックする

2つ目は、必要な費用や支払いに関する項目をチェックするという事です。テナント契約で必要になる費用などは、物件や契約の内容によって異なります。家賃の発生日や保証金など、それぞれの費用の支払いに関する項目は必ず事前に確認しておく事が重要です。

 

使用目的や内装に関しては契約前に了解を得る

3つ目は、使用目的や内装に関しては契約前に了解を得るという事です。テナント契約をする際、契約期間中に物件の内装を変えたい場合も多いと思います。

しかし、いくら契約期間中だからと言って好き勝手に内装を変えて良いという事はありません。賃貸借契約では、その物件を大家さんから借りているという状態なので、もとの状態から変える予定がある場合は、必ず契約前に大家さんに了解を得るようにしましょう。

 

原状回復の範囲をしっかり確認する

そして4つ目は、原状回復の範囲をしっかり確認するという事です。テナント契約で多いトラブルとして注意が必要なのが、原状回復に関するものです。借りた物件を退去する際には、必ず元の状態に戻してから退去する必要がありますが、「元の状態」というのがどの範囲までを指すのかは契約内容によって異なります。

中には、契約時からあった傷の修理費用を求められたり、契約時はすでに新品ではなかったものを退去時に新品への交換を求められるなど、双方の認識が異なるとトラブルに発展してしまうケースもあります。そのため、必ず原状回復の範囲についても事前に確認しておくようにしましょう。

 

トラブル回避にはオーナーとの事前確認が必須

 

さてここまでで、テナント契約で起こり得るトラブルや注意点について解説してきましたが、このようなトラブルを回避するためにはオーナーとの事前確認が必要不可欠となります。一般的な賃貸契約とは異なる部分もあるため、不安に思うような部分に関しては契約前に確認するようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、テナント契約での注意点とは?というテーマで、退去時のトラブルを避ける方法を解説してみました。テナント契約は、思いのほか費用がかかるケースが多く、契約内容をしっかり確認しないまま契約をしてしまって後でトラブルに発展してしまうという事もあり得ます。

基本的に、テナント契約の内容は賃貸借契約書に書かれている事が基準になりますので、見落としがちな特約部分を必ず確認し想定外のトラブルを出来るだけ回避できるようにしておきましょう。

 

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