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不動産営業マンがよく使うフレーズは本当?現役不動産営業マンが包み隠さず説明します。

不動産業界

2023.12.28 / 最終更新日:2023.12.28

賃貸物件などを探している際に、不動産会社の営業マンと接する機会が多くなりますよね。色々な営業マンと接していると、よく使われるフレーズがある事に気づきませんか?

よく聞くフレーズなだけに、本当の事のように受け取ってしまう事も多いと思いますが、ふと冷静に考えた時に「それって、本当?」と思ってしまうものもあります。そこで今回は、不動産営業マンがよく使うフレーズは本当?というテーマで、詳しく解説していきたいと思います。

 

不動産営業マンがよく使うフレーズは本当?

 

それでは早速、不動産営業マンがよく使うフレーズは本当なのか、色々なパターンをご紹介しながら解説していきましょう。

 

節税になるのでおすすめです

近年、不動産投資をする人が増えてきており、特に節税目的で不動産投資をしようとしている人に対して営業マンがよく使うフレーズになっています。

不動産投資は、他の投資に比べると値上がり益が得られる可能性もありますが、「投資」である以上損をする可能性がゼロなわけではありません。そのため、確かに節税になる事自体は間違ってはいませんが、ここだけを強調する営業マンはあまり信用できないと思って良いでしょう。

 

他にも申し込みが入っているので早い者勝ちです

気になっている物件について問い合わせをした際に、不動産営業マンがよく使うフレーズとして有名で、いわゆる「おとり広告」である可能性が高いと言えます。かなり前に成約している物件を掲載しておき、その物件に対して問い合わせがあると他の物件を紹介するという手法でよく使われます。

そのため、すでに契約できないにも関わらず、魅力的な物件を掲載していて、あたかも今申し込みが入ったように煽り他の物件を契約させようとするケースもあるので、注意が必要なフレーズです。

 

今が買い時です

どの物件も、今が買い時だから掲載しているわけで、このフレーズを使う時しか買い時がないという物件はありません。確かに、金利の状態や税金の優遇措置などによって、多少の買い時はあるかもしれませんが、買い時かどうかは、お客さんであるあなたが決めるものでもあるので、このフレーズを言われた時には営業マンのペースに飲まれないように注意しましょう。

 

賃貸は家賃を払い続けるためもったいないですよ

これも、確かに賃貸に住み続けている限り、家賃を払い続ける事になるので、このフレーズ自体は本当と言えます。しかし、賃貸にしろ購入にしろ、払い続けるお金がもったいないかどうかは、その人それぞれの価値観によるものなので、一概に購入だけが良いとは言い切れませんよね。

ですので、購入をしてローンを払い続けるのと、そのまま賃貸で家賃を払い続けるのとでは、どのような違いがあるのかを、しっかりと説明してくれる営業マンならば、話しを聞く価値はあると言えます。

 

この物件は○○円で売却可能なので、その時は当社が買い取ります

都市部の開発が進んでいる場所の物件であれば、多少の売却益は出ますが、必ずしもその不動産会社の買い取り額が、相場よりも高く設定されているとは限らないため、このフレーズと共に提示された金額で買い取ってもらえるかは分からないというのが実際のところです。そのため、このようなフレーズを言ってくる不動産営業マンには注意が必要でしょう。

 

みなさん○○されていますよ

営業マンが、その物件の成約を取りたい時に使われる事の多いフレーズで、あまり不動産に詳しくない人の場合「他の人もしているのなら自分も…」という気持ちになりやすいという心理状態を利用した手法と言えます。

しかし、実際にデータを取ったわけではない事が多く、根拠がないケースがほとんどなので、このようなフレーズを聞いた時はしっかりと根拠があるのかを調べる事が大切です。

 

キャンセル物件が出ました

人間の心理として、他の人が契約しようとしていた物件というのは良く見えるもので、契約しようか迷っているようなお客さんに対して営業マンがよく使うフレーズとなっています。

また、このフレーズと共に、物件には問題がなくキャンセルしたお客さん自身の問題で契約できなかったという事を言うケースも多く、迷っているお客さんの購買意欲を上げる目的で使われます。

しかし、実際にその物件を購入しようとしていたお客さんがいたかどうかは分からないため、営業マンの言葉を鵜呑みにするのは危険でしょう。

 

悪質な営業マンに騙されないために出来る事

 

では次に、悪質な営業マンに騙されないために出来る事をご紹介していきたいと思います。

・営業マンの言葉は検討材料の1つと考える
・自分自身のライフスタイルに合っているかで検討する
・営業マンの言葉を全て鵜呑みにしない
・根拠のあるデータを参考にする
・その場で判断せず一旦持ち帰り冷静に判断する

先ほどご紹介した、不動産営業マンがよく使うフレーズでも言えますが、営業マンもある程度ノルマを気にして仕事をしているため、必ずしも全て本当の事を言っているとは限りません。中には、悪質な営業マンもいて、嘘を並べて契約させようとするケースもあります。

そのような悪質な営業マンに騙されないようにするためには、上記のようなポイントを自分の中で決めておき、最終的な判断はゆっくり時間をかけて行う事が大切です。

 

あくまで決定権は自分にある事を忘れない

 

不動産営業マンには、親身になってこちらの要望を聞きながら物件を探してくれる人もいますが、悪質な営業マンも存在します。実際に、対応してもらわないとそれらの良い営業マンかどうかは分からないため、最初は複数の不動産会社で物件について聞いてみる事が大切です。

その上で、最終的な決定権は自分にある事を忘れずに、営業マンからどんなに良い条件の物件を紹介されても、営業マンのペースに巻き込まれることなく自分の意思で決定するという事を忘れない事が、良い物件を契約できる秘訣と言えます。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産営業マンがよく使うフレーズは本当?というテーマで、詳しく解説してみました。今回ご紹介したフレーズの他にも、決めつけるようなフレーズやこちらに考える猶予を与えないようなフレーズには気を付けた方が良いでしょう。

ただし、お客さんの状況や物件を求めているタイミングによっては、上記のフレーズも本当になる事も大いにあるので、フレーズだけに囚われず営業マンの営業スタイルを見て判断する事をおすすめします。

 

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