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不動産業界の略語・隠語を分かりやすくまとめました。
2022.06.24 / 最終更新日:2022.06.24
不動産業界では、様々な取引を行う際に、略語や隠語を使ってやり取りを行う事が良くあります。慣れない用語が並ぶと、何の事を指しているのか分かりませんよね。そこで今回は、不動産業界の略語・隠語について分かりやすく説明していきたいと思います。
不動産業界の略語・隠語
それでは早速、不動産業界で使われる事の多い、略語・隠語を解説していきましょう。
・物出し(ぶつだし):不動産会社が、顧客からの要望に合う物件を流通ネットワークから探し出す事。
・物確(ぶっかく):不動産会社が、貸主や管理会社に募集状況を確認する事で、「物件確認」の略語です。
・カラ電:顧客の前で他の顧客と電話をしてるふりをする事で、不動産会社の営業ではよく使われる手法。
・呼び物(よびぶつ):集客するためのオトリ物件の事で、公開していても実際には案内出来ない物件を指します。
・決め物(きめぶつ):営業マンが本当に売りたい物件の事で、契約が取れそうな物件として選んだものを指します。
・当て物(あてぶつ):決め物に対して、その当て馬として使用される物件の事です。
・ダマ:麻雀の「ダマテン」が由来とされている、都合の悪い事をあえて黙っておく事を指します。
・のっけ:仲介業者が取り分を上乗せした価格の事を指し、不動産業界で使用される隠語の1つです。
・担ボ(たんぼ):「担当ボーナス」の略語で、営業マンにとって個人の収入に直結するものです。
・在籍会社:賃貸入居の際に、入居審査を通す為に使用される実在しない会社の事を指します。
・訪問販売:自宅まで商品やサービスを販売しに来る事を指します。トラブルも多く「特定商取引法」によって規制されています。
・飛ばし:不動産会社が同行せず、顧客に1人で物件の見学をさせる事を指します。
・MB(エムビー):物件に取り付けた水道メーターやガスメーターなどを格納したボックスで、間取り図面では「MB」で表記されます。
・PS(ピーエス):パイプスペースの略語で、給排水管やガス管などが通るスペースの事を指します。
・重説:重要事項説明書の略で、契約締結前に顧客に対して説明・交付が義務付けられているものです。
・宅建士証:宅地建物取引士証の略で、資格所持者である事を証明するカードの事を指します。
・売契:売買契約書の略で、契約に必要な条件などが記載された契約書の事です。
・青田売り:まだ、完成していない物件を販売する事です。
・上物(うわもの):土地の上にある建物の事を指します。
・AD(エーディー):不動産オーナーが、賃貸仲介業者に対して支払う広告料の事を指します。
・おとり広告:既に売却済みの物件や実在しない物件を、集客のためにホームページなどに掲載された広告の事です。
・感度:不動産会社が、物件紹介後の顧客の反応を社内共有する時に使用する言葉です。
・客付け:買主側や借主側・集客・購入のサポートを行う事を指します。
・元付け:顧客から売買の依頼を直接受け付ける事です。
・くどき:不動産会社の営業手法の1つで、契約が決まりそうな段階のクロージングの事を指します。
・けっちん:不動産取引が、キャンセルされた事を指す言葉です。
・指値(さしね):物件の買主側から提示される購入希望金額の事を指します。
・サブコン:サブコントラクターの略で、ゼネコンの下請け会社の事を指します。
・事故物件:過去に死亡事故が生じた物件の事を指します。
・仲手(ちゅうて):仲介手数料の事で、不動産取引の際に仲介を依頼する不動産会社に支払う費用の事を指します。
・賃契:賃貸契約書の略で、部屋を借りる際に不動産会社が作成し、入居者が署名する書類です。
・追客:1度、契約した客にさらに営業をかけることを指します。
・ディベ:ディベロッパーの略で、宅地開発事業者の事を指します。
・電ビラ:電柱に貼ってあるチラシの事を指し、不動産業界でもよく使われる集客手法です。
・天ぷら:架空の契約やキャンセルを前提とした契約の事を指します。
・どんつき:1本道の1番奥にある土地や建物の事を指します。
・流れ:不動産取引が流れる、キャンセルになる事を指します。
・旗竿地(はたざおち):奥に向かって敷地が広がっていたり、道路に面している部分が狭い、旗のような形になっている土地の事を指します。
・物調(ぶっちょう):物件調査の略で、物件の状態を現地に行って調査する事です。
・両手:不動産の売買や賃貸契約が成立した時に、売主と買主または、貸主と借主の両方から手数料を取る事を言います。
・シリンダー:鍵を差し込む鍵穴の部分の事を指します。
・ディンプル:シリンダーの一種で、複製しにくく防犯性の高いものを指します。
・げたばきマンション:マンションの一階部分が、飲食店や事務所、駐車場などの居住用以外の用途で使用されているマンションの事です。
・一式請負:建物の建築をする際に、一式の工程をすべて1つの工務店や建築業者が行う事を指します。
・現況有姿(げんきょうゆうし):土地や建物の現在そのままの状況の事を指します。
・エンド:エンドユーザーの略で、不動産を購入する人の事を指します。
・チンパツ:賃貸を契約した後に、賃料が発生する日の事を指します。
・あんこ:不動産の売主と買主の間に、不動産会社が3社以上介入している事を指します。
・晒し物件:長期間、どの業者からも相手にされていない売り出し中の物件の事を指します。
・誇大広告:実際の価値よりも、高い価値があるかのように顧客に誤解を与えるような広告の事です。
まとめ
さて今回は、不動産業界の略語や隠語について、分かりやすく解説してみました。不動産取引では、知識が少ない側が不利な契約をさせられてしまうケースがあります。
物件を紹介される時に、ある程度の略語や隠語を知っていると、買主や借主にとって不利な契約をさせられる事を防ぐ事が出来ます。取引自体もスムーズになるので、覚えておくと良いでしょう。
営業マンや担当者によっては、詳しい説明をしてくれない人もいるので、違和感を感じた時に早めに対処できるようにしましょう。
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