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賃貸アパート・マンションを借りるときの初期費用について!

賃貸申込・契約

2020.12.14 / 最終更新日:2022.02.27

賃貸のアパートやマンションを借りるときに、忘れてはいけないのが初期費用です。家賃だけを見て決めてしまうと、いざ借りるときになって予想よりも費用が高くなって焦ってしまう可能性があります。

そこで今回は、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用についてご紹介していきたいと思います。

 

初期費用の種類とは?

 

それでは早速、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用には、どのような種類があるのかをご紹介していきましょう。

賃貸物件を探しているときに、よくみなさんが目にするのは敷金や礼金ではないでしょうか。しかし、初期費用は敷金や礼金以外にも色々と種類があるのです。

 

敷金

まず1つ目は、敷金です。敷金とは、大家さんに事前に払う預け金のことで家賃1~2ヶ月分が目安です。賃貸契約中の家賃の不払いや、退去時の修繕費などに充てられるのが一般的です。敷金は通常、退去時に汚損などがなかった場合は返金されます。

 

礼金

2つ目は、礼金です。礼金とは、大家さんに払う一時金の事です。礼金は大家さんに対しての謝礼の意味合いが強く、敷金とは違い賃貸の契約終了時に返金されません。家賃の1ヶ月分が目安となっています。礼金は、その土地の慣習によるところが大きいため、最近では礼金なしという物件も増えてきていますね。

 

前家賃

3つ目は、前家賃です。前家賃とは、賃貸のアパートやマンションを借りるときに契約した月の翌月分の家賃も一緒に支払うことです。家賃1ヶ月分が一般的ですが、契約したタイミングによって日割り家賃の支払いが必要な場合もあります。例えば、2月中に契約をして3月から入居する場合は、3月分の家賃を前家賃として支払います。

 

仲介手数料

4つ目は、仲介手数料です。仲介手数料とは、賃貸のアパートやマンションの物件案内や契約手続きの際に立ち会った不動産会社に対して支払うものです。一般的には家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分+消費税となっていて、上限は法律で「家賃1ヶ月分」と定められています。

 

保証会社加入料

5つ目は保証会社加入料です。保証会社加入料とは、万が一家賃が払えなくなった場合の備えとして支払うものです。家賃保証会社を利用する場合に支払うものですが、連帯保証人がいる場合は支払い不要のケースもあります。保証会社加入料は、1年契約で家賃の0.5~1ヶ月分・年間更新料 1~2万円が相場となっています。

 

鍵交換代

6つ目は、鍵交換代です。賃貸のアパートやマンションを借りるときに、入居時に物件の鍵を新品に変更するためかかる費用となります。鍵の種類や物件によってやや相場に幅がありますが、1~2万円程度となっています。

 

火災保険料

そして7つ目は、火災保険料です。火災保険料は、入居時に火災などのトラブルに備えて加入するための初期費用です。お持ちの家財によって金額は変わりますが、相場は2年で1.5万円~2万円程度で、基本的には不動産会社に案内された保険会社に支払います。

 

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初期費用の目安

 

それでは次に、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安をご紹介したいと思います。単身者用の物件と、ファミリー用の物件で分けてご紹介するので参考にしてみてくださいね。初期費用の種類でご紹介した相場を参考に、おおよその初期費用の内訳をご紹介します。

 

単身者の場合

それでは、家賃5万円で賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安からご紹介していきましょう。

 

【家賃5万円・敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の場合】

  • 家賃:5万円
  • 敷金:10万円
  • 礼金:5万円
  • 仲介手数料:5万5千円
  • 保証会社加入料:2万5千円
  • 鍵交換代:1万5千円
  • 火災保険料(2年):1万5千円

合計:310,000円

 

【家賃5万円・敷金礼金ゼロの場合】

  • 家賃:5万円
  • 敷金:0円
  • 礼金:0円
  • 仲介手数料:5万5千円
  • 保証会社加入料:2万5千円
  • ハウスクリーニング代:4万円
  • 鍵交換代:1万5千円
  • 火災保険料(2年):1万5千円

合計:200,000円

 

ファミリーの場合

それでは次に、家賃7万円で賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安をご紹介していきます。

 

【家賃7万円・敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の場合】

  • 家賃:7万円
  • 敷金:14万円
  • 礼金:7万円
  • 仲介手数料:7万7千円
  • 保証会社加入料:3万5千円
  • 鍵交換代:1万5千円
  • 火災保険料(2年):2万円

合計:427,000円

 

【家賃7万円・敷金礼金ゼロの場合】

  • 家賃:7万円
  • 敷金:0円
  • 礼金:0円
  • 仲介手数料:7万7千円
  • 保証会社加入料:3万5千円
  • ハウスクリーニング代:5万円
  • 鍵交換代:1万5千円
  • 火災保険料(2年):2万円

合計:267,000円

 

初期費用を抑えるには?

 

賃貸のアパートやマンションをいざ借りようとしたときに、意外と初期費用が高いと感じるかもしれませんね。引っ越し費用もかかる中、少しでも初期費用は抑えたいですよね。そこでここでは、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用を抑えるコツをご紹介していきたいと思います。

 

敷金・礼金の少ない物件を探す

前章で実際計算したように、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用を抑えるには、敷金・礼金の少ない物件を探すと良いでしょう。駅から遠いなどの立地条件や、ライバル物件が多いエリアなどでは敷金・礼金を抑えている物件があります。

初期費用を抑えるために敷金・礼金の少ない物件を探すなら、人気エリアから少し外れた場所を狙うのもオススメですよ。

 

初期費用の支払い方法

 

賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の支払いに、クレジットカードが利用できるということをご存知でしょうか?引っ越しをするときは、何かとお金がかかるので初期費用をクレジットカード払いにするのもオススメです。使い方次第でポイントが貯まりますし、引き落としが翌月か翌々月になるので手元に現金を残しておくことが出来ます。

 

まとめ

 

さて今回は、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用についてご紹介してきました。賃貸物件は家賃だけでなく様々な初期費用が発生し、家賃の金額によって初期費用も変動します。しかし、工夫次第で抑えられる初期費用もあり、クレジットカード払いなどの支払方法も選ぶことが出来ます。引っ越しの際は、ぜひ参考にしながら理想の賃貸物件を探してくださいね。

 

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