同じ物件が違う不動産会社でも見つかる理由とは?
家具家電付き賃貸のメリットとデメリットについて説明します。
2021.11.24 / 最終更新日:2022.03.07
物件にはマンション、アパートなど様々な種類があり、引っ越しなどを考えている方にとっては家賃を比較的安くしたいならアパート、ある程度おしゃれなところに住みたいならマンションなど最初に悩むところかと思います。
様々な種類がある中であまり数が通常の賃貸よりも多くないですが、家具家電付き賃貸物件があります。今回は、家具家電付き賃貸のメリットやデメリット、注意点など知りたい方向けにメリットとデメリットなどについて主にお話ししたいと思います。
家具家電付き賃貸物件とは?
一時的な一人暮らしや単身赴任などで賃貸物件に住む場合、毎回、家具や家電を揃えていると費用がかかり経済的な負担も大きくなると思います。家具や家電を準備するのが大変なため、ホテルを予約して住んでいるという方も多いかもしれませんが1泊1人3000円程度と考えると割高になります。
そんな方におすすめなのが家具家電付き賃貸物件です。家具家電付き物件とは簡単にいうと生活に必要な最低限の家具や家電が住んだ時からついている物件です。単身赴任向けに短期間で借りられる場合もあります。
家具家電付き賃貸はお得?
家具や家電付きの賃貸物件に住みたいけど費用が気になる方も多いと思います。
立地や部屋の広さによっても変わりますが、通常の賃貸物件よりも2割から3割程度、家賃が高い場合が多いです。家具や家電を揃えたりしなければならない手間などを省けるのは良いですよね。通常の賃貸契約と変わらないので、敷金などを支払う必要があります。
家具家電付き物件でついてくるもの
物件によって変わりますが、ある程度ついてくる家具や家電は似ています。冷蔵庫、ベッド、デスク、電子レンジ、カーテン、テレビ、テレビ台、ソファ、エアコン、ダイニングセットなどです。ちなみに家具家電付きの賃貸物件は、一人暮らし向けのワンルームがほとんどなので家族で住むのは向いていないことが多いです。
家具家電付き賃貸を借りるメリット
家具家電を準備する必要がない
家具家電付き物件というだけあって、家具や家電を自分で準備をしなくて良いのがメリットです。
一人暮らしをする時など基本的には新しく家具や家電を揃えなければなりませんが、家具家電賃貸物件の場合、準備する必要がないので、選ぶ時間、買う費用、設置、搬入の日程調整などする必要がなくなり、費用も時間も節約できる可能性が高いです。
節約できる
個人差はありますが、一人暮らしをする場合、家具や家電代で25万円くらいかかると言われています。物件自体を契約するだけでも、10万円以上の費用がかかるため、経済的な負担がとても少なくなると思います。
もし、引っ越しをするタイミングが繁忙期だった場合、引越し費用が割増になるので、家具家電付き物件にして費用を節約するのも一つの手です。
短い期間で入居するならおすすめ
短い期間しか入居しない場合も、家具家電付き物件を選ぶのがおすすめです。期間限定で数年だけ入居する場合、新品の家具家電を買ってしまうと最終的には数年で使わなくなるので勿体無いかもしれません。
仮に家具家電を中古で安く手に入れたとしても、数年後に処分する時に処分費用である程度の費用がかかってしまいますので、短い期間入居するなら、家具家電付き物件がおすすめです。
退去する時の手間がない
先ほども少しお話ししましたが、引っ越しなどをする場合、家で使っていた家具や家電を処分する方も多いです。結婚した、子供が生まれたなどの理由でもっと広いところに引っ越して、住む人の人数に合った家具や家電を準備するため、処分する方もいるかもしれません。
処分をする場合、粗大ゴミの費用や家電のリサイクル費用などがかかりますし、業者に引き取ってもらう場合は、スケジュール調整なども必要になるので手間がかかります。しかし、家具家電付き物件だとお話ししたような手間がないので楽です。
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家具家電付き賃貸を借りるデメリット
家賃が高い
家具や家電がついているため、通常の賃貸物件よりも高くなります。家具や家電がついている分その費用が多少なりとも含まれてしまうからです。さらにマンスリーマンションの場合は、契約手数料、水道光熱費、管理費、清掃費も含まれています。物件にもよりますが、光熱費や家具家電の費用を日割りで支払う必要があります。
設備を選ぶ事ができない
元々、家具や家電がついているため、それを変更する事はできません。そのため、元々お気に入りの家電などがある場合は、デメリットに感じますし、特にこだわりがないという方は、家具家電付きがメリットに感じるかと思います。
内覧できる物件がとても少ない
短期間しか入居しない方が多いため住む方が通常の賃貸物件よりも変わりやすいです。そういった理由から内覧ができないようになっている場合が多いです。部屋の中を見ない状態で契約することになるのでなかなか契約しにくいという所があるかもしれません。
通常の賃貸物件よりも物件数が少ない
物件数が少ないため、細かく条件がある方はなかなか物件が見つからない場合がほとんどです。物件自体にはこだわっていなくても周辺の建物、アクセス、建物の築年数、設備などにこだわっていると余計に物件が見つかりにくいです。
その他にもペットも一緒に住める物件や家族で住める物件となると余計に見つかりにくいので最初から家具家電付き物件ではなく通常の賃貸物件を探した方がすぐに見つかりやすく手間が少ないです。
他人が使っていたものを使う
元々、家具家電がついていると新しく買う必要がありませんが、他の人が元々使っていたものなので、そういった事が気になる方は、通常の賃貸物件を探した方が良いかもしれません。
クリーニングなどされていたりする事がほとんどなので、衛生面では安心できる部分はあると思います。まだできたばかりのマンションの場合、あまり他人が使っておらず比較的新しい家具や家電を使えると思いますので、探してみるのも一つの手です。
家具家電付き賃貸を借りる時の注意点
家電付き賃貸物件でお得なのは短期間
家具や家電を全て新品で揃えると25万円くらいかかると言われています。仮に25万円で家具や家電を揃えた場合、様々な費用を計算するとお得なのは1年目までなので短期間住むならおすすめです。
交換や修理費用を負担する場合がある
ある程度の期間住んでいると家具が壊れたり家電が故障したりする事があります。そういった状況になると交換したり直したりする必要がありますが、まずは契約書を確認してみると良いです。
契約書をよく読み、付帯設備という事が書かれていた場合は、大家さんが直したり交換したりする事になるので、相談してみましょう。しかし、入居している人が誤って壊したり、意図的に壊した場合は、費用を負担する必要があるので注意が必要です。
元々部屋にあったものや元々の設備に含まれていないものがあった場合、大家さんが費用を負担して撤去してもらう事ができますが、新しいものは自分で準備する必要があります。
家具家電をレンタルできるサービスもある
先ほどもお話ししたようにどうしても家具家電付き賃貸物件だと家賃が高くなってしまいます。できるだけ費用を安く済ませたい方は、家具や家電のみをレンタルできるサービスもあるので、通常の賃貸物件を探して家具や家電のみをレンタルするという方法がおすすめです。
まとめ
今回は、家具家電付き賃貸のメリットとデメリット、注意点など詳しくお話ししました。メリットとデメリットを知りたい方や住むにあたっての注意点など知りたい方などは参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
短期間住むならお得に住める事が多いので、短期間だけ住みたい物件を探している方は検討してみて下さい。
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