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電気代・ガス代の高騰の影響は?今後の対策方法も考えます。

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2023.01.26 / 最終更新日:2023.01.26

2022年から徐々に、電気代・ガス代の高騰が進んでいます。電気やガスは、生活の中で欠かせないものなので、値上げは家計に大きく影響しますよね。今後も、電気代・ガス代の高騰は続くと言われており、対策を考える必要がありそうです。

そこで今回は、電気代・ガス代の高騰の影響は?というテーマで、今後の対策方法に関しても詳しく解説していきたいと思います。

 

電気代・ガス代の現在の状況

 

それでは早速、電気代・ガス代の現在の状況から見ていきましょう。まず電気代についてですが、電気料金は「低圧」「高圧」「特別高圧」に分けられ、現状ではこの3つの全てで単価が大幅に上昇している状況です。

低圧は、2022年1月以降に大幅に値上がりをし、前年比110%~120%台で推移しています。高圧は、前年比の値上がり率も上がって2022年3月以降は前年比130%~150%付近で推移しています。

そして特別高圧も同様に値上がりが続いていて、2022年2月以降は前年比140%~160%台で推移しています。低圧<高圧<特別高圧という感じで値上がり率が高く、上昇し続けているというのが現状です。

単価で見ると、2021年4月では低圧25.29円/kwh、高圧13.21円/kwh、特別高圧10.05円/kwhに対して、2022年4月では低圧29.66円/kwh、高圧18.45円/kwh、特別高圧15.09円/kwhとなっており、実際に電気料金として見ると同じ使用量でも2,000円近く電気代が上がるという事になります。

そしてガス代についてですが、ガス代も電気代と同様値上がりが続いており、一般料金(東京地区)でガス使用量30㎥の場合の料金を2022年2月と2023年2月で比べてみると、2022年2月1,056円+(144円44銭×30)=5,389円なのに対し、2023年2月では1,056円+(178円95銭×30)=6,424円となり1,000円以上も同じ使用量で値上がりしている事が分かります。

 

電気代・ガス代の高騰の理由と影響

 

では次に、電気代・ガス代の高騰の理由と影響について見ていきましょう。

 

電気代

まず電気代の高騰の理由ですが、下記の要因が考えられます。

・燃料費調整額の高騰
・新電力による電気料金の値上げ
・再生可能エネルギー賦課金の値上げ
・国内の電力供給力不足

燃料費調整額の値上げの大きな原因は、ロシアのウクライナ侵攻による影響です。アメリカやEUが経済制裁を実施した事で、ロシアの輸出入が制限された事も値上がりの原因となっています。

また、新電力による値上げは燃料費調整額の上限撤廃などが行われた影響で、独自の調整額を追加した会社が多く、電気代の高騰に繋がっています。再生可能エネルギー賦課金は、CO2削減などの目的で作られましたが、コスト面の一部が消費者に請求される事で値上げに繋がっているのです。

そして、2011年に発生した東日本大震災の影響で、国内では原発の稼働停止が続いており、国内の電力供給力が不足している現状があります。このような要因があり、電気代が高騰しているのです。

 

ガス代

そして、ガス代が高騰している理由についてですが、こちらも燃料費調整額の高騰が原因です。

日本の火力発電に使用されているエネルギーの中で、最も大部分を占めているのが「LNG(液化天然ガス)」と呼ばれるものなのですが、これがウクライナ情勢の影響や円安などの影響で高騰が続いているのです。この事によって、日本のガス代の価格も上昇しているというわけです。

 

政府による補助はある?

 

では次に、価格上昇が続いている電気代・ガス代に関して、政府による補助はあるのか?という点について解説していきたいと思います。

2023年春以降も、さらに電気代・ガス代の値上がりは続くと見込まれている中、政府はその対策として一般家庭と企業の電気代・ガス代の負担を軽減するための対策として、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を実施する事を発表しました。

これは、申請のあった電気・都市ガスの小売事業者などに補助金を交付する事で、一般家庭や企業の電気代・ガス代から値引きを行いやすくするというものです。具体的な補助の期間は、2023年1月使用分~2023年9月使用分までとなっています。

 

個人で出来る対策方法

 

それでは最後に、個人で出来る対策方法についてご紹介していきましょう。

 

電力会社・ガス会社を見直す

まず1つ目の対策としては、電力会社・ガス会社を見直すという事です。その人のライフスタイルに合った料金プランなどは、電力会社・ガス会社によって異なります。

そのため、まずは電力会社・ガス会社を見直し、料金プランなどもその都度合うものに変えるようにすると良いでしょう。会社によっては、料金プラン以外にもお得なキャンペーンを行っている所もあるので、確認しておく事をおすすめします。

 

日常生活での節電などを心がける

そして2つ目は、日常生活での節電などを心がける事です。単価自体が値上がりしている以上、今までと同じように使用していると当然毎月の料金は上がります。

そのため、出来る限り小まめに電気やエアコンの設定温度を気をつけたり、お湯を出しっぱなしにしないなどの工夫をすると対策になります。

 

まとめ

 

さて今回は、電気代・ガス代の高騰の影響は?というテーマで、今後の対策も併せてご紹介してみました。電気やガスは、私たちの日常生活に欠かせないものなので、価格が高騰しても使わないというわけにはいきませんよね。

そのため、出来るだけ普段から毎月の料金を上げない工夫をする事も重要なのです。今後も、しばらくは電気代・ガス代の高騰は続く見込みですので、普段の生活の中で出来る対策を行っていきましょう。

 

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