個人情報流出？不動産会社からダイレクトメール（DM）が届くのはなぜ？

土地などの不動産を相続して、登記の申請を行った時などに突然不動産会社からダイレクトメール(DM)が届く事ってありますよね？

特に、不動産会社に連絡をしたわけではないのに、ダイレクトメール(DM)が送られてきたら、個人情報が流出しているのでは？と不安になる人もいると思います。そこで今回は、不動産会社からダイレクトメール(DM)が届くのはなぜ？というテーマで、詳しく解説していきたいと思います。

 

不動産会社からダイレクトメール(DM)が来るのはなぜ？

 

それでは早速、不動産会社からダイレクトメール(DM)が来る理由から解説していきましょう。

 

不動産登記によって個人情報が公開されるから

まず1つ目は、不動産登記によって個人情報が公開されるからという理由です。不動産を所有していた人が亡くなったりして、相続人がその不動産を相続した際には、相続登記といって不動産の名義を変更する手続きを行います。

相続登記が受理されると、登記簿には新しい所有者として不動産を相続した人の住所や氏名が記載されます。氏名や住所が登記簿に記載されて公開される事に、抵抗がある人も多いと思いますが、不動産登記の申請をしたら必ず所有者として登記簿に記載される事になっているので、残念ながら省略する事は出来ません。

 

不動産登記情報は誰でも閲覧可能

そして2つ目は、不動産登記情報は誰でも閲覧可能という理由です。不動産を相続などして名義変更を行った場合、登記簿に記載された所有者の住所や氏名などの情報は法務局に行けば誰でも取得・閲覧する事が出来るようになっています。

そのため、不動産売却しようと思っている人に対して営業をしようと思っている営業マンは、この登記簿の情報をもとにダイレクトメール(DM)を送っているケースが多いのです。

 

不動産会社がダイレクトメール(DM)を送るケース

 

では次に、不動産会社がダイレクトメール(DM)を送るケースについて見ていきましょう。

 

空家や空き地になっている

1つ目としては、空家や空き地になっているような場合です。空家や空き地になっている場合は、基本的にその場所は有効活用されていませんよね。そのため、その不動産の所有者に売却を持ちかけて、換金し有効活用出来るようにダイレクトメール(DM)で促すのです。

 

人気のエリアにある不動産

2つ目としては、人気のエリアにある不動産の場合です。人気のエリアにある不動産は、売却の広告を出せば短期間で売れる可能性が高く、高額で取引されるケースが多いため、不動産会社の営業マンはこのような不動産の所有者にダイレクトメール(DM)を送るのです。

 

一棟収益マンション

3つ目としては、一棟収益マンションの場合です。一棟収益マンションとは、1回の取引で億超えになるような物件の事を指します。このような一棟収益マンションは、仲介業者に入る手数料も高額になるため、不動産会社からのダイレクトメール(DM)も届きやすくなります。

 

相続登記が行われた不動産

そして4つ目としては、相続登記が行われた不動産の場合です。最初に触れましたが、相続登記を行うと誰でも閲覧できる登記簿に記載されて公開されます。このタイミングで、売却を検討する人も多いためダイレクトメール(DM)が来やすいケースと言えるでしょう。

 

不動産会社からのダイレクトメール(DM)に対する対処法

 

では次に、不動産会社からのダイレクトメール(DM)に対する対処法を解説していきたいと思います。

 

無視or受取拒否と返送する

まず1つ目は、無視or受取拒否と返送するという事です。メールや郵送などで送られてきた場合は、必要なければそのまま無視しても大丈夫です。しかし、何度も送られてきて嫌だという場合は、受取拒否と連絡すれば、その後は送られてくる事はなくなります。

 

相続登記する前に売却を検討する

そして2つ目は、相続登記する前に売却を検討するという事です。不動産会社によっては、ダイレクトメール(DM)で反応がなかった場合に、実際に自宅を訪問して営業を行うケースもあります。

このような訪問営業を事前に防ぎたいという場合は、相続登記する前に売却を検討すれば情報が公開される前に不動産を自分のペースで売却する事が出来ます。

 

不動産会社からのダイレクトメール(DM)は鵜呑みにしない事が大切

 

不動産会社から送られてくるダイレクトメール(DM)には、不動産の所有者が売却に前向きになるような魅力的な言葉が並べられています。しかし、書かれている内容が全て事実とは限らず、悪質な業者も多いので注意が必要です。

中には、登記簿からの情報ではなく、名簿屋から名簿リストを購入してダイレクトメール(DM)を送っている不動産会社がいたり、実際には購入希望者がいないのに売却を持ちかけてくる不動産会社もいるので、ダイレクトメール(DM)の内容を鵜呑みにせずに慎重に検討する事が大切です。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産会社からダイレクトメール(DM)が届くのはなぜ？というテーマで、詳しく解説してみました。ダイレクトメール(DM)は、有効な営業手法として行われているため、特に不動産の相続登記などを行った際にはダイレクトメール(DM)が届く機会が多くなる事があります。

何度も届くと不快に感じる人も多いと思いますし、売却を煽るような内容が書いてある事も多いですが、内容を鵜呑みにせず冷静に対処するようにしましょう。

 

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