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神山町ってどんな街?地方創生の聖地と呼ばれる理由とは?

徳島県情報

2023.03.09 / 最終更新日:2023.07.18

新型コロナウイルスの影響で、テレワークなどが推奨される時期が続いた中で、最近では働き改革など場所を問わない働き方に注目する人が増えています。

地方への移住者も増える中で、徳島県神山町が地方創生の聖地と呼ばれている事をご存知でしょうか?様々な働き方が増えている日本で、地方創生の聖地と呼ばれる神山町はどんな街なのか、理由なども含めて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

神山町ってどんな街?

 

それでは早速、神山町ってどんな街?という点から解説していきましょう。神山町は、徳島県内で9番目に面積の大きい街です。自然豊かな場所でもあり、町の80%以上は山々が占めています。

徳島県で伝承されている阿波人形浄瑠璃が頻繁に上映されていた場所でもあり、江戸時代から明治時代にかけては農民の娯楽として地元の神社では度々催されていました。近年では、都市部からの移住者が増えており、IT系のベンチャー企業や起業家が集まる街としても注目を集めています。

 

地方創生の聖地と呼ばれる理由

 

では次に、神山町が地方創生の聖地と呼ばれる理由について解説していきたいと思います。

 

全国でもトップレベルの高速ブロードバンド

神山町は、全国でもトップレベルの高速ブロードバンドを実現している街でもあり、光ファイバー網とケーブルテレビ網はカバー率98.8%です。山奥でもWi-Fiが飛んでおり、都心部の数倍の通信速度を誇っています。

ケーブルテレビの普及率は、平成28年までに89.8%となっており5年連続で全国1位を獲得していました。総務省のICT地域活性化事例100選にも選ばれており、IT企業のオフィス開設に必要な環境の整備が進んでいるのです。

 

「WEEK神山」充実したテレワーク環境

神山町には、株式会社プラットイーズが作った「WEEK神山」という企業向けの施設があります。これは、テレワークを導入した企業に向けて、新しい働き方が体験できる滞在拠点として利用できる施設となっており、充実したテレワーク環境が整っています。

宿泊棟は、合計22人の宿泊が可能で自然豊かな環境の中、寝泊まりしながら「いつもの仕事を、違う場所で」というコンセプトのもと働くことが可能となっています。

 

高専設立でIT人材の育成

神山町は、2019年6月から高専設立に向けた本格的なプロジェクトをスタートさせており、2023年4月の開校を目指しています。今後、さらに必要となってくるデザインエンジニアを育てて、様々な場面で必要とされるIT人材の育成に力を入れます。

最終目標としては、神山町から未来のシリコンバレーが生まれる事を目標としており、生徒1人1人のスキルをアップさせ学んだスキルを神山町の問題解決にも繋げる事が出来るように教育に力を入れて行く予定です。

 

神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス

神山町には、空き家になってしまっていた縫製工場をリノベーションし、コワーキングスペースとして利用できるように作り替えた「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」という施設があります。

これは、NPO法人グリーンバレーが運営している施設で、様々な業種の企業や個人で働いている人達を集め、成長するオフィスをコンセプトに運営されています。

神山町発の新しいイノベーションを作る事を目的としており、今後さらに時代の流れと共に変化出来るよう成長する余地を残しつつオフィスとして使用できるような施設となっているのです。

 

神山町にサテライトオフィスがある企業

 

それでは最後に、神山町にサテライトオフィスがある企業をご紹介していきましょう。

・2010年10月オフィス開設:Sansan(IT関連)
・2012年3月オフィス開設:ダンクソフト(IT関連)
・2012年3月オフィス開設:ブリッジデザイン(IT関連)
・2012年5月オフィス開設:ソノリテ(サービス)
・2012年10月オフィス開設:キネトスコープ社(IT関連)
・2013年7月オフィス開設:ドローイングアンドマニュアル(デザイン)
・2013年7月オフィス開設:プラットイーズ(番組制作&IT)
・2013年7月オフィス開設:えんがわ(コンテンツ制作)
・2014年8月オフィス開設:リビングワールド(デザイン・商品開発)
・2015年2月オフィス開設:JAZY国際特許事務所(知財コンサル)
・2016年5月オフィス開設:パイロット(IT関連)
・2016年9月オフィス開設:TERADA 3D WORKS(自動車モデリング)
・2016年9月オフィス開設:MORIG CHOWDER(デザイン)
・2016年9月オフィス開設:フィッシュグローブ(IT関連)
・2016年11月オフィス開設:モノサス(IT関連)
・2017年5月オフィス開設:代官山ワークス(サービス)

 

まとめ

 

さて今回は、地方創生の聖地と呼ばれる神山町について詳しく解説してみました。神山町は、自然豊かな環境が溢れる街でありながら、都心部にも匹敵する充実したテレワーク環境が整っている街でもあります。

テレワークには欠かせない高速ブロードバンドをはじめ、今後のIT産業に必要な人材の育成まで幅広く新しい働き方に適応出来る取り組みを進めています。若い世代の移住者が増えて行く中で、今後も神山町は成長を続けて行く街として注目されているのです。

 

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