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神山まるごと高専とは?徳島の田舎にできるこれまでにない新しい学校!?

徳島県情報

2022.09.25 / 最終更新日:2022.11.01

自然豊かな場所として観光地としても人気のある徳島県ですが、神山という田舎町で新しい人材を育成する「神山まるごと高専」という学校が新たに開校されます。5年生の全寮制で1学年40人となっており、起業家精神などを中心に人材の育成を図る学校として注目されているのです。

そこで今回は、開校が注目されている「神山まるごと高専」について詳しく解説していきたいと思います。

 

神山まるごと高専とは?

 

それでは早速、神山まるごと高専とはどのような学校なのか?という点から詳しく見ていきましょう。

 

学校概要

神山まるごと高専の基本情報は、下記の通りです。

・名称:神山まるごと高等専門学校
・開校予定日:2023年4月1日
・定員数:1学年40人(全寮制)
・開校予定地:神山中学校
・就学スタイル:テクノロジーとデザイン/アントレプレナーシップ

テクノロジーとデザインで、「人間の未来を変える学校」というコンセプトのもと、10代の時期だからこそ今の時代に必要な分野を同時に学ぶ事が出来る学校を目標に、人材育成を図ります。

インプットだけでなく、アウトプット重視の授業は実践的なスキルを身につけて未来を変える力を身につけた独自の人間を育成します。成功と失敗どちらからも経験として、まるごと学習するスタイルを目標としています。

 

特徴

では次に、神山まるごと高専の特徴について解説していきましょう。「高専」は現在非常に注目されている学びのスタイルと言われており、受験がない5年間で集中的に学べるようになっているのが特徴です。

同世代の仲間と共に生活する事で、コミュニケーション能力や人間力を日常生活の中から学ぶ事ができ、実践向きの人間へと成長を促します。「創る」力を基本に、「モノ」をより魅力的にするデザイン力と「コト」を起こすためのアントレプレナーシップまで、自由に学べる環境だからこそ大人として必要な責任感も培われる事になります。

 

カリキュラム

神山まるごと高専のカリキュラムは、講義時間が1時限を90分とし、30週の2学期制を採用しています。アクティブラーニング型の講義と課題解決型の実践的な学習を組み合わせたものになっています。

テクノロジーでは、「プログラミング」「アルゴリズム」「電子工学」「loT」「AI」「データ分析」「セキュリティ」を学びます。デザインでは、「デッサン」「Webデザイン」「UIUXデザイン」「建築設計」「映像」「3DCG」「ゲームエンジン」を学びます。

起業家精神では、「リーダーシップ」「マインドフルネス」「レジリエンス」「コラボレーション」を学びます。そして総合力として、「リベラルアーツ」「問題発見」「課題解決」「総合的な実践」を学びます。このように、神山まるごと高専では実践を重視した授業カリキュラムとなっているのです。

 

神山まるごと高専開校までの道のり

 

では次に、神山まるごと高専開校までの道のりをご紹介していきましょう。プロジェクトのスタートは、2018年まで遡ります。大人たちが理想の学校や人材について夢を語り、そして2019年にスタートに向けての第一歩を踏み出す事となります。

新しい取り組みは注目され、2020年になって先生たちを探し始め徐々にたくさんの支援が集まるようになります。理事長が、資金調達など奔走し、コンセプトを広く知ってもらうための活動が2021年から始まりました。

神山まるごと高専は、同町にサテライトオフィスを構えるクラウド名刺管理の「Sansan(サンサン)」の寺田親弘社長らが中心となって開校に向けて準備を進めていて、学校長にはZOZOの前身「スタートトゥデイ最高技術経験者(CTO)を経験した大蔵峰樹氏が就く事になっています。

同時多発する問題を、一からその道の途上の人間が集まって知恵を出し合いながらつくり上げていく様子は、まさに神山まるごと高専が目指している姿でもあります。2021年時点で、1,611名のサポーターが応援してくれるまでになり、いよいよ2023年の開校に向けて最終段階へと突入しているのです。

 

神山まるごと高専が目指す人物像

 

神山まるごと高専が目指している人物像は、現代社会において欠かす事の出来ない「テクノロジー」「デザイン」「起業家精神」で、モノを作る力でコトを起こせる人物です。どんな場所でも、自分で生きていける力を持つ人間の育成を目指しているのです。

 

徳島の神山に高専開校をする理由

 

徳島県の神山に高専開校をする理由は、神山が日本の里山でありながら、独自活最先端の取り組みを数々成功させている町だからです。新しい挑戦として神山まるごと高専を設立するにあたって、自然や地球の営みを感じながら最先端の技術を学び未来へ繋げるために神山が選ばれたのです。

 

まとめ

 

さて今回は、徳島県の神山に2023年に開校する「神山まるごと高専」について詳しく解説してみました。今までの教育方針とは異なり、これからの未来を自分の手で作り上げていける人材を育成していく事を目標にした学校。5年間の集中的な学びの中で、これからの日本を背負っていく人材が多く輩出されそうですね。

 

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