不動産用語集:か行

買い換え特約

不動産の買主が、別の不動産を売却した代金をもって当該不動産の購入費用に充てることを「買い換え」という。別の不動産の売却が不調に終わった場合は、買主は不動産を購入する契約を解除し、契約を白紙に戻すことができるという特約を盛り込むことがある。こうした特約を「買い換え特約」と呼んでいる。

外構

「エクステリア」と同じ意味である。門、塀・垣根、庭木など、建物の外に設ける工作物。

開口部

壁・床・屋根に設けられた開口部分のこと。窓、出入口、天窓などを指す。

解除条件

法律行為の効力消滅に条件が付されている場合であり、解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う。

改築

建築物の全部もしくは一部を除却すると同時に、これと同様の規模・構造の建築物を建てることをいう。

開発許可

宅地造成等(開発行為)を行なう際に必要とされる許可のこと。都市計画法に基づく制度である。

買戻

債務者の所有する不動産を、債務者が債権者に譲渡し、債務を全額弁済すると同時に債務者が債権者からその不動産を買い戻すという制度である。

買戻特約

私法上の概念で、「売主が代金額および契約の費用を買主に返還することによって売買契約を解除し、目的物を取り戻すことができる」とする特約をいう。

解約

法律行為の一つで、意思表示により契約関係を消滅させることをいう。意思表示の時点から将来に向けて契約消滅の効果が生じる。

解約手付

手付の一種で、手付の放棄(または手付の倍額の償還)によって、任意に契約を解除することができるという手付のこと。

カウンターキッチン

キッチンとダイニングルームの間に、料理などをやりとりできるカウンター(台)を設置する方式又はその方式で造られたキッチンをいう。

家屋番号

不動産登記に当たって建物に付される番号。登記された建物を識別するための番号である。建物の位置を示す住居表示とは異なるので、注意が必要。

価格査定

不動産の売却を媒介する場合に、依頼者に助言するなどのため取引価額を算出する行為をいう。

家具・家電付き賃貸

家具や家電が備えられている賃貸住宅をいう。備え付けられている家具・家電は、一般的に、ベッド、ソファ、ダイニングセット、カーテン、テレビ、照明器具、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫などであるが、契約前に確認する必要。

火災保険

火災による損害を補填するための保険。火災保険契約を締結すれば、住宅、家財、店舗、工場、事業用資機材等が火災によって消失、損傷した場合に、生じた損害に対して保険金が支払われる。

瑕疵担保責任

売買契約や請負契約の履行において、引き渡された目的物が種類または品質に関して契約の内容に適合しない場合に、売り主・請負人が買い主・注文者に対して負うこととなる責任。債務不履行により生じる責任のひとつで、目的物が特定物(その固有性に着目して取引され代替性がない)である場合の「契約不適合責任」と同義である。

貸主

不動産の賃貸借契約において、不動産を貸す人(または法人)を「貸主」という。

割賦販売

売買代金を分割して、一定の期間内に定期的に支払う販売方法をいう。

壁心・壁芯

建物の床面積を測定する際に、壁の厚みの中心線を想定し、この中心線に囲まれた面積を「床面積」とする考え方のこと。「壁芯」と書くこともある。

仮差押

債権者が金銭債権を持っているとき、債務者が返済を滞納している等の事情があり、債務者の財産状況が著しく悪化していることが明らかである場合には、債権者は裁判所に対して、債務者の財産(不動産など)の売却等を一時的に禁止することを申請し、裁判所は債務者に対して、財産の売却等を当分の間行なわないよう命令する。この裁判所の命令を「仮差押」と呼んでいる。

仮登記

所有権移転登記などを行なうことが何らかの理由でできない場合に、仮に行なう登記のことを「仮登記」という。

管理会社

不動産所有者の委託により、その所有する不動産の管理業務を行なう企業をいう。管理業務の内容は、設備の保守・点検、防火・警備、賃料や共益費の徴収、諸料金の支払いなど(経理事務)、テナントの募集、賃料の改定、修繕計画の立案など(経営的業務)がある。

管理組合

分譲マンションなどの区分所有建物において、区分所有者が建物および敷地等の管理を行なうために区分所有法にもとづいて結成する団体のこと。

北側斜線制限

北側隣地の日照の悪化を防ぐため、建築物の北側に課せられる制限。

旧耐震基準

建築物の設計において適用される地震に耐えることのできる構造の基準で、1981(昭和56)年5月31日までの建築確認において適用されていた基準をいう。

京間

主に関西で用いられてきた、日本の伝統家屋の基本モジュールのこと。関東間よりもやや広い。京都、大阪を中心に主に関西以西で用いられる。

共益費

賃貸集合住宅の入居者や事務所ビルのテナントが、建物の賃料とは別に負担する費用をいう。

境界

土地は、その表示登記に当たって筆に区分され地番が与えられるが、地番と地番の境が境界である。

共有

私法上の概念で、複数の者が、同一の物を同時に所有している形をいう。共有物に対する各共有者の権利を「持分」または「持分権」と呼び、それぞれ単独で自由に持分を譲渡することができる。また、共有者の氏名を「共有名義」という。

虚偽表示

本人が相手方と通じて、虚偽の意思表示をすることをいう。虚偽表示は、本人の有効な内心的効果意思を欠くので、原則として無効となる。

居室

居室とは「居住、作業、娯楽などの目的のために継続的に使用する室のこと」である。一般の住宅の場合、居室とは「居間」「寝室」「台所」である。

クーリングオフ

一定期間、無条件で契約の申込みの撤回または解除ができる制度。消費者を保護するための措置で、訪問販売、電話勧誘販売などに適用されるが、一定の宅地建物の取引もその対象となる。

区域区分

都市計画によって、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域とに区分することをいう。

クッションフロア

プラスチック系床材のうち、塩化ビニル系床材であって、発泡層を含んでいる厚さ2mm前後のプラスチックシートのことを「クッションフロアシート」または「クッションフロア」と呼んでいる。

区分所有

分譲マンションのように、建物が独立した各部分から構成されているとき、その建物の独立した各部分を所有することを「区分所有」という。

クローゼット(CL)

衣類や生活雑貨を収納するために間取りされた空間。英語のClosetで、「クロゼット」ともいう。

クロス

天井や壁などの仕上げ材として用いられる薄い布製の装飾用壁紙のこと。

CATV(ケーブルテレビ)

通信ケーブルによってテレビ番組を各家庭へ送るサービスをいう。

経年劣化

時間とともに品質が低下すること。雨風・湿気・温度変化・日照などによる品質の低下だけでなく、通常の方法で使い続けることによる摩滅、汚れ等の損耗も経年劣化である。

競売

債権者が裁判所を通じて、債務者の財産(不動産)を競りにかけて、最高価格の申出人に対して売却し、その売却代金によって債務の弁済を受けるという制度のこと。

契約

対立する2個以上の意思表示の合致によって成立する法律行為のこと。

契約の解除

契約締結時にさかのぼって契約を解消すること。ただし、賃貸借契約のように継続的な契約の場合には、契約の効果は将来に向かってのみ解消するため、解約ということが多い。

軽量鉄骨

正式名称は「軽量形鋼」。厚さ6mm未満の鋼板を、複雑な形状に折り曲げてつくった鋼材のことである。

軽量鉄骨構造

軽量鉄骨構造とは、次のような特徴を持つ鉄骨構造である。1.軽量鉄骨を柱・梁として使用する。2.ブレース(brace:留め具)で柱・梁を対角線につなぐことにより、水平方向の外力に対抗できる構造をつくる。3.木質系パネル・軽量気泡コンクリートパネル・窯業系パネルなどで壁・床を構成する。「軽量鉄骨構造」は、一般住宅やアパートに使用されることが多い。

下水道

下水を排除するために設置する施設の総称で、配水管等、処理施設、ポンプ施設などから構成される。

原状回復

ある事実がなかったとしたら本来存在したであろう状態に戻すことをいう。不動産では、賃貸借契約が解除された場合に、契約締結以前の状態に戻さなければならないとされる原状回復義務を負う。しかし、契約に定められた使用方法に従って通常の使用をしていれば、経年劣化があってもそのまま返還すればよい。

建築確認

一定の建築物を建築(増改築を含む)しようとするときに、工事の着手前に、建築計画が法令で定められた建築基準(建築物の敷地、構造、設備および用途に関する最低の基準)に適合している旨の確認を受けなければならないとする制度、または当該確認行為をいう。

建築許可

市街化調整区域での建築であって、開発行為を伴わないものに対する建築の許可をいう。

建築構造

「荷重や外力に対抗するために必要な部分の組み合わせ」のことである。端的にいえば、「建物の骨組」のこと。

建築構造

土地を売るに当たって、一定期間内に売り主または売り主が指定する者との間で当該土地に建物を建築する請負契約を結ぶことを条件にしている。指定期間内に建築請負契約が締結されない場合は、契約は白紙解除となり、預かり金などは全額返還される。

建築不可

再建築や新たな建築が不可能であることをいう。市街化調整区域の土地も、開発許可の条件に該当しない限り建築不可である。

建ぺい率

建築面積を敷地面積で割った値のこと。建築する建物の建ぺい率の限度は、原則的には用途地域ごとに、都市計画によってあらかじめ指定されている。

甲区

登記記録において、不動産の所有権に関する事項を記載した部分のこと。

更新料

賃貸借契約に基づき、賃貸期間更新に当たって、借主が貸主に対して支払う金銭である。

更新手数料

借家契約の期間更新に際して、そのための事務費用として支払う金銭。「更新事務手数料」ともいう。

高齢者専用賃貸住宅

高齢者の入居を拒まない賃貸住宅(高齢者円滑入居賃貸住宅)として登録されたもののうち、専ら高齢者を賃借人とする賃貸住宅として登録されたものをいう。

固定資産税

毎年1月1日現在において、土地・家屋等を所有している者に対し、市町村が課税する地方税のこと。

混合水栓

給水栓の一つで、湯と水とを一つの吐水口から出すもの。用途別に浴室用、キッチン用、洗面用があり、湯と水それぞれのハンドルのあるツーハンドル、一つのレバーで操作できるシングルレバーなどがある。

コンシェルジュ

不動産では、マンションの居住者に対して各種サービスを提供する担当者をコンシェルジュと称する場合がある。この場合、コンシェルジュは、マンションの管理に当たるのではなく、対人サービスに携わる。