不動産用語集:あ行

RC造

鉄筋コンクリート造のこと。鉄筋は引張力に強く、コンクリートは圧縮力に強いという両者の利点を生かし、鉄筋でコンクリートを補強した構造。高層建築になるほど下層部分の柱、梁を太くする必要があるので全体重量が増加するため、多くは中層建築物の建設に用いられる。

IHクッキングヒーター

IHとは、Induction Heaterの頭文字を取ったもので、「電磁誘導加熱器」という意味。電磁誘導により加熱を行なうため、磁力の影響を受けやすい調理器具を使用する必要がある。アルミ鍋、銅鍋、土鍋、耐熱ガラス鍋などは使用することができない。また、鍋底が平らでない鍋(中華鍋など)も使用できない。

IoT

IoTとは、インターネット・オブ・シングスの略。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。これによって、広範な分野で、自動的な判断、認識、制御等やそれらの統合・連携が可能になるとの期待がある。

IT重説

不動産取引における重要事項説明を、インターネット等を利用して対面以外の方法で行なうこと。宅地建物取引業法が定めている重要事項説明における対面原則の例外である。IT重説の導入に当たっては、宅地建物取引士が実際に説明すること、双方向で確実にやりとりができること、関係書類を十分に確認できることなどの要件を満たすとともに、消費者が不利益を被らないよう措置する必要がある。

IP電話

インターネットをベースとした格安の音声電話サービスのこと。IP電話に加入するためには、利用者が光ファイバー・CATV・ADSLという高速の情報通信サービスに加入していることが必要になる。

アイランドキッチン

壁に接することなく独立して設置されたキッチン。部屋の中で島(英語でアイランドIsland)のような形となることから名づけられた。

青田売り

元来は「稲が十分に成熟しないうちに収穫高を見越してあらかじめ産米を売ること」の意味であるが、不動産業界においては、未完成の宅地あるいは建物の売買等をいう。青田売りについては、宅建業法により広告の開始時期の制限(同法33条)、工事完了時における形状・構造等の書面による説明(同法35条1項5号)、契約締結等の時期の制限(同法36条)、手付金等の保全(同法41条)の規制を受ける。

空き地バンク・空き家バンク

空き家・空き地の物件情報が登録され、検索できる情報システム。地方自治体が運営していることが多い。

空家に係る譲渡所得の特別控除

相続した空家の譲渡利益に対する所得税について、課税を軽減する措置。課税の軽減は、譲渡所得を計算するとき、譲渡利益から3,000万円(譲渡利益が3,000万円未満のときはその額)を控除する方法で行なう。特別控除が適用されるのは、相続開始の直前まで被相続人が住んでいた居住用家屋とその敷地を譲渡する場合であって、相続が開始した日から3年を経過する日の属する年の年末までに譲渡するなど一定の条件を満たす場合に限られる。

アスベスト

石綿(せきめん・いしわた)のこと。建築素材として、断熱材、保温材、耐火材として大量に利用されていたが、石綿の繊維を肺に吸入すると、肺がんや中皮腫の原因となることがわかり、1975年には吹き付け使用が禁止され、以後、段階的に使用の規制が強化 されて2006年には全面的に輸入・製造・使用等が禁止された(代替品が確立していない特定の部材については例外的に確立までの間は禁止が猶予されている)。

頭金

購入代金を分割して支払うときに最初に支払う代金。通常、商品引き渡しの際に支払われる。頭金は、以後支払う分割代金よりも多額であることが多い。

アパート

英語の「アパートメント(apartment)」を略した言葉。1階建てもしくは2階建ての共同住宅で、建築構造が木造または軽量鉄骨構造のものを一般的に指している。しかし、2階建ての共同住宅であっても、重量鉄骨構造のものがあり、最近ではマンションとアパートの外観上・構造上の区別がつきにくくなってきている。

雨戸

家の外回りに設置される窓のない戸。風雨の吹込み防止や防犯のために用いられる。

雨どい

屋根面を流れる雨水を地上や下水に導くための溝形や管状の部材のこと。

安心R住宅

安心に関する一定の要件を満たす旨の標章(マーク)を使用することのできる住宅。標章の付与は、国土交通省の告示(特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度)に基づいて登録された事業者団体が行なう。「安心R住宅」の「R」は、Reuse(リユース)・Reform(リフォーム)・Renovation(リノベーション)の意味である。

一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「共同住宅」「集合住宅」という。

移転登記

所有権移転登記のこと。所有権移転登記とは、不動産の売買取引において、不動産の所有権が売主から買主に移転したことを公示するための登記である。

居抜き

店舗や工場などを、その内部の商品、設備、什器備品などを設置したままの状態で売買・賃貸すること。そのまま内装や設計設備等が付帯するので、比較的早期で資金も抑えて営業開始できる。

違約金

不動産の売買契約では、当事者の一方が債務を履行しない場合には、債務の履行を確保するために、その債務を履行しない当事者が他方の当事者に対して、一定額の金銭を支払わなければならないと定めることがある。このような金銭を「違約金」と呼ぶ。

違約手付

手付の一種で、債務不履行が発生した場合には、手付が没収される(または手付の倍額を償還する)という手付のこと。

遺留分

被相続人の兄弟姉妹以外の相続人に対して留保されなければならない相続財産の割合をいう。

印鑑証明書

捺印された印影が、あらかじめ届けられた印影と同一であることを証明する官公署の書面。届出できる印鑑は一つに限られている。印鑑届けをした印影を生む印が「実印」である。重要な契約などの際に、本人であることを証明するため必要とされる場合が多い。

印紙税

契約書、受取書、証書、通帳などを作成する際に課税される税金。国税である。

インスペクション

既存住宅を対象に、既存住宅状況調査技術者講習を終了した建築士が構造の安全性や劣化の状況を把握するために行なう検査・調査をいう。目視等を中心とした現況把握のための検査、耐震診断等の破壊調査を含めた詳細な調査、性能向上等のための調査など、目的に応じて異なった内容で実施される。

インターホン

マンションにおいて共用玄関と各戸のあいだで通話するなど、建物の内外で通話するときに用いられる、交換機なしで相互に通話できる電話装置。

インテリア

本来は、建物の内部空間の全体を指す言葉。住宅の場合でいえば、室内の天井・壁・床の内装材と、家具・調度品のすべてが「インテリア」であるが、一般的には、家具と調度品のみを「インテリア」と呼ぶことが多い。

インナーバルコニー

屋外に開かれた部屋状の空間。形状はベランダと似ているが、部屋として利用でき、原則としてその床面積は容積率に算入される。

ウィークリーマンション

家具、家電製品、食器・調理器などが備わっていて、一時的な滞在の便を満たすことができる短期間の居住のために賃貸されるマンションをいう。「短期賃貸マンション」ともいわれる。

ウォークインクローゼット(WIC)

ウォークイン、歩いて入れるクローゼットのこと。ウォークインクローゼットは造り付け家具・部屋の意味に使われることが多い。

請負契約

当事者の一方がある仕事を完成することを、相手方がその仕事の結果に対して報酬を支払うことをそれぞれ約束する契約。

内金

内金とは、売買契約が成立した後に、売買代金の一部として買主から売主へ交付される金銭のこと。手付が売買契約が成立する際に交付されるのに対して、内金は契約成立後に交付されるという違いがある。

内法

内法(うちのり)と読む。建物の床面積を測定する際に壁の厚みを考慮せず、壁の内側の部分の面積だけを「床面積」とする考え方のことである。

ウッドデッキ

縁側を拡大した天然木材(ソフトウッド・ハードウッド)もしくは木材と樹脂を混合した合成木材建物である。リビングと一体化させてアウトドアリビングを楽しむことが流行している。

売建住宅

開発した宅地を分譲する際に、同時に宅地の購入者がその宅地に建設する住宅を分譲事業者に発注する方法で建てられた住宅をいう。

売主

不動産の売買契約において、不動産を売る人(または法人)を「売主」という。

売渡証書

不動産の売買契約の内容を簡潔に要約した書面のことを「売渡証書」という。

売渡承諾書

不動産の売買において、当該物件を売り渡す意思があることを表明する書面で、売主が買い受け希望者に対して交付する。書面には、売り渡し価格や売渡条件等が記載されている。

上物

土地の上に建物が存在しているとき、この建物を「上物」と呼ぶ。不動産広告においては、土地の上に家屋が存在する場合について「上物あり」と表現することがある。

営業保証金

宅地建物取引業者が営業を開始するにあたって、供託所に供託しなければならない金銭。この保証金は、宅地建物取引業者との取引によって生じた債権の履行を担保する機能を果たす。

エクステリア

本来は、建物の外観や建物の外壁を指す言葉であるが、不動産業界・建築業界では、建物の外周りに設置される工作物等を総称して「エクステリア」と呼んでいる。具体的いえば、門扉、塀、生垣、庭、カーポートなどのことである。

エコキュート

ヒートポンプ(熱媒体の圧縮・膨張サイクルによって低温の熱を高温に移す技術)を利用して、大気の熱で湯を沸かして給湯する機器。

SRC造

「鉄骨鉄筋コンクリート構造」という意味である。鉄筋コンクリートに、鉄骨を内蔵させた建築構造。

S造

Sは「Steel」のことであり、「鉄骨構造」という意味である。柱と梁を「鉄骨」で作り、壁・床に「木質系パネル」「軽量気泡コンクリートパネル」「窯業系パネル」など使用した構造のこと。

LDK

「リビング・ダイニング・キッチン」のこと。最低必要なLDKの広さの目安は、居室(寝室)数が1部屋のときには8畳、2部屋以上のときには10畳以上とされている。

LPガス

可燃性炭化水素を圧縮し液化した燃料で、Liquefied Petroleum Gasの略語。日本では「液化石油ガス」と訳され、「プロパンガス」も同じ意味で使われている。

縁側

建物主要部の外側に張り出した板敷きの空間。「縁」は「へり・ふち」という意味である。

エントランス

建物の入り口や玄関のこと。マンションや商業ビルでは、その建物の印象に強い影響を及ぼすことが多い。

オートロック

ドアを閉じると自動的に施錠するしくみ。マンションの出入口、ホテルの部屋などで使われている。

オーナーチェンジ

賃貸住宅の所有者が、賃借人が入居したままその建物を売却することをいう。

オープンハウス

販売しようとする物件の内部を一定の期間、担当営業員が常駐して、買い希望客に公開するという販売促進活動を指す。

オール電化システム

住宅内の熱源、例えば調理、給湯、冷暖房などに必要な熱をすべて電気で賄うシステムをいう。

追いだき・追い焚き

風呂の湯の温度が時間の経過や入浴により低下したときに、温度を上げるために風呂の湯を再度加熱することを「追いだき」という。

奥行

建物や宅地の前面道路に接する境界から、その反対側の境界までの距離。

押入れ

部屋の一部分をふすま、または戸で仕切った空間で、寝具、衣服等の生活用品を収納する場所。

乙区

登記記録において、不動産の所有権以外の権利に関する事項を記載した部分のこと。

踊り場

階段の途中に設けられた踏面の広い段のこと。階段を昇降するときの危険防止や階段の方向を変えるときに付ける。

温水洗浄便座

「シャワートイレ」「ウォシュレット」などと呼ばれる。温水を噴出して肛門等を洗浄する機能のある便座。

オンライン申請(不動産登記)

不動産登記を、インターネットを利用したオンラインで申請することをいう。法律上の名称は「電子申請」。不動産登記法の改正(2005年3月施行)によって創設された申請方法である。