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賃貸の仲介手数料無料・半額の仕組みとは?注意点を説明します。

賃貸申込・契約

2023.05.31 / 最終更新日:2023.05.31

賃貸住宅に入居する際、仲介手数料を請求されるケースは多いと思います。しかし、中には仲介手数料が無料や半額になる事もあり、どのような仕組みになっているのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、賃貸の仲介手数料無料・半額の仕組みとは?というテーマで、注意点なども併せて解説していきたいと思います。賃貸の仲介手数料について、疑問に思っているような人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

賃貸の仲介手数料とは?

 

それではまず、そもそも賃貸の仲介手数料とはどのようなものなのか?という点から解説していきましょう。仲介手数料とは、簡単に説明すると不動産会社が行った仲介業務に対する成果報酬の事を指します。

賃貸を契約する時には、賃貸借契約を結びますが、その際に借主と貸主の間に入って仲介役になるのが不動産会社です。スムーズに契約が進むように仲介としてサポートし、無事に部屋の契約が行われると対価として仲介手数料が不動産会社へ支払われるのです。

 

仲介手数料無料の仕組み

 

さて、賃貸の契約では必要と思われる仲介手数料ですが、物件によっては仲介手数料が無料というケースもあります。ここでは、仲介手数料が無料になる仕組みについて解説していきたいと思います。

仲介手数料が無料になる場合というのは、「貸主が負担してくれている」場合と、「不動産会社が貸主または自社管理物件である」という場合の2つのケースが考えられます。

1つ目の「貸主が負担してくれている」ケースですが、そもそも仲介手数料は基本的には貸主・借主どちらから受け取っても良い事になっており、仲介手数料の上限が守られていればどちらが支払っても問題ありません。

そのため、早く空室を埋めたい貸主の場合は、自らが仲介手数料を負担し借り手が早く見つかるようにしている事があるのです。このような場合は、貸主が仲介手数料を負担してくれているので、借主は仲介手数料無料という形になるわけですね。

そして2つ目の「不動産会社が貸主または自社管理物件である」というケースでは、不動産会社が所有・管理している物件を貸し出す場合、そもそも仲介業務自体が発生しないのでその対価として支払われる仲介手数料も発生しません。

このようなケースでは、不動産会社に仲介手数料を支払う必要がないので仲介手数料無料となるわけです。

 

仲介手数料半額の仕組み

 

では次に、仲介手数料半額の仕組みについて解説していきたいと思います。先ほどは、仲介手数料無料のケースを説明しましたが、無料までいかなくても半額になる事もありますよね。

そのようなケースの仕組みを説明していきます。仲介手数料は、宅建業法で家賃1.1ヶ月分までが上限と定められており、上限を超えなければ価格設定は低い分には問題ないとされています。

そのため、仲介手数料の金額は不動産会社次第とも言え、半額にする事も可能なのです。しかし、基本的に人気のある物件の仲介手数料を半額にする不動産会社は少なく、多くは空室が目立つ物件や立地条件があまり良くないような物件が多いように感じます。

 

賃貸の仲介手数料無料・半額の際の注意点

 

それでは最後に、賃貸の仲介手数料無料・半額の際の注意点について解説していきたいと思います。

 

立地や間取りを確認する

1つ目は、立地や間取りを確認するという事です。先ほども触れましたが、仲介手数料無料や半額にする物件というのは、基本的には空室を早くなくしたい時に取り入れられるものです。

そのため、立地条件が悪かったり、使いやすいような間取りではないようなケースがあるので、事前にしっかりと確認しておく必要があるのです。

検索サイトの写真やオンライン上での地図では、現地の状況と異なる部分がある可能性もあり、いざ契約してから思ったのと違うという事になっても困ります。可能ならば、物件のある場所まで足を運び、実際の様子を自分の目で確かめると安心です。

 

家賃相場を確認する

2つ目は、家賃相場を確認するという事です。仲介手数料無料・半額の物件は、その他の費用で賄おうとしているケースもあるため、周辺物件の家賃よりも高めに設定されている可能性があります。

そのため、同じ程度の周辺物件の家賃相場を把握しておく事も重要です。また、家賃だけでなく敷金・礼金や管理費など、初期費用に含まれる項目はしっかり確認しておきましょう。

 

サービス内容などトータルコストを確認する

3つ目は、サービス内容などトータルコストを確認するという事です。仲介手数料は、不動産会社からすると大切な収入源でもあるので、仲介手数料無料・半額になっている分、トータル的なサービス内容が薄い可能性があります。

例えば、書類の作成などの費用を請求されたり、仲介手数料と変わらないコストを他で補っているケースもあります。そのため、仲介手数料が無料や半額でも、トータルコストがかかってしまっては意味がないので、全体的な費用を確認するようにしましょう。

 

見積もりで不要な費用がないか確認する

そして4つ目は、見積もりで不要な費用がないかを確認するという事です。多くの場合は、実際に契約を締結する前に見積もりを出してもらいますよね。

項目としては、家賃に関するものや敷金・礼金、共益費などが該当しますが、物件によっては「鍵の交換費用」や「保険会社への加入費用」などがあり、必要以上に付加された費用が含まれている事も多いです。

このような費用は、そのまま確認せずに契約すると費用が高くなる可能性があるので、見積もりを出してもらう際には全体的に不要な費用がないかをしっかり確認するようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、賃貸の仲介手数料無料・半額の仕組みとは?というテーマで、注意点なども併せて解説してみました。賃貸住宅に入居する際は、多くの場合仲介手数料が必要になりますが、中には仲介手数料が無料・半額という物件も存在します。

そのような時に、仲介手数料が無料・半額だからと全体的な費用を確認せずにすぐに飛びつくと、想定していた費用よりもなぜか高くなってしまうという危険性があります。

そのため、なぜ仲介手数料が無料・半額なのか、そしてトータルコストとしてはどうなのか?周辺相場などとしっかり確認・比較してから、契約に進むようにしましょう。

 

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