不動産を売却する機会は、そんなに何度もあるものではないので、いざ不動産売却をしようとした時に色々と悩みが出てくると思います。不動産売却を進めていく中で、同じ場所に相談しても良いのか、状況別で相談先を変えた方が良いのか迷いますよね。

そこで今回は、不動産売却は誰に相談するべきなのか、また悩みや状況別の相談先を詳しく説明したいと思います。これから、不動産売却を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

不動産売却のステップごとの相談先

 

それでは早速、不動産売却のステップごとの相談先をご紹介していきたいと思います。不動産売却は、以下のような手順で進めていきます。

①不動産売却を不動産会社に依頼する
②媒介契約を結ぶ
③販売活動を開始する
④売買契約を締結する
⑤契約後の引き渡し・決済
⑥確定申告を行う

このような流れで、不動産売却を進めていきますが、それぞれのステップによって、悩みが出た時の相談先が異なります。不動産売却の全体的な流れや、方法について悩んだ場合は、不動産会社に相談します。

そして、売却する不動産の価格設定などについては、不動産鑑定士に相談します。不動産の所有権や登記変更などの手続きに関しては、司法書士に相談します。不動産売買において、相手方と売買契約書の中身と違うなどのトラブルが起こった場合などは、弁護士に相談します。

不動産の登記や測量など、土地の境界確定に関する事は、土地家屋調査士に相談します。そして、確定申告など不動産売却に関する税金の事は、税理士に相談します。このように、それぞれのステップごとに、相談先が異なるので、どれについて悩んでいるのかを確認してから相談する必要があるのです。

 

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悩みや状況別の相談先

 

さて、ステップごとの相談先をご紹介しましたが、ここではさらにそれぞれについて詳しく解説していきます。

 

不動産売却の流れややり方は「不動産会社」

不動産会社は、不動産売却をする上で最初に相談する相手となります。不動産会社は、不動産売却に必要な、契約書の作成や広告活動・売却活動や引き渡しに至るまでお世話になる存在です。専門的な分野になってくると、不動産会社では対応出来ない事も出てきますが、初歩的な内容に関してはまずは不動産会社に相談すれば間違いないでしょう。

 

不動産の価値については「不動産鑑定士」

不動産売却する為には、価格査定をしてもらう必要がありますが、これは不動産鑑定士に相談します。不動産鑑定士の鑑定は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づいて行われます。不動産鑑定士に鑑定を依頼すると、相続の際や親族間でもめてしまった時などに、裁判所でも使う事が出来る公的な書類である「不動産鑑定評価書」を作成してもらえます。

 

登記変更などの手続きや権利関係は「司法書士」

不動産売却において、所有権移転登記は買主が負担しますが、売渡証明の作成や抵当権抹消登記、売却前の住所変更登記などは売主が行います。このような手続きに関しては、司法書士に相談するのが良いでしょう。

司法書士は、表題登記作成や所有権保存、移転、抵当権設定登記、抵当権抹消登記などの登記に関わる専門家なので、登記に関して困った際は、たいていの問題は解決してくれます。

 

契約上のトラブルに関しては「弁護士」

弁護士は、不動産の売買において相手方とトラブルが生じた際に、代理人として代わりに話をしてくれる役割があります。特に、法律の専門家なので相談費用は少々高いですが、ほとんどの場合対応してもらえます。

 

不動産の登記・測量に関しては「土地家屋調査士」

土地のトラブルで一番多いのが、境界線のトラブルです。売却しようとしている土地の境界が確定していない場合は、不動産売却時に土地家屋調査士に土地の境界確定と測量図の作成を依頼するようにしましょう。

田舎の土地などは、土地が入り組んでいたり、隣地の所有者の所在が分からないという事もあり得ます。こうした場合も、土地家屋調査士に依頼すれば解決してくれます。

 

不動産売却に関する税金などは税理士

不動産売却をして利益が発生すると、その翌年の2月16日~3月15日の間に利益額を計算して、確定申告をする必要があります。不動産売却において、印紙税や登記免許税、譲渡所得税などがありますが、こうした税金に関するものは、税理士に相談すれば確定申告についてのアドバイスがもらえます。

不動産売却では、とても大きな金額が動く事になるので、税金もそれだけ大きくなります。そのような時は、税金の専門家である税理士に相談するようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産売却は誰に相談するべきなのか、また悩みや状況別の相談先などを詳しく解説してきました。不動産売却では、それぞれのステップごとに専門分野が異なります。

今回ご紹介したステップごとの専門家は、その分野におけるプロフェッショナルですので、困った時は相談するようにしましょう。

 

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