現在、中古物件売買の現場では、建物を診断する「インスペクション」の重要性が高まってきています。しかし、インスペクションという言葉を聞いて、どのような事なのか分からないという人も多いでしょう。

具体的な内容や信頼性が分からなければ、自宅を売買する時に不安ですよね。そこで今回は、インスペクションとはどのようなものなのか、また種類や方法などを詳しく解説していきたいと思います。

 

インスペクションとは

 

それでは早速、インスペクションとはどのようなものなのかを説明していきましょう。インスペクションとは、英語で「視察・検査」を意味する言葉です。その中でも、不動産のインスペクションとは、既存住宅の建物状況調査の事を指していて、構造耐力上で主要な部分や雨水の侵入を防止する部分について、専門家が行う調査の事を指します。

2020年4月に、民法改正によって不動産の売買では、インスペクションを活用する機会が増えてきていると言われています。この調査は、「既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士」が、国の定めた既存住宅状況調査方法基準に従って行います。

インスペクションは、売買をする時の参考にするために行い、インスペクションを行う事で、住宅の状態を客観的に提示する事が出来ます。また、適正な価格で査定してもらいやすくなるのもメリットとして挙げられるでしょう。

中古住宅は、もともと定価がなくて、査定する業者によって価格が左右されがちなので、インスペクションを行う事で明確な価格設定の基準を持たせられるという部分でも、大きな役割と言えそうです。

 

インスペクションの種類

 

それでは次に、インスペクションの種類についてご紹介していきたいと思います。

 

既存住宅現況検査(一次的インスペクション)

まず1つ目は、既存住宅現況検査(一次的インスペクション)です。既存住宅現況検査(一次的インスペクション)とは、既存住宅の現状を把握する為の基礎的なものを指します。

目視や非破壊による調査で、その住宅の安全性や生活する上で支障がないか、劣化などの有無の把握が目的です。そのため、既存住宅現況検査(一次的インスペクション)では、不具合の原因追及は目的とされていません。

 

既存住宅診断(二次的インスペクション)

2つ目は、既存住宅診断(二次的インスペクション)です。既存住宅診断(二次的インスペクション)は、破壊検査も含めて、劣化が生じている範囲や不具合が生じている原因などを、総合的に把握するために詳細に行う検査の事を指します。耐震診断などは、この既存住宅診断(二次的インスペクション)に含まれます。

 

性能向上インスペクション

そして3つ目は、性能向上インスペクションです。性能向上インスペクションとは、既存住宅のリフォームの実施する前に、リフォーム業者(設計・施工・改修事業者)が、計画案を作成するのに参考にする為に、建物全体の劣化状況を把握することを指します。

性能向上インスペクションでも、劣化が生じている範囲や不具合の原因を把握するために、破壊検査を行う事もあります。

 

『不動産購入でよくある質問をまとめてみました』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

インスペクションの方法

 

それでは最後に、インスペクションの方法を、売主が行う場合と買主が行う場合に分けて、解説していきましょう。

 

売主が行う場合

まずは、売主がインスペクションを行う場合です。売主がインスペクションを行う場合の流れは、「価格査定」→「媒介契約の締結」→「インスペクションのあっせん」→「インスペクションの実施」→「売却活動の開始」

不動産の売却では、不動産会社に査定をしてもらい、売却をお願いする不動産会社を選びますよね。この契約の事を、媒介契約と呼びますが、媒介契約の締結の際に、不動産会社からインスペクションに関する説明があります。

インスペクションを実施したい場合は、この時に不動産会社からインスペクター(インスペクションを行う既存住宅状況調査技術者)を紹介してもらう必要があります。インスペクターの手配が出来たら、インスペクションを実施して、「合格」か「不合格」かを決めます。合格すれば、そのまま売却活動を始めます。

一方、「不合格」だった場合は、修繕すべきかの判断が必要となりますが、買主が不合格という状況を容認している場合は、問題なく売却する事は可能です。しかし、査定で出された価格は、インスペクションで合格した物件であるという前提なので、売り出し価格の見直しをするなどが必要です。

 

買主が行う場合

では次に、買主がインスペクションを行う場合です。買主が、費用負担でインスペクションを行う際の流れは、「物件の検索」→「媒介契約の締結」→買付証明書の提示」→「インスペクションの売主承諾」→「インスペクションの実施」→「売買契約」または「購入見送り」

買主も、不動産会社と媒介契約を締結した時点で、インスペクションの説明を受けます。買主がインスペクションを希望する場合は、買付証明書を提示するタイミングで、売主にインスペクションの申し出を行うのが一般的です。

売主が、インスペクションの実施を承諾したら、売主と買主の間で合意書を締結して、インスペクションを行います。

 

まとめ

 

さて今回は、中古住宅の売買現場で見る事の多い、「インスペクション」について種類や方法を詳しく解説してみました。実際に、不動産売買の場にならないと、聞き慣れない言葉な為、難しく感じてしまいますが、要はその既存住宅の状況を詳しく調査する為のものです。

売主・買主どちらでもインスペクションは実施する事が出来るので、中古住宅の売買の際は後々のトラブルを避けるという意味でも、実施しておくと安心ですね。

 

『不動産売買でもクーリングオフはできるか?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com

二人暮らし(新婚・カップル・同棲)の部屋探しは、ひとり暮らしの部屋探しよりも難易度が高いと言われています。価値観や、求める部屋の理想像が、それぞれ異なるからです。部屋選びに失敗しないためにも、ある程度ポイントを押さえてから探すことをおすすめします。

この記事では、『二人暮らしの部屋探しのポイント』を解説します。二人暮らしでおすすめの間取りや二人暮らしの部屋探しの失敗例も紹介していますので、是非ご覧ください。

 

二人暮らしの部屋探しのポイント

 

二人暮らしの部屋探しで重要なポイントは、大きく分けると3つあります。

 

二人で相談して部屋を決めること

一番重要なポイントは、「二人で相談して部屋を決めること」です。どちらか一方だけで部屋を決めた場合、二人で決めた場合と比べてトラブルになりやすいです。

仲の良い二人でも、部屋探しになると揉めてしまうことも少なくありませんが、きちんと話をして部屋を決めないと、後でもっと大きな後悔をしかねません。

 

家賃をあらかじめ決めておくこと

一般的に、家賃は給料の25%程度と言われています。しかし、二人で色々な物件を見ているうちに、気付いたら身の丈に合っていない物件を選んでしまうことも少なくありません。

家賃以外にも、食費はもちろん、光熱費、通信費、交際費など生活には様々な費用がかかります。部屋探しでは、家賃はあらかじめ決めておくことが大事です。また、二人暮らしでは、家賃の負担割合をどうするのか先に話し合っておくことをおすすめします。

 

条件で絞っておくこと

二人暮らしで部屋を探す時は、条件で絞って、何を重要視するのか優先順位をつけておくこと」のもポイントです。細かく条件を絞っていくことで、二人それぞれが求める部屋の違いを、互いに知ることができます。

・家から駅までの距離、職場までの距離
・周囲の環境(スーパー・コンビニまでの距離など)
・築年数
・間取り
・設備(キッチン、トイレなど)
・セキュリティー

全ての条件に合う物件が見つかれば理想的ですが、そういう物件は家賃が高くなる傾向にあるので、ある程度の妥協も必要です。

 

『賃貸アパート・マンションを借りる最適な時期とは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

二人暮らしでおすすめの間取り

 

二人暮らしでおすすめの間取りを紹介します。

 

2LDK

居室(寝室)数 2部屋
リビングダイニングキッチン 10畳以上

2LDKは平均的な間取りよりも広いですが、家賃に無理がないのなら一番おすすめできます。1部屋を収納スペースとして使うことで、リビングや寝室がすっきりするだけでなく、家族や友人が遊びにきた時のゲストルームとしても使うことができます。

また、寝室をそれぞれの個室として使えばプライベートな空間ができるので、距離感をある程度保って生活がしたいという方にもおすすめです。

 

1LDK

居室(寝室)数 1部屋
リビング・ダイニング・キッチン 8畳以上

1LDKは、二人暮らしで一般的な間取りです。二人で過ごす時間が必然的に増えます。親密になれるメリットはありますが、喧嘩をした時も顔を合わせなければなりません。

 

1DK

居室(寝室)数 1部屋
ダイニングキッチン 4.5畳以上

1DKは、家賃が安いので、できるだけ出費を抑えたい場合おすすめできます。しかし、狭さから暮らしづらさを感じている人も少なくないようです。その場合は、収納スペースなどの工夫が必要になってきます。

 

二人暮らしの部屋探しの失敗例

 

二人暮らしの部屋探しの失敗例を紹介します。

 

家賃が高すぎた

よくあるのが「家賃が高すぎた」という声です。二人暮らしは、将来的なプランを考えると貯金もしたいところですよね。家賃は毎月支払うものです。更新月には、さらに更新料もかかることがあるため、無理のない範囲で物件を選びましょう。

また、新しく部屋を借りるということは、敷金・礼金などの初期費用もかかります。家賃が高くなるほど、その負担は増えるので気をつけましょう。

 

もっと広い部屋にすれば良かった

内見の時に十分な広さがあると感じても、実際に二人で住んでみると狭く感じるという人も多いです。特に持ち物が多い方や、大きい家具を置きたいと考えている方には注意が必要です。

後々「もっと広い部屋にすれば良かった」と後悔しないために、家具や荷物を置いた時のことをイメージし、収納スペースが十分あるかどうかしっかりと確認しましょう。

 

設備をよく見れば良かった

料理をする場合、キッチンスペースが狭かったと後悔するケースがあります。二人分の食事を用意することを考えると、2口以上コンロがあった方が便利です。また、女性と一緒に暮らす場合は、オートロックなどセキュリティー面も気にしておきたいところです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?今回は、二人暮らしの部屋探しのポイント、二人暮らしでおすすめの間取り、部屋探しの失敗例も紹介しました。

最後に、『二人暮らしの部屋探しのポイント』を簡単にまとめています。

  1. 二人で相談して決める(どちらか一方だけで決めない)
  2. 家賃をあらかじめ決めておく(他の出費も計算して無理のない範囲で設定)

条件で絞って、二人それぞれの優先順位を確認しておきましょう。

 

『失敗しないための賃貸アパート・マンションこだわり条件トップ10とは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com

不動産業界は、日本の経済活動を支えるなど、重要な役割を担っています。そのため、今後も普遍的な役割を果たしていく事が期待されていますが、不動産を取り巻く環境は年々大きく変化しています。

急速に進む少子高齢化や、人工の減少によって各不動産業界の需要層が大きく変化する事も考えられるのです。そこで今回は、2019年4月に策定された、「不動産業ビジョン2030」を踏まえて、不動産業の今後について解説していきたいと思います。

 

不動産業界の現状

 

それでは早速、不動産業界の現状から解説していきましょう。現状を正確に把握することで、今後の需要や変化を想定する事が出来るのです。

 

開発・分譲の現状

まずは、開発・分譲の現状についてです。分譲住宅の着工戸数は、リーマンショックの影響で大きく落ち込みましたが、その後戸建に関しては現在は水準並みに回復しています。

しかし、マンションの着工戸数は、以前としてリーマンション前の水準には戻っていないのが現状です。地方部では、商業施設を中心に、「駅前の再開発」など地域の実情に応じた、施設・住宅の整備が行われています。

また都市部に関しては、バブル崩壊後の工場などの跡地の利用転換が進み、都市再生事業が進められています。

 

賃貸の現状

では、賃貸の現状はどうでしょうか。不動産は、「所有から利用へ」徐々に移行されつつあって、賃貸不動産に対する借り手のニーズは、今後も多様化していくと予想されています。

そうした中で賃貸住宅は、外国人や単身高齢者などの世帯にとって生活の場であり、民営の賃貸住宅ストックは、国内の「居住されている」住宅ストックのうち約3割を占めています。

また賃貸オフィスに関しては、リーマンショック後の空室率は回復傾向にあります。今後は、働き方改革に伴って、コワーキングスペースやシェアオフィスなど、業務の生産性向上を支える環境が求められそうです。

 

不動産投資・運用の現状

3つ目は、不動産投資・運用の現状です。不動産投資と運用に関しては、下記のような法律があります。

・不動産特定共同事業法

・特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律

・投資信託及び投資法人に関する法律

・資産の流動化に関する法律

このような法律によって、不動産証券化に関する制度が整備され、不動産投資市場が拡大しているのです。また、不動産そのものの価値上昇だけでなく、資産が生み出す価値に着目されているのも特徴です。

 

『不動産の「2022年問題」とは?生産緑地解除でどうなる』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

2030年の不動産業

 

では次に、2030年の不動産業について見ていきましょう。

 

少子高齢化と人口減少に伴う課題

1つ目は、少子高齢化と人口減少に伴う課題です。少子高齢化と人口減少については、かなり前から問題視されており、解決できずにここまできてしまっています。

統計上では、2023年をピークとして、家族世帯数が減少すると言われているのです。こうした中、単独世帯が増えてきて、空き家や空き地も増えています。10年後には、3人に1人が65歳以上になると言われていて、現実化しそうな勢いがあります。

このような現状を踏まえて、外国人の移住を増やしていくとともに、AI化やカジノ誘致で国の資産を増やしていく事が課題として挙げられているのです。

 

空き家や空き地の増加に伴う課題

2つ目は、空き家や空き地の増加に伴う課題です。現在の日本では、空き家が総数約820万戸あります。そこに空き地も含めると、膨大な空室率となり、10年後には2,000万戸以上になるのではないかと予想されています。

このような空き家や空き地に関しては、有効活用をするという意味で、画期的な研究施設などを作るのが良いと考えられています。そのためには、今後は都市部に人を集めて、様々な効率化を図るべきとの考えがあるのです。

 

不動産ビジョンで示されている不動産業界の未来とは

 

それでは最後に、不動産ビジョンで示されている不動産業界の未来について、解説していきましょう。今後の不動産業界に期待される未来像としては、下記の3点があります。

・豊かな住生活を支える産業

・我が国の持続的成長を支える産業

・人々の交流の場を支える産業

不動産業は、住まいに関する国民の多様なニーズに、的確に応えながら国の経済活動の維持や成長を支える事が期待されているのです。また、空き家を利用した憩いの場の提供や、人の繋がりを作り出す事も、不動産業に期待されている役割です。

 

まとめ

 

さて今回は、「不動産ビジョン2030」を踏まえて、10年後の不動産業がどうなっているのかについて詳しく解説してみました。不動産業界は、国の経済活動や成長を支える上で欠かせない役割を担っており、今後はその役割への期待もさらに大きくなっていくでしょう。

日本が現在抱えている、少子高齢化と人口減少問題についても、今後の不動産業の活動に大きな期待が寄せられています。次の世代が暮らしやすく、多様で柔軟な対応が出来る社会を目指すために、あらゆる取り組みが考えらえているのです。

 

『不動産会社にも種類がある?それぞれの役割を詳しく解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com

相続税を試算してみて、「こんなに高いの!?」と驚いたことがある人は多いでしょう。多くの資産を持っていれば持っているほど、相続税は高くなります。

もし、多額の相続税を減らせる方法があったら、知りたいですよね。そこで今回は、不動産で相続税対策をする方法と注意点などをご紹介していきたいと思います。

 

不動産の相続税対策の方法

 

それでは早速、不動産の相続税対策の方法から解説していきましょう。

 

財産の組み換えによる対策

まず1つ目は、財産の組み換えによる対策です。

適正な市場価格水準や、実際の建築費よりも評価額は下がるという部分に着目した対策です。生前に、財産の組み換え(現金→収益物件)を行う事で、相続税対策になるのです。

 

・収益物件(土地建物)を購入する方法

現金2億円を所有している方がそのまま亡くなった場合と、生前に1億円の収益物件を購入したのち亡くなった場合では、財産の相続税評価額は生前に1億円の収益物件を購入したのち亡くなった場合の方が低くなります。

 

・地主が所有する土地上に賃貸アパートを立てる方法

既に、未利用の宅地を持っている地主がそのまま亡くなった場合と、生前に当該宅地上に賃貸アパートを立てた場合では、相続税評価額は生前に当該宅地上に賃貸アパートを立てた方が低くなります。

 

生前贈与による相続税対策

2つ目は、生前贈与による相続税対策です。

先ほど解説した、財産の組み換えにより相続税評価額を引き下げる事が出来ますが、不動産所有者に不動産賃貸業から生じる利益相当の預貯金が蓄積して、それにより相続税の課税対象が増えるという問題点があります。

そこで、贈与税の非課税枠を利用して、生前に預貯金をご子息に贈与するという方法で、相続税対策をするというものです。

 

土地の減価要因を把握して評価額を下げる

3つ目は、土地の減価要因を把握して評価額を下げるというものです。

土地の評価は、机上調査だけでなく現地調査や役所調査も行います。そして、その土地固有の減価要因が見つかり、評価額を下げる事が出来る場合が多くあるのです。

 

小規模宅地等の特例適用を検討する

そして4つ目は、小規模宅地等の特例適用を検討するというものです。

これは、例えば被相続人の貸付事業用の宅地で、事業承継要件、保有継続要件を満たす被相続人の親族が、相続又は遺贈により取得した部分は、貸付事業用宅地等として特例の対象となります。この場合は、相続税の課税対象となる金額が200平方メートルを限度に、50%減額される事になるのです。

 

『不動産取得税はいつ払う?計算方法や軽減措置ついて』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

不動産の相続税対策の注意点

 

では次に、不動産の相続税対策の注意点をご紹介していきましょう。

 

自分の意志で購入しなければ無効になる

まず1つ目は、自分の意志で購入しなければ無効になるという事です。

被相続人が、「体調面や精神面を考慮すると意思決定を出来る状態ではなかった」「代筆や代理で契約を行った」場合は、税務署に否認される可能性が高いので、必ず本人の意思で契約するようにしましょう。

 

明らかに相続税対策とみなされる時は無効になる

2つ目は、明らかに相続税対策とみなされる時は無効になるという事です。

こちらに関しては、明確な線引きがあるわけではないのですが、状況的に明らかな相続税対策と見られる場合は、無効になる可能性が高いので注意が必要です。

例えば、「90歳を過ぎてから購入した」場合や、「融資審査で使用する銀行の文書内に、購入目的が相続税対策と記載されていた」場合などは、明らかな相続税対策とみなされる可能性があります。

 

相続税の申告後、3年以内に売却すると無効になる可能性が高い

3つ目は、相続税の申告後、3年以内に売却すると無効になるという事です。

税務調査は、過去3年に遡って調査が行われます。税務調査が入った時点で、物件を売却していて、遡って3年以内に相続税の申告が行われている場合は、相続税対策とみなされる可能性が高いので注意しましょう。

 

利回りが低いと保有し続けるのが負担になる

4つ目は、利回りが低いと保有し続けるのが負担になるという事です。

相続税を申告したら、3年は保有しておく必要があるため、その間に物件の収入が赤字になってしまうと、保有し続ける事が負担となります。そのため、購入から相続発生までの期間を考慮した上で、物件の収益性を確保する必要があります。

 

流動性が低いと、希望のタイミングで換金できない

そして5つ目は、流動性が低いと希望のタイミングで換金できないという事です。

流動性が低いと買い手が現れにくく、換金のタイミングが困るという事が起きる可能性があります。そのため、相続税対策が終了した後に、物件を売却してまとまった現金を手にしたい場合は、物件の流動性にも気をつけて選定を行う必要があります。

 

まとめ

 

今回は、不動産で相続税対策をする方法や注意点などを詳しく解説してみました。相続税対策は、ただやみくもに行っても、思うような結果が得られない事があります。今回ご紹介した注意点を参考に、確実な相続税対策を行いましょう。

 

『不動産を購入した際にかかる税金について解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com

家を新築で建てる時などに、「一間」「〇〇坪の土地」「〇寸の柱」というような表記を見かけたことがあると思います。これは、尺貫法で使用される表記で、私たちの日常ではあまり馴染みがない言葉ですよね。

しかし、このような表記の意味を知らないと、家の面積や長さをイメージしづらくなります。そこで今回は、「一間」や「半間」「一寸」「一尺」などの間取り図で使用される表記について、詳しく解説していきたいと思います。

これから、自宅の間取りを考えたいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

間取り図で使われる尺貫法とは?

 

それでは早速、間取り図で使われる尺貫法について解説していきましょう。

尺貫法とは、中国を起源とする日本古来の計量法の事を指します。長さや面積などを表す単位として用いられており、1891年に度量衡法が制定され、1958年までは現在のメートル法と併用されていました。

1959年に尺貫法は廃止され、住宅建築や設計における正式な書面では用いられなくなりましたが、「1坪」や「一間」などの単位は現在でも見かけます。日本では、古くから尺貫法が使われてきましたが、時代によって長さなどの基準が異なってきて、全国的に統一されたのは度量衡取締条例が制定されてからです。

 

一方で、1875年には、国際的な度量衡の統一を目指すメートル条例がパリで締結されて1886年には日本も加盟した事から、尺貫法を基本としつつメートル法を併用するという時代が長く続いていました。

1891年には、度量衡法(明治24年法律第3号)が制定され、メートル法が日本で正式に認められてから、尺貫法とメートル法の2つが公認される事になります。その後、メートル法の普及に伴い、尺貫法は間接的に使用される事になったのです。

1921年に、改正度量衡法が公布されてから、計量単位がメートル法に統一され、その後広く使用される事になりました。現在では、住宅の設計における「尺モジュール」「メーターモジュール」という基本寸法が用いられており、間取りの打ち合わせなどでは目にする事が多いでしょう。

最も多く使用されているのは、「尺モジュール」で、1マスあたり910mm×910mmを表しています。一方で、「メーターモジュール」は、尺モジュールと1マスあたりの広さが異なり、1マスあたり1000mm×1000mmを表し、広くゆったりとした設計の家を建築する時に用いられる事が多いものです。

尺モジュールは、基本的な寸法として家を建てる際に、メーターモジュールよりも20%ほど狭い家に仕上がります。そのため、小さな住宅を建築する際や、狭い土地に家を建てる場合に適している寸法となっています。

 

尺貫法は、関東と関西でも表記のされ方が若干異なり、江戸間と関西間でも違いがあります。「間」は、明治時代に度量衡法で一間=6尺と定められていましたが、本来は建物の柱と柱の間隔を表す柱間の事で長さの単位ではありませんでした。

江戸間では、5尺8寸×2尺9寸(1760mm×880mm)の畳を使用しており、柱間1間=6尺となります。関西では、6尺3寸×3尺1寸5分(1910mm×955mm)の畳を使用しており、柱間1間=6尺5寸となっています。

この事から分かるように、関西では関東よりも一間が長いという事になるのです。現在では、江戸間の一間(約182cm)を元にした910mm×910mmの寸法を基準とした尺モジュールが主流となっています。

さて、このように尺貫法には、広さや面積などの多くの単位がありますが、次では主に現在の住宅建築に関係のある「間」「尺」「寸」の長さについて解説していきましょう。

 

『「DK」と「LDK」の違いとは?部屋の間取りの種類を説明します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

一間は何センチ?

 

一間は約1820mmとなっていて、おおよそ畳の長辺の長さに等しいとされています。尺に置き換えると、一間は6尺で一間×一間が1坪となります。

 

半間は何センチ?

 

半間は約91cmとなります。ふすまや畳の長辺は一間で、短辺は半間のサイズで作られているのが一般的です。和室自体は、半間を基準に作られています。

 

一寸は何センチ?

 

「寸」は、一尺の次に短い単位とされていて、一寸の長さは約30.3mmです。一寸は、主に柱の断面などの細かい部分の長さを表す時や、建物の屋根の勾配などに使用される事が多いものです。ちなみに、10寸=1尺となるので覚えておくと便利でしょう。

勾配は、「4寸勾配」のような表記のされ方をして、水平の1尺(10寸)に対して、何寸下がっているかを表す時に便利です。

 

一尺は何センチ?

 

一尺は、一間の次に短い長さを表す単位で、一尺の長さは約303mmでおおよそ畳の長辺を6等分、短辺を3等分した長さと同等とされています。

 

まとめ

 

さて今回は、家を建てる時の間取りなどで見かけることの多い、「一間」「半間」「一寸」「一尺」について詳しく解説してきました。間取り図などで長さを決める単位として、日本古来から用いられてきた尺貫法は、時代の移り変わりとともにメートル法へと移行しています。

しかし、そのような中でも尺貫法が今なお使われている部分も多く、また関東と関西ではサイズが若干異なるという事も変わりましたね。これから、間取り図を見る機会がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

『一坪って何平米?広さを表す単位「坪」「平米」「畳」について解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

徳島で不動産のご相談ならアイケア不動産まで

不動産の売買・賃貸・管理・リフォームまで、経験豊富なスタッフが丁寧に対応させて頂きます。お気軽にご相談くださいませ。 TEL:088-660-6688 / Mail:info@aicare-fudosan.com