2016年から電力自由化が始まりましたが、まだよくわからないという人もいるではないでしょうか。電力自由化というのは難しいものではありません。簡単にいうと電力会社を自由に選べるようになったということです。

電力の自由化にはどんなメリットがあるのか知りたいですよね。そこで今回は、電力自由化の仕組みやメリットなどについて解説していきたいと思います。

 

電力自由化とは?

 

今までは住んでいる地域によって、電力会社が決められていましたよね。例えば、東京電力や関西電力や四国電力などです。

しかし、電力自由化が始まったことで好きな電力会社と契約ができるようになりました。さらに、電力会社だけではなく、いろいろな会社が電力を提供できるようになったので、選択の幅が広がりました。

例えば、auでんきやソフトバンクでんきですね。auやソフトバンクといえばケータイですよね。ちなみに、新規参入した会社は新電力と呼ばれています。新規参入した会社と契約するのは少し不安を感じるかもしれませんが、心配する必要はありません。

 

なぜなら、新規参入した会社だからといって、停電しやすくなったり電力が不安定になったりすることはないからです。これはどこの会社と契約しても変わりません。地元の電気会社を選んでもいいですし、応援したい地域の電力会社を選んでもいいですね。そもそもどうして電力自由化が進められたのか気になりますよね。

その理由はいくつかあります。まずは、電力市場の拡大です。電力を提供できる会社が増えたことで、新たに参入する企業にとっては大きなチャンスになります。企業のことだけではなく、個人のことも考えられています。電力自由化によって電力料金の値下げにも繋がるからです。

電力料金の値下げについては、次の電力自由化のメリットで説明していきます。

 

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電力自由化のメリット

 

電力自由化の大きなメリットは、自分に合った料金プランが選べるようになったことですね。今までだと基本料金と使用量によって電気の料金が決まっていました。

しかし、電力自由化が始まったことで、料金設定が大きく変わったのです。例えば、電気を使う時間帯によって料金が変わったり基本料金なしで支払うのは使った分だけだったりします。こんな風に自分に合った料金プランを選べるようになったのは嬉しいですね。さらに、お得なセット割引も選べるようになりました。

契約する会社によっては、電気代とインターネット代がセットになっていることがあるのでお得ですね。ですから、どこの会社と契約するか迷ったときは、どんなセット割引があるのかも調べてみるといいかと思います。

省エネ電力を選ぶという選択肢もあります。CO2の排出が少ない省エネ電力は地球にやさしいのでオススメです。

 

電力自由化のデメリット

 

メリットばかりのような電力自由化でもデメリットはあります。デメリットは、会社によっては契約の縛りがあることです。何年間契約しないといけないと決まっていた場合、途中で解約したくなったときには解約金が必要になることがあります。

それに、電力自由化の詐欺が増えているので気をつけないといけません。詐欺に合わないためにも、電力自由化についてよく知ることが大切です。新規参入した会社と契約するときは、その会社のことをよく調べたり他の会社と比較したりしてみましょう。

 

誰でも電力自由化を利用できる?

 

「マンションに住んでいるけど変更できるかな?」

「田舎に住んでいるけど大丈夫かな?」

こんな疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。電力は戸別に契約しているので、マンションやアパートなどの賃貸に住んでいても問題ありません。しかし、高圧マンションの場合は、戸別に契約できないので注意が必要です。

オール電化の人でも利用できますが、プランは限られているようですね。住んでいる地域によって利用できないということもないので心配ありません。自分の地域ではどんなプランがあるのか探してみましょう。

 

まとめ

 

電力自由化が始まったことで、いろいろな料金プランから自分に合ったものを選べるようになったのは嬉しいですね。新電力は増え続けているので、本当にいろいろなプランがあります。東京電力や関西電力や四国電力などの大手も今までになかったプランを提供していますね。

この機会に電力会社を見直してみてはいかがでしょうか。料金プランは電力会社のホームページでシミュレーションできる場合が多いので、気軽に試してみてください。今よりも最適な料金プランを見つけられるかもしれません。

 

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理想的なマイホームを買って、生活を楽しもうと思っていた矢先に転勤が決まってしまうという事があります。マイホームを買うというのは、人生の中でも大きな買い物なので、簡単には手放せないですよね。

しかし、住宅ローンの返済や生活の為に、転勤を断るという事も難しいでしょう。そのような時に、持ち家を賃貸にすべきか売却すべきか、悩む人も多いかと思います。

そこで今回は、転勤になったら持ち家は賃貸にすべきか売却すべきか、またそれぞれの判断基準を解説していきたいと思います。

 

転勤になった時の持ち家に関する選択肢

 

それではまず、転勤になってしまった時の、持ち家に関する選択肢にはどのようなものがあるのかをご紹介していきましょう。考えられる選択肢は、下記のようなものになります。

・賃貸に出す

・売却する

・単身赴任をする

・空き家管理を委託する

・親族に管理を頼む

今回は、この中でも特に迷う事の多い、賃貸と売却に焦点をあてて解説していきたいと思います。

 

賃貸に出すメリット・デメリット

 

では、持ち家を賃貸に出す際のメリット・デメリットを解説していきます。

 

メリット

持ち家を賃貸に出すメリットとしては、「賃料収入が入る」「建物維持を兼ねる事が出来る」「コストを最小限に抑えることが出来る」という点が挙げられます。かかるコストと言えば、入居者が決まった時の仲介手数料や、管理会社への支払い程度なので、経済的なメリットが大きいと言えます。

 

デメリット

デメリットとしては、「他人に家を使われてしまう」「途中で売却しづらい」「転勤の期間に対応しづらい」という点が挙げられます。賃貸として出す以上、他人が一定期間使う事になるので、細かい部分が損傷している可能性があります。また、途中で売却しようとした時に、賃貸中は収益物件の扱いになるので、審査が厳しくなる可能性があります。

 

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売却する時のメリット・デメリット

 

では次に、持ち家を売却する時のメリット・デメリットを解説していきましょう。

 

メリット

持ち家を売却する時のメリットとしては、「持ち家の維持管理から解放される」「売却収入が入る」「転勤期間の変更に柔軟に対応できる」という点が挙げられます。売却すれば、当然持ち家から手が離れるので、維持管理の問題や事務処理などが必要なくなります。また、売却した際の収入も、一時的ですが入る事になります。

 

デメリット

デメリットとしては、「売却や購入の諸費用が発生する」「再び家を探す必要がある」「オーバーローンだと売却しにくい」という点が挙げられます。家を売却する際は、仲介手数料を支払う事になり、また再び家を購入する際は不動産取得税などを支払う事になります。

こうした部分では、余計なコストがかかる事になるでしょう。また、住宅ローンの残債よりも売却額が少ないオーバーローンの場合は、売却で得た代金に加えて、貯金から住宅ローンを返済しなければなりません。

 

賃貸と売却のそれぞれの注意点

 

それでは次に、賃貸と売却のそれぞれの注意点を解説していきましょう。

 

賃貸

賃貸には、「定期借家契約」と「普通借家契約」の2種類があります。定期借家契約は、契約終了後は入居者が必ず退去しなければならない契約になります。一方、普通借家契約では、更新が出来る契約なので、転勤終了後に持ち家が自分の元に返ってくるか分かりません。そのため、転勤で一時的に持ち家を賃貸に出す場合は、必ず「定期借家契約」で締結する必要があります。

 

売却

売却する場合は、なるべく高く売却出来るように、引っ越し後に売却を行うと良いでしょう。転勤前に売却しようとすると、居住しながら売りに出す事になり、内覧対応や生活感がある状態の家の中を見せる事になります。売却は、出来るだけきれいな状態で内覧してもらった方が、高く売れるのでこの点は注意したい所ですね。

 

持ち家を賃貸に出すか売却するかの判断基準

 

それでは最後に、持ち家を賃貸に出すか売却するかの判断基準をご紹介していきましょう。

 

転勤の期間

まず1つ目は、転勤の期間です。転勤と言っても、短期か長期かによって、持ち家を賃貸に出すか売却するかの選択肢が変わってきます。1年未満の転勤なら、賃貸の方が良さそうですよね。

 

住宅ローンの残債

2つ目は、住宅ローンの残債です。住宅ローンがある物件の場合は、売却する際に抵当権の抹消が必要になります。また売却した金額が、住宅ローンの残債金額を上回らない場合は、自己資金が必要になるので注意が必要です。

 

子供の年齢や家族の意向

3つ目は、子供の年齢や家族の意向を考慮するという事です。子供が、ちょうど小学校に入学する時など、環境の変化がストレスになる年齢の時期があります。そのような時に、いきなり住み慣れた家を売却してしまうと、子供にとって負担が大きい場合もあるので意見を聞く事も大切です。

 

転勤先での住宅補助の有無

そして4つ目は、転勤先での住宅補助の有無です。会社によっては、住宅ローンの返済があるにも関わらず、転勤が決まった場合に、社員の家を会社が借り上げてくれる制度を導入している所もあります。また、転勤先で家族も入居可能な社宅がある場合もあるので、制度を確認してから持ち家を今後どうするか選択するのが良いでしょう。

 

まとめ

 

さて今回は、転勤になったら持ち家は賃貸にすべきか、売却するべきか判断基準について解説してみました。せっかく理想的なマイホームを手に入れた矢先に、転勤が決まってしまうという声はよく聞きます。そのような時には、今回ご紹介した選択肢がある事を頭に入れつつ、自分たちの生活スタイルにあった方法を選んでみると良いでしょう。

 

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住宅ローンを組んだり、法人などが事業資金の融資を受ける時などに聞くことの多い、抵当権と根抵当権。名前は似ていますが、それぞれ特徴が異なります。

特に、根抵当権は聞き慣れないという人も多いかもしれませんね。そこで今回は、抵当権と根抵当権の違いを詳しく解説していきたいと思います。

 

抵当権とは

 

それではまず、抵当権について解説していきましょう。抵当権とは、住宅ローンなどを組む時に、担保とする目的物を債務者が引き続き使用できる状態にしておきながら、もし返済できなくなってしまったら、銀行が土地や建物を差し押さえて競売にかける事が出来る権利の事です。

 

根抵当権とは

 

では、根抵当権とはどのようなものなのでしょうか。根抵当権とは、不動産の担保価値を算出して、貸し出せる上限を決め、その範囲内であれば何度でもお金を借りたり返済したりする事が出来るというものです。根抵当権は、主に企業などが事業資金などの融資を受ける時に、企業や経営者が所有する不動産などに設定する事が多いです。

 

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抵当権と根抵当権の違い

 

では、抵当権と根抵当権の違いについて解説していきましょう。

 

対象となる債権

抵当権と根抵当権では、対象となる債権に大きな違いがあります。抵当権は、対象となる債権が明確に定義されており、具体的に債務者がいつまでにいくら返済すべきかが決められています。一方、根抵当権は、対象となる債権は債務者と根抵当権者との間で範囲の設定を決める事が可能で、元本の確定までは期日も金額も明確に決まっていません。

 

権利の移譲

2つ目は、権利の譲渡の違いです。抵当権は、債務者から移譲の許可は必要ありませんが、根抵当権の場合は元本の確定までは、債務者からの移譲の許可が必要となります。

 

連帯債務者

 

そして3つ目は、連帯債務者の違いです。抵当権は、連帯債務者を付ける事が可能で、金融機関が連帯保証人の要不要を決定します。一方、根抵当権は、支払い時期や金額が決まっていない為、元本確定前は連帯債務者を付ける事は認められていません。

 

抵当権のメリット・デメリット

では次に、抵当権のメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。まず、抵当権のメリットとしては、融資先の変更が自由に行えるという点です。債務者が不満を抱えた場合に、無許可で融資先を変える事が出来るのです。

デメリットとしては、複数回の借り入れをする場合に、その都度登記をする必要があるという点です。1回の登記で、書類作成や登記の為の税金など、コストがかかるというデメリットが挙げられます。

 

根抵当権のメリット・デメリット

 

では次に、根抵当権のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。根抵当権のメリットとしては、複数回の借り入れを行う場合でも、その都度登記をする必要がなく、圧倒的にコストを削減する事が出来るという点でしょう。

逆にデメリットとしては、債務者が不満をもち権利を移譲したいと考えても、債権者に許可を取ってからでないと融資先を変更することが出来ません。そのため、心理的な負担も大きく、時間的なコストもかかる事になります。

 

抵当権と根抵当権の登記

 

それでは次に、抵当権と根抵当権の登記について解説していきたいと思います。抵当権の登記で必要な書類は、下記の通りです。

*金融機関で準備する物*
・抵当権設定契約書
・司法書士への委任状
・法人番号が分かる書類

*借主側で準備するもの*
・不動産所有者の実印
・印鑑証明書
・不動産の権利証

そして、司法書士に支払う費用としては、おおよそ5万円~10万円程度となります。その他に、登録免許税として、住宅ローンの借り入れ額×0.4%がかかります。

 

根抵当権の登記で必要な書類は、下記の通りになります。

・登記済権利証または登記識別情報
・根抵当権設定契約書
・不動産所有者の印鑑証明書
・根抵当権の資格証明書
・根抵当権者の登記委任状(司法書士への登記依頼をするため)

根抵当権の登記にかかる費用は、現在所有している不動産について根抵当権設定をする場合は、3万円前後の司法書士費用となります。不動産を購入してローンがある場合は、10万円程度となり、ローンがない場合は7万円程度となります。

 

抵当権と根抵当権の抹消

 

それでは最後に、抵当権と根抵当権の抹消について解説していきたいと思います。

 

抵当権

抵当権の抹消は、原則として物件の所有者が行います。期間は決められておらず、当該不動産を管轄する法務局で手続きを行います。

抵当権の抹消に必要な書類は、下記の通りです。

・抵当権抹消登記申請書
・登記原因証明情報
・登記識別情報または登記済証
・会社法人等番号または資格証明情報
・代理権限証明情報

1物件につき、1,000円(+適宜郵送料)、司法書士に依頼した場合は、1物件につき1~2万円程度です。

 

根抵当権

根抵当権の抹消も、原則として物件の所有者が手続きを行います。期間は問わず、当該不動産を管轄する法務局で手続きを行います。

根抵当権の抹消に必要な書類は、下記の通りです。

・根抵当権抹消登記申請書
・登記識別情報または登記済証
・登記原因証明情報
・会社法人等情報または資格証明情報
・代理権限証明情報

1物件につき1,000円(+適宜郵送料)、司法書士に依頼した場合は1物件につき1~2万円程度となります。

 

まとめ

 

今回は、抵当権と根抵当権の違いについて詳しく解説してみました。不動産投資ローンを組む時などは、抵当権か根抵当権を結ぶ事になります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、登記や抹消に関する部分も含めじっくり検討する事が大切です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

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土地や家を探している時に、目にする機会の多い「地上権」「借地権」「賃借権」という言葉。それぞれ、どのような権利なのか、メリット・デメリットを詳しく知らないという人は多いのではないでしょうか。

今回は、不動産情報で出てくる事の多い「地上権」「借地権」「賃借権」3つの権利の違いについて、詳しく解説していきたいと思います。

 

地上権とは

 

それでは早速、地上権について解説していきましょう。地上権とは、他人が所有権を有する土地を借りて、その土地を使う権利の一種を指します。

 

地上権の種類

地上権には、「区分地上権」と「法定地上権」の2種類があります。「区分地上権」とは、地上や地下の空間の一定の範囲を目的として設定される地上権の事を指します。

鉄道の高架や地下鉄などに、地上権を設定する場合は、区分地上権を用いる事になります。一定の範囲を目的として設定されるので、地下鉄の場合ですと、「地下何m~何mの空間を使用できる」という権利の事を指します。

「法定地上権」とは、土地の所有者でなくても、土地を利用する事が出来る権利の事を言います。例えば、建物のみを所有している場合、法定地上権が認められないと、建物の下の土地の使用が求められない為、建物を有効活用する事が出来ませんよね。このような事を防ぐために、法定地上権があります。

 

地上権のメリット

建物を所有する人にとって、売買などのたびに土地の所有者の承認を得て、その都度承諾料を支払う事がなく、原則的に自由に譲渡や担保設定まで出来るのが、最大のメリットと言えるでしょう。

 

地上権のデメリット

一方、土地を所有している人からすると、契約で制限しなければ、知らない人が自分の所有する土地に住む可能性があり、この点はデメリットとして挙げられます。

 

『抵当権と根抵当権の違いを詳しく解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

借地権とは

 

それでは次に、借地権について解説していきたいと思います。借地権とは、土地を借りて家を建てる場合に、その土地を借りる権利の事を指します。一般的に土地は、「所有権」を売買するケースがほとんどで、土地を所有する権利自体を売買するので、土地は自分のものになります。

しかし、借地権では借りた土地に家を建てるので、土地は地主のもの、建物は自分のものという感じになるのです。この場合の建物は「借地権付き建物」と呼びます。

 

借地権の種類

借地権の種類には、「旧借地権」と「借地借家法」の2種類があります。さらに「借地借家法」を「普通借地権」と「定期借地権」に分けることが出来ます。

「旧借地権」は、以前からあったもので契約期限は決まっていますが、更新する事で期限を延長して借りる事が出来ます。契約期間は、木造等は存続期間30年、最低期間20年、更新後の期間20年となっています。

鉄筋造・鉄筋コンクリート造は、存続期間60年、最低期間30年、更新後の期間30年となっています。「普通借地権」は、契約期間は決まっていますが、更新することで延長して借りる事ができ、存続期間は構造に関係なく当初30年、合意の上更新なら1回目は20年、以降は10年となっています。

「定期借地権」で最も多い「一般定期借地権」は、存続期間が50年以上で、更新はなく契約終了後に更地にして地主に返還する必要があります。

 

借地権のメリット

借地権のメリットとしては、下記のようなものが挙げられます。

・土地に対する固定資産税、都市計画税がかからない
・所有権と比べて、土地の価格が割安
・期限を延長して借りる事が可能

土地は地主のものなので、土地にかかる税金は支払い義務がありません。また、借地権の場合は、所有権の土地購入費用の6~8割程度で売買される事が多いため割安です。

 

借地権のデメリット

借地権を利用する場合は、毎月地主に地代を支払う必要があります。また、建物の建て替えやリフォームなど、増改築の内容によっては地主の許可が必要になる場合があります。このような点が、借地権のデメリットとして挙げられるでしょう。

 

賃借権とは

 

それでは最後に、賃借権について解説していきたいと思います。賃借権とは、地主と「賃貸借契約」を結ぶ事により、土地を借りる事が出来る権利の事を指します。賃借権は「債権」なので登記手続きは必要なく、その代わりに地主に賃料を支払う義務があります。

また、他人の所有している土地を使うことの出来る権利ですが、土地の所有者の許諾を得ないと、原則的には建て替え、建物の売却は出来ません。日本では、「賃借権」を利用した借地物件が多いのが現状です。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産情報で目にする事の多い「地上権」「借地権」「賃借権」3つの権利の違いについて解説してみました。それぞれの権利ごとに特徴があり、メリット・デメリットがあります。どのような目的で土地を利用するかによって、権利の種類が変わってきます。また、権利によって価格も変わってくるので、土地を探す際はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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不動産情報などを見ていると、「メゾネット」という言葉をよく見かけますよね。おしゃれなイメージを持っている人もいれば、使い勝手が悪そうというイメージを持っている人もいるでしょう。

しかし、実際にメゾネットの物件が、どのようなものなのか分からないという人も多いですよね。そこで今回は、メゾネットとはどのような物件なのか、またメリット・デメリットも併せて解説していきたいと思います。

 

メゾネットとは?

 

それでは早速、メゾネットとはどのような物件なのか解説していきましょう。メゾネットとは、2階以上のフロアからなる居住空間に、内階段が設置されている物件の事を指します。一般的な賃貸物件の場合は、一世帯が利用できるのは1つの階層の部屋のみです。

しかし、メゾネットタイプの場合は、一世帯が借りる部屋に1階と2階があり、2階建てのような感覚で生活する事が出来るのです。ここで気になった人もいるかもしれませんが、メゾネットと似たような作りで「ロフト」や「テラスハウス」というものがありますよね。この2つとの違いは、どのような部分なのかも説明していきましょう。

 

ロフトとメゾネットの違い

 

まずは、ロフトとメゾネットの違いです。ロフトとは、部屋の上部を床で区切った、いわゆる屋根裏部屋のような形状を指します。一見すると2階建てのように見えますが、建築基準法ではロフトは床面積に算入されず、あくまで収納スペースという枠組みになります。メゾネットは、2階部分も居住空間として床面積に算入されるので、この部分が大きな違いです。

 

テラスハウスとメゾネットの違い

 

テラスハウスは、2~3階建ての連棟式住宅の事を指し、長屋のような形状です。隣の住戸とは境界の壁を共有しており、戸建ての家が複数連なったような形状が特徴的です。1戸の住戸が2階層を利用できるという点ではメゾネットと同じですが、メゾネットは集合住宅なので建物構造的な違いがあります。

 

『賃貸保証会社(家賃保証会社)とは?利用するメリット・デメリットをくわしく解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

メゾネットで暮らすメリット

 

では次に、メゾネットで暮らすメリットをご紹介していきたいと思います。

 

採光に優れている

まず1つ目は、採光に優れているという事です。メゾネットは、1階と2階部分に窓やベランダを設置することが出来るので、窓に面した部屋を多く確保することが出来ます。そのため、通常の物件よりも外からの光を取り入れやすくなるのです。

 

スペースの有効活用が出来る

2つ目は、スペースを有効活用出来るという事です。メゾネットは、一世帯で2階層を利用する事が出来るので、目的別に応じてスペースを使い分けする事が出来ます。

 

階下への騒音の心配がない

3つ目は、階下への騒音の心配がないという事です。小さなお子様がいる家庭や、ペットを飼っている場合、通常の物件では階下への騒音が心配になる事があります。しかし、メゾネットなら2階部分で子どもを遊ばせておいても、階下も自分たちの部屋なので安心です。

 

吹き抜けで開放的

そして4つ目は、吹き抜けで開放的という事です。メゾネットでは、螺旋階段や吹き抜けがある事が多く、通常の物件よりも解放感を味わえるような作りになっています。

 

メゾネットで暮らすデメリット

 

では次に、メゾネットで暮らすデメリットをご紹介していきましょう。

 

バリアフリーではない

まず1つ目は、バリアフリーではないという事です。メゾネットは、2階層になっているため、バリアフリーには対応していません。

 

子どもの階段での事故対策が必要

2つ目は、子どもの階段での事故対策が必要という事です。バリアフリーとも重なりますが、階段があるため子どもが階段から落下したり、挟まったりする事故を防止するための対策が必要になります。

 

夏は暑くて冬は寒い

3つ目は、夏は暑くて冬は寒いという事です。メゾネットはフロアが2つあるので、空調を1つで済ますという事が難しいのです。また、冷気は下に溜まる事から、夏は2階部分が暑くなり、逆に冬は1階部分が寒くなります。

 

家具の搬入やインターネット回線の工夫が必要

そして4つ目は、家具の搬入やインターネット回線の工夫が必要という事です。メゾネットでは、螺旋階段などがある場合、2階に家具を搬入するのが大変というデメリットがあります。

また、フロアが分かれている構造上、Wi-Fiが届きにくいという事も、デメリットとして挙げられるでしょう。別途、ルーターを設置するなどの工夫が必要な場合があるので覚えておくと安心です。

 

まとめ

 

さて今回は、メゾネットとはどのような物件なのか、またメリット・デメリットもご紹介してみました。メゾネットは、通常の物件よりも一世帯が利用できるフロアが広いため、若い人からファミリーまで幅広く人気があります。

多少のデメリットはあるものの、賃貸でありながら2階建ての戸建に住んでいるかのような雰囲気を味わえる、魅力的な物件です。賃貸でメゾネットを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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初めての一人暮らしでは、何かと揃えなければならないものが多いですよね。しかし、どんなものを揃えて良いのか分からないという人も多いと思います。

そこで今回は、一人暮らしに必要な家具・家電を詳しくご紹介していきたいと思います。これから、一人暮らしをする予定の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

一人暮らしに必要な家具

 

それでは早速、一人暮らしに必要な家具からご紹介していきましょう。

 

ベッド・寝具

まず1つ目は、ベッド・寝具です。初めて一人暮らしをする際は、手軽な脚付きのマットレスでも良いでしょう。サイズの目安としては、幅120cm×長さ200cm程度がおすすめです。

 

テーブル・チェア

2つ目は、テーブル・チェアです。テーブルは、ソファーなどでゆったり過ごす時間が長い人は、ローテーブルがおすすめです。パソコン用のデスクも兼ねて使用する場合は、ダイニングテーブルがおすすめです。サイズの目安は、幅100cm×奥行き50cm×高さ35cm程度のものが良いでしょう。

 

ソファー

3つ目は、ソファーです。一人暮らしですと、2人掛けソファーがおすすめです。布製のものなら安値で購入する事が出来ます。サイズの目安は、幅130cm×奥行き60cmくらいが良いでしょう。

 

収納家具

4つ目は、収納家具です。一人暮らしの収納家具は、一つで何役か兼ね備えているものだと便利です。例えば隠す収納だけでなく、オープンラックにしてTV台も兼ねて使ったり、別の家具の機能を兼ねると便利です。

 

カーテン・カーペット

5つ目は、カーテン・カーペットです。一人暮らしで、特に女性の場合は引っ越し初日までにはカーテンは防犯上、準備しておくと安心です。外からの視線を遮る為にも、レースカーテンも用意しておくと良いでしょう。床に座って過ごす事が多い人は、カーペットも必須です。フローリングのままですと、冬場はとても寒いので注意しましょう。

 

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一人暮らしに必要な家電

 

では次に、一人暮らしに必要な家電をご紹介していきたいと思います。

 

冷蔵庫

まず1つ目は、冷蔵庫です。一人暮らしにおすすめのサイズ容量は、100~200Lを目安にすると良いでしょう。冷凍食品や、作り置きなど生活スタイルに合わせたものを選ぶと良いですよ。

 

洗濯機

2つ目は、洗濯機です。一人暮らしの場合は、容量5~6kg程度がおすすめです。手間や時間を節約したいという人は、ドラム式の洗濯乾燥機付きのものも良いでしょう。

 

テレビ

3つ目は、テレビです。一人暮らしの場合は、小型テレビでちょうど良いので、サイズの目安としては20~32インチ程度がおすすめです。最近では、場所をとらないプロジェクターを購入する人も増えているようです。

 

炊飯器

4つ目は、炊飯器です。ご飯だけは、冷凍保存するなど常備しておきたいという人は、炊飯器は必須です。購入する際は、炊き上がりや調理機能などもチェックすると良いでしょう。

 

電子レンジ

5つ目は、電子レンジです。一人暮らしにとって、電子レンジは特に必須家電と言えるでしょう。温める機能だけのものや、色々な機能が付いている物まで様々ですので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。

 

ガスコンロ

6つ目は、ガスコンロです。賃貸物件によっては、備え付けのガスコンロがない場合もあります。そのような時は、自宅のガスの種類を確認してから、購入するようにしましょう。

 

エアコン・照明

7つ目は、エアコン・照明です。こちらも、賃貸物件によってはエアコンがない場合があります。必要な季節が来る前に、準備しておきましょう。また、照明器具は入居日までに準備しておくようにしましょう。

 

家具を選ぶ時のポイント

 

それでは次に、一人暮らしに必要な家具を選ぶ際のポイントを解説していきたいと思います。家具を選ぶ際は、まずは置くスペースを必ず確認しましょう。そして、どの部屋で、どのような過ごし方をしたいのかをイメージして、生活スタイルに合ったサイズのものを選ぶ事が大切です。部屋の動線を、邪魔しないようにする事も大切です。

 

家電を選ぶ時のポイント

 

次に、一人暮らしに必要な家電を選ぶ時のポイントを解説していきたいと思います。家電の場合は、すぐに必要なものと生活が落ち着いてからでも大丈夫なものがあります。最初から、全てを揃えようとすると、それなりにお金がかかるので、最初は必要最低限のものを揃えると良いでしょう。

洗濯機や炊飯器などは、コインランドリーやコンビニを利用することで、ある程度の期間は不便なく過ごせるので、引っ越しの前にすぐに必要なものが何かを確認しておくと良いでしょう。

 

まとめ

 

さて今回は、一人暮らしに必要な家具・家電を詳しくご紹介してみました。初めての一人暮らしだと、何から揃えたら良いのか分からないものですよね。今回ご紹介した家具・家電は、一通りあると一人暮らしが快適になるアイテム達です。

すぐに必要なものと、生活が落ち着いてからでも大丈夫なものをチェックして、自分に合った家具・家電を揃えてみてくださいね。

 

『一人暮らしで使う水道光熱費の平均的な料金は?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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賃貸アパートやマンションを選ぶ時、どのような条件で決めていますか?色々と見るポイントが多くて、どの条件を優先して選んだら良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな人たちに向けて、経験者の声を参考にこだわり条件トップ10をご紹介していきたいと思います。これから賃貸アパートやマンションを探すという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

賃貸アパート・マンションこだわり条件トップ10

 

それでは早速、賃貸アパートやマンションのこだわり条件トップ10をご紹介していきましょう。

 

1位「日当たり」

 

まず第1位は、日当たりです。賃貸アパートやマンションを探す際、日当たりの良さを重視する人はやはり多いでしょう。特に、南向きの物件は日当たりが良いので、午後から洗濯物を干しても乾くので人気です。また、冬場でも室内が暖まりやすく、日が差すので電気をつけなくても明るいというメリットもあります。

 

2位「バス・トイレ別」

 

第2位は、バス・トイレ別です。衛生面やプライベート空間の確保という点から、バス・トイレ別は日当たりに次いで重要視される条件です。バスとトイレが一緒だと、お風呂に入った後に床が濡れてしまい、掃除が大変というデメリットもあるようです。

 

3位「立地条件」

 

第3位は、立地条件です。特に、駅から近いという物件はとても人気が高いです。また、一人暮らしの人には、近くにスーパーや飲食店などが集中している事も、必須条件になる事が多いですね。学校や職場への通勤のしやすさなども、条件に挙がりやすいです。

 

4位「キッチン・台所」

 

第4位は、キッチン・台所まわりです。特に女性は、料理を頻繁にすることが多いので、キッチンの広さやコンロ、設備も重要なポイントとなるようです。

 

5位「セキュリティ面」

 

第5位は、セキュリティ面です。女性の一人暮らしの場合は、セキュリティ面が重要視されます。オートロック付きの物件や、モニター付きのインターフォンも、設置されている所がやはり人気が高いですね。

 

『見落としがち!?賃貸アパート・マンションを探すときの注意点とは!』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

6位「治安・周辺環境」

 

第6位は、治安・周辺環境です。賃貸アパートやマンションでは、部屋の中が理想通りでも、騒音がうるさかったり、周辺環境が悪ければ快適な生活を送る事は難しくなります。

また、大きな通りに面している物件ですと、夜中でも車の通りが激しかったり、エンジン音が気になる事もあります。隣家の様子も曜日や時間帯によって変わるので、まわりの様子を把握したい時は、時間帯を変えて何度か訪れてみましょう。

 

7位「間取りや階数」

 

第7位は、間取りや階数です。間取りは、生活リズムや家族構成によっても希望が変わりますが、多くの時間を過ごすリビングが広い物件は人気があります。

また、防犯面や窓からの眺めを重要視する場合は、階数もこだわる人が多いでしょう。高層階過ぎると、災害時にスムーズに避難出来ないなど、安全面も考慮して選ぶ人が増えているようです。

 

8位「収納スペース」

 

第8位は、収納スペースです。賃貸アパートやマンションでは、生活空間を広く保つ為の収納スペースは不可欠ですよね。新たに収納グッズを買い足すと、それだけ生活空間が狭くなってしまうので、出来れば最初から収納スペースが多い方が良いですね。

 

9位「駐車場や駐輪場」

 

第9位は、駐車場や駐輪場です。ご家族で入居する際は、車を1~2台所有している事が多いと思うので、駐車場があると助かりますよね。また、お子様がいる場合は、屋根付きの駐輪場が完備されていると喜ばれますが、中々ないのが実情です。

 

10位「物件の築年数」

 

そして第10位は、物件の築年数です。築年数は、浅ければ浅いほど、家賃が高くなりますが、逆に古すぎると寒さや騒音問題で生活に影響が出る事があります。

築年数が古いと、壁や窓ガラスが薄い事も多いので、暖房費がかさむなど家計にも影響が出てしまいます。家賃などと合わせて、総合的に判断すると良いでしょう。

 

まとめ

 

さて今回は、失敗しないための賃貸アパートやマンションこだわり条件トップ10というテーマで、詳しくご紹介してきました。賃貸物件を選ぶ際は、様々な条件を考慮した上で決めなければなりませんが、全ての条件をクリアする事は難しいですよね。

その中で、少しでも満足のいく条件の物件を選ぶために、今回ご紹介したランキングを参考に選んでみてはいかがでしょうか?

 

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