賃貸のアパート・マンションで、気をつけなければならないのが押しピンやネジなどを刺すことです。自分らしい部屋にしたいと、ポスターなどを飾りたいところですが、賃貸物件の場合は条件によって、原状回復義務が発生してしまう事もあるのです。

そこで今回は、賃貸アパート・マンションの壁に押しピンや釘・ネジをさしても大丈夫なのかを解説していきたいと思います。

 

賃貸で押しピンなどを使用する時の注意点

 

それでは早速、賃貸で押しピンなどを使用する時の注意点を解説していきましょう。

 

賃貸契約書の確認

まず1つ目は、賃貸契約書の確認です。賃貸契約書には、壁に押しピンをさした時の修繕費用の事など、様々な状況を想定して書かれています。賃貸物件を借りている時は、この賃貸契約書に書かれている内容が、一番効力が強いと言われているので確認するようにしましょう。

 

原状回復ガイドラインの確認

そして2つ目は、原状回復ガイドラインを確認することです。原状回復ガイドラインとは、2011年に国土交通省が公表したもので、賃貸物件における原状回復費用に関する事などがまとめられています。

原状回復ガイドラインによると、通常の使い方の範囲内で出来た壁の穴などに関しては、入居者の修繕負担はないとされていますが、通常の使い方という定義は人それぞれ受け取り方が違う可能性もありますよね。そこで順を追って、原状回復義務の詳しい解説をしていきたいと思います。

 

原状回復義務とは

 

原状回復義務とは、賃貸物件の入居者が退去時に「入居時の状態に部屋を戻す」義務の事を指します。原状回復義務が発生するか迷いやすい場所や状態について、詳しく解説していきましょう。

 

壁に刺した押しピンの跡

壁に刺した押しピンの跡は、普通に生活していると良くある事ですよね。ガイドラインによると、壁に刺した押しピンの跡程度でしたら、通常の使い方の範囲内と考えらえています。そのため、原状回復義務は発生しないと考えて良いでしょう。

 

押しピンで留めたカレンダーの日焼け跡

次に、押しピンで留めたカレンダーの日焼け跡ですが、これも通常生活している中ではあり得る使い方ですよね。カレンダーの日焼け跡も、自然現象によるもので、借主が故意につけたものではないので、原状回復義務は発生しません。

 

クギやネジを打った跡

次は、釘やネジの場合ですが、これは注意が必要です。押しピンとは違い、穴も大きく深く刺さっている事が多いですよね。この場合、通常の使用による損耗の範囲を超えてしまう可能性があり、穴の数や深さにもよりますが、原状回復義務があると判断される可能性が高い状態と言えそうです。

 

実内の襖やドアの押しピンの跡

最後に室内の襖やドアの押しピンの跡ですが、襖やドアの場合は、壁の場合の規定とは対応が違う事が多いです。壁の場合は傷ついた場所を修理しますが、襖やドアの場合は全部を丸ごと取り換えるという事が多いのです。

そのため、賃貸契約書で最初から退去時の張り替え費用が発生する事になっている場合は、特に追加で原状回復義務が発生する事はありませんが、規約によっては退去時に原状回復義務が発生する可能性は高い状態ですので、出来るだけ入居時の状態を維持するようにしましょう。

 

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原状回復ガイドラインの内容

 

それでは次に、原状回復ガイドラインの内容をご紹介していきたいと思います。

 

原状回復義務の範囲外

まず、原状回復義務の範囲外となるものをご紹介しましょう。

・クロス張りの場合の、下地ボードの張り替えが不要な程度の壁、天井の押しピンなどの穴
・壁に貼ったポスターや絵画の日焼け跡
・エアコン設置による壁のビス穴や跡(賃借人所有のエアコンの場合)

 

原状回復義務の範囲内

次に、原状回復義務の範囲内となるものをご紹介します。

・クロス張りの場合、重さのある物をかける為に開けた壁や天井などの釘の跡やネジの跡(下地ボードの張り替えが必要な程度)
・天井に直接付けた照明器具の跡

 

原状回復費用は築年数によって変わる

 

原状回復費用は、ガイドラインに記載されている減価償却に関するルールにより、築年数によって変わるとされています。例えば、壁紙の場合は6年が経過すると減価償却されるので、新築で入居した場合の壁紙は、3年経つと負担する割合が50%になります。

金額で表すと、新築の場合は10万円かかる壁紙でも、3年住んで原状回復義務が発生して、張り替える際は50%の5万円を負担するという感じになるのです。

 

賃貸で押しピンや釘、ネジの代わりで使えるもの

 

それでは最後に、賃貸物件で押しピンや釘、ネジを使えない時の代わりになるものをご紹介していきたいと思います。

 

壁美人

このアイテムは、金属製のフックをホッチキスで留めて使うもので、壁にラックなどを設置する際に使用します。ホッチキスなら穴も目立たないですし、賃貸アパートやマンションにはおすすめのアイテムです。

 

ひっつき虫

このアイテムは、ポスターなど軽いものを壁に貼りたい時に、おすすめのグッズです。ガムのような粘着剤を四隅に貼れば、簡単に壁に貼り付ける事ができ、何度もはがせるのも魅力です。

 

ピクチャーレール

ピクチャーレールは、壁に直接穴を開けることなく、絵画などを飾ることができ、重い物でも耐えられるので、賃貸アパートやマンションで使用するのにおすすめです。

 

まとめ

 

さて今回は、賃貸アパート・マンションの壁に押しピンや釘、ネジなどを使っても大丈夫なのかを解説してみました。賃貸物件の場合は、賃貸契約書の内容に基づいて、様々な費用の条件が異なってきます。退去時のトラブルを避ける為にも、壁に傷がつくような穴を開ける際は、しっかり確認してから行うようにしましょう。

 

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あなたは引越しをする際の挨拶まわりは、必要だと思いますか?また、挨拶まわりをしたことがありますか?「挨拶まわりって昔っぽい考え方だし、今はしなくていいでしょ」と思っている方も多いかもしれません。この挨拶まわりが必要なものなのかは、この記事で結論が分かります。

今まで挨拶まわりをしたことがなかった方も、概念が変わってしまうでしょう。内容が気になってきたところで、早速「引越し挨拶はしたほうがいいのか?」という疑問の答えを見ていきたいと思います。

 

引越し挨拶はしたほうがいい?

 

そもそも引越し挨拶はしたほうがいいのか…悩む方も多いでしょう。まず結果からお伝えすると引越しをする際は、旧居・新居いずれにおいても挨拶まわりをしておくのが望ましいと言えます。

しかし、最近は挨拶まわりをしない方も増えているため、必ずしなければならないとは断言できません。そこで、この章では挨拶まわりをしたほうが良い理由をご紹介します。

 

何かあった時に助けを求めやすい

 

挨拶まわりをしておくことで、ご近所の方と顔見知りになれます。このことが何を意味するのか…それは何か困ったことがあった際に、助けを求めやすいということです。

例えば、オートロック付きのマンションなどで鍵を忘れてインロックしてしまった場合に、お隣さんのインターホンを鳴らせば顔を知っているため開けてもらえます。それ以外に災害があり避難しなければならくなった際の、連携などにも役立ちます。

 

子どもやペットなどの騒音

 

お子様やペットがいる場合は騒いだりして、近所の方までそれが聞こえることもあるかもしれません。近所の方へ事前に断りを入れておくだけでも、トラブルになる可能性が低くなります。

このように困ったときはもちろんのことトラブルを防ぐことにも繋がるため、挨拶まわりは積極的に行ったほうが良いと言えるのです。しかし、実際に挨拶まわりをどれくらいの範囲で行ったら良いのかわからない。という方も多いと思います。そこで次の章では、挨拶まわりを行う一般的な範囲について解説します。

 

挨拶まわりはどこまで必要?

 

この章では挨拶まわりはどこから・どこまでの範囲に対して行えばいいのか、という点について解説します。マンションやアパートなどの集合住宅や一戸建てによって、対象範囲は変わってきます。そこで、それぞれのパターンに分けて解説していきますので、あなたに当てはまる方を確認してみてくださいね。

 

マンションやアパートなど集合住宅

マンションやアパートなどの集合住宅に引っ越した場合に、挨拶まわりの対象となる範囲は以下の通りです。

「両隣の部屋(角部屋の場合は1部屋のみ)」
「真上の部屋(最上階の場合はなし)」
「真下の部屋(1階に引越す場合はなし)」

両隣の部屋というのは、誰もが思い浮かべる範囲かと思います。同じフロアの方は直接顔を合わせる機会も多いため、少なくとも両隣の部屋の方には早めに挨拶へ行くようにしましょう。

また真上や真下の部屋は同じフロアでないため顔を合わせる機会は少ないですが、生活音などによるトラブルが発生しやすい範囲です。お互いに顔を合わせておくことで「相手に配慮しよう」と意識しやすくなります。

 

一戸建て

一戸建てに引っ越した場合に、挨拶まわりの対象となる範囲は以下の通りです。

「両隣の家」
「自分の家から見て向かい側の3軒」
「真後ろの家」

一戸建ての場合はマンションと違い、同じ建物でないためあまり関わりはないと思う方も多いかもしれません。しかし、お買いものやゴミ捨てなどふとした時に顔を合わせたり、町内会で同じグループになったりと様々な面で関わり合いがでてくる場面があります。引越した先の生活にいち早く慣れるためにも、きちんと挨拶をしておきましょう。

 

『賃貸アパート・マンションの壁に押しピンは大丈夫?釘やネジは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

番外編:大家さん・管理人さんへの挨拶

 

集合住宅へお引越しをする場合は、その建物の大家さんや管理人さんにも挨拶をしておくようにしましょう。それによって何か住宅の件で困ったことがあった際に、相談しやすい環境を整えることができます。挨拶まわりをしたほうが良い範囲が分かったところで、次の章では挨拶まわりをする時間やタイミングをご紹介します。

 

挨拶まわりに適しているタイミングや時間とは?

 

旧居・新居共に挨拶まわりに適しているタイミングは、退居・入居の前日が良いと言われています。このタイミングは引越し作業などでバタバタしていることも多いと思いますが「事前に」ということを意識するようにしましょう。

前もって挨拶をしておくことで、相手により良い印象を与えることができます。また挨拶に行く時間には日が落ちた夜ではなく、明るい時間帯に済ませましょう。相手のことを考え負担にならない常識的な時間に挨拶まわりをしてくださいね。

平日・休日どちらがいいのか、という疑問もあるかと思います。休日はゆっくり休みたいと思う方がほとんどですので、挨拶まわりもできるだけ平日に済ませると良いでしょう。どうしても休日しか時間が取れない場合は、午前中の時間帯は避けると良さそうです。

ここで紹介したタイミングや時間以外にも、挨拶まわりでは気を付けておくべきポイントがあります。そのポイントは次の章で、解説しますね!

 

挨拶まわりで気をつけるべきポイント

 

挨拶まわりというとほとんどの場合が、その相手と初対面になります。初対面ではできるだけ、良い印象を与えておきたいですよね。その際に特に気をつけるべきは、あまり長居をしないことです。

相手の都合などもあるため、簡単に挨拶をし迷惑をかけそうな点があればその断りをする程度で良いでしょう。そのほか良い印象を相手に与えるために、気をつけるべきポイントを解説します。

 

服装

服装は見た目の印象を良くするために、とても重要です。例えば、引越し当日は動きやすく汚れてもいい服装をしている方がほとんどでしょう。しかしカジュアルすぎる服や汚れている服は、初対面の方に良い印象は与えられません。

高貴な服を着用するべきということではありませんので、その点はご安心ください。挨拶まわりに行く際はしっかりと身だしなみを整えて、清潔感のある服装を心がけるようにしましょう。

 

品物

挨拶まわりの際に言葉だけでなく品物を贈ることで、より心のこもった挨拶になります。良く贈られているものは、以下のような品物です。

「お菓子(日持ちがするもの)」
「バス用品(石鹸/バスタオル)」
「お茶/コーヒー」

この内容からも推測できるかもしれませんが、高価なものを贈る必要はありません。逆に高価すぎると相手に気を遣わせてしまいます。一般的な料金相場は500〜1000円程。これぐらいの金額であれば、一人暮らしの方でも用意しやすいですよね。

 

まとめ

 

今回の記事では、引越しをする際の挨拶まわりについてご紹介しました。「挨拶まわりは面倒臭いからしたくない」と思う方もいるかもしれませんが、ご近所さんと良い関係を築くためにも”しておいたほうが良い”ことだと言えます。引越しをする機会があれば、ぜひこの記事を参考に挨拶まわりを行ってくださいね。

 

『入居後に気づいた設備の故障や不備への対処の仕方とは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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あなたは賃貸物件の入居後、故障や不備に気づいたことはありますか?またそれをどのように対処しましたか?入居してすぐあとは引越しの荷ほどきなどもあって、そんなの確認してなかったという方もいるのではないでしょうか。

しかし、これを確認しなければ、後々あなたの生活に関わってくる大きな問題になることもあります。そこでこの記事では、入居後に見つかる故障や不備にどのようなものがあるのか。

またどこを確認しておくべきなのかと、故障や不備が見つかった場合の対処方法について徹底的に解説をしていきます。まずは、入居後に発見される故障や不備の例をみていきましょう。

 

入居後の故障や不備って例えばどんなもの?

 

「入居前はクリーニングもされてるだろうし、不備なんてないでしょ。」多くの方がこのように思うでしょうが、実際に故障や不備が発見されることもあります。

「え、、今住んでる家にも故障や不備があるってこと!?」すべての物件に、故障や不備があるわけではありません。そこで実際に見受けられがちな入居後の不備を、ピックアップしていきたいと思います。

 

設備不良

設備不良といえど、どこの設備不良?と思う方も多いと思います。例えば、エアコンが備え付けされている物件がありますよね。そのエアコンがそもそも付かなかったり、冷房は効くけど暖房は効かなかったり。このように様々な不調が考えられるのです。

何年も住んでいてじきに不調が出てくるのであれば仕方ないですが、入居時点で使えなければそれは故障・不備にあたります。そのほかにも「給湯器」や「お風呂」「ガス器具」なども故障や不備がありがちな設備のひとつです。

 

水回り

水回りも不調が見られることがあります。水回りの不調といえば「水漏れ」ですよね。水を出していない時は問題なくても、どこかで水を出すとほかの場所で水が漏れていたということも考えられます。そのほかにも水道水が変色しているなど、入居してから手を洗ったり料理をしようとした際に気づくこともあります。

 

電球・蛍光灯

見出しの通り電球や蛍光灯に関する不備です。入居して電気を開通する手続きもしたのに、電気がつかないということを経験したことはありませんか?これもよくある物件の不備のうちのひとつといえます。

 

虫の死骸

長期間空き物件だった場合は、虫の死骸が残っている可能性が考えられます。特に多いのがゴキブリの死骸。空き物件だった場合はクリーニングからも期間が経っていることがあるため、虫による汚れや死骸などがあることがあります。

4つの故障や不備の可能性を上げてきましたが、入居してからしばらく経ってしまってからではいつ壊れたものなのか、いつからの汚れなのか判断ができません。なるべく早く発見するために内見や入居時に確認しておくべきポイントを、次の章で解説していきます。

 

『賃貸アパート・マンションの壁に押しピンは大丈夫?釘やネジは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

内見や入居時に確認しておくべきポイントとは

 

つい先ほど故障や不備は、早く見つけるべきということをお伝えしました。そこでどこを確認しておくべきなのかをご紹介していきます。

 

コンセント・エアコン・インターホン

これらは物件に備え付けられていることが多い製品です。前の章でも解説したように、エアコンは不備があることが多いため電気開通の手続きをしたらすぐに確認するようにしましょう。

またコンセントも指してみたら、電気が通ってなかったということもあります。インターホンも音がならず来客や宅急便に気づかないことがあると大変なので、家族などにインターホンを鳴らしてもらうなどして、確認をしておきましょう。

 

排水溝の臭いや汚れ

長期間空き状態が続いていた物件の場合、放置されたことにより排水溝から悪臭がしたり汚れが出てきてしまっている可能性があります。これは入居前の内見時に確認できる項目になるので、入居前に確認して気になることがあれば事前に清掃などをしてもらうようにしましょう。

 

窓やドアの開閉

窓やドアの開閉がスムーズにできるかも、確認しておくべきポイントのひとつです。ドアの立て付けが悪く鍵を開けても入れなくなってからでは、大変困りますよね。少しでもズレが気になったり、ガタガタするといった場合は、遠慮せずに事前に修理などの交渉を行うようにしましょう。

 

不備があった時はどうすればいいの?

 

もし故障や不備が見つかった場合は、速やかに不動産店や大家さんに連絡してください。勝手に修理業者などを呼んで対処するのは、よくありません。あなたが呼んだ修理業者と大家さんがいつも依頼している修理業者が使用する部品が違う場合、再度修理をし直さなければいけなくなってしまうこともあります。

初期の故障や不備でなく、あなた自身が壊してしまったという場合でも同様です。もちろんあなたが壊してしまったものは、修理費用を負担しなければならないことがほとんどですが、修理業者に関しては大家さんと相談して決めるようにしましょう。

 

まとめ

 

ここまで入居後の故障・不備の例や確認しておくべきポイント、不備があった場合の対処方法を解説してきました。故障や不備を見つけたけど、大家さんや不動産店に言うのは申し訳ないな。なんて思わずになるべく早く報告をするようにしましょう。

大家さんや不動産店が把握してない不備や故障はものによって、退去時にあなたの故意・過失として請求されることも考えられます。後にあなたがこのような損をしないためにも、内見や入居時にしっかりと故障や不備がないかを確認したうえで快適に暮らしましょう。

 

『賃貸アパート・マンションに入居してからのトラブルと解決方法とは?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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住宅を購入する時に、多くの人が利用するのが住宅ローンですよね。しかし、種類や特徴が色々あり、実際にどのようにして選べば良いのか迷ってしまう事も多いのではないでしょうか?

住宅ローンは短期的ではなく、長期的に返済していくものですので自分に合った住宅ローンを選ぶことが重要です。そこで今回は、住宅ローンの選び方と返済方法について解説していきたいと思います。

 

住宅ローンを選ぶ際のポイント

 

住宅ローンは、毎月必ず返済するものです。そのため、家計を圧迫するほどの返済計画は望ましくありません。住宅ローンを選ぶ時は、自分に合った返済期間や金利、返済方法などを選ぶようにしましょう。

また、住宅ローンは基本的に定年退職までに完済出来るようにしておくと安心です。金利や借入先なども様々な種類があるので、しっかり収支のシミュレーションを作成するようにしましょう。

 

住宅ローンの返済方法の種類

 

では次に、住宅ローンの返済方法の種類についてご紹介したいと思います。返済方法には主に2つあり、それぞれの特徴を解説していきます。

 

元利均等返済

まず1つ目は、元利均等返済です。元利均等返済は、毎月決まった金額を返済していく方法で、金利が一定の場合は月々の返済額も一定になります。返済初期は、利息の支払額が大きく、元金の減りが遅いという特徴があります。月々の返済額が一定なので、返済計画を立てやすいメリットがあります。

 

元金均等返済

そして2つ目は、元金均等返済です。元金均等返済とは、借入金額(元金)を返済期間で均等に割ることで、月々の返済額を決めるというものです。

借入残高に応じて利息を上乗せするので、返済初期が一番返済額が大きくなり、徐々に減っていくという特徴があります。最初の返済額の負担が大きくはなりますが、総返済額は「元利均等返済」よりも少なくなるというメリットがあります。

 

住宅ローンの金利タイプ

 

それでは次に、住宅ローンの金利のタイプについて解説していきたいと思います。住宅ローンの金利には、主に3タイプありそれぞれの特徴についてご紹介していきましょう。

 

変動金利

まず1つ目は、変動金利です。変動金利は、市場の金利情勢に合わせて、金利が変動するという特徴があります。通常、半年ごとに金利が見直され、金利の変動幅には上限はありません。金利の変動によるリスクは多少ありますが、金利を低く設定したい人にはおすすめです。

 

固定金利

そして2つ目は、固定金利です。固定金利は、借り入れの際の金利が、市場の金利情勢に合わせて変動しないという特徴があります。変動金利よりも高めに設定してありますが、月々の返済額が一定なので返済計画を立てやすいメリットがあります。

 

ミックス

3つ目は、ミックスです。ミックスは、異なる金利タイプやプランを、自由に組合すことが出来るという特徴があります。同じ金利でも、適応期間が違うものを組み合わせるなど、契約者が希望の条件に合わせて選択することが出来るものです。

 

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住宅ローンの種類

 

それでは次に、住宅ローンの種類について解説していきたいと思います。住宅ローンには、主に3種類あります。

 

公的ローン

1つ目は、公的ローンです。公的ローンは、公的な機関が融資をする住宅ローンのことで、財形住宅融資や自治体が行うものが該当します。財形住宅融資とは、財形制度のある企業などにいる人が財形貯蓄を利用して、借りることのできる住宅ローンです。

また、自治体が行う融資は、都道府県や市町村が行い、自治体によって融資の仕方が異なります。利用する際は、各自治体への確認をするようにしましょう。

 

民間ローン

2つ目は、民間ローンです。民間ローンは、民間の金融機関(都市銀行・地方銀行・信用金庫など)が融資をする住宅ローンです。住宅ローンの選択肢が多いのが特徴で、金利や保障やサービスなど、契約者の希望に合わせることが出来るメリットがあります。

 

フラット35

そして3つ目は、フラット35です。フラット35は、長期間固定金利型の住宅ローンです。住宅金融支援機構と民間の金融機関の両者が提携した上で提供するものです。

長期固定型のため、金利上昇のリスクを避けられるメリットがあり、住宅ローン契約時に返済終了までの借入金利や月々の返済額が確定します。そのため、長期間に渡る返済プランを立てやすいというメリットがあります。

 

住宅ローン利用時にかかる諸費用

 

それでは最後に、住宅ローンの利用時にかかる様々な諸費用について解説していきたいと思います。

 

事務手数料

1つ目は、事務手数料です。事務手数料は、住宅ローンを契約した時に金融機関に支払う手数料の事を指します。借り入れ金額に対して、決められた割合の金額か定額の金額を支払う形になります。

 

保証料

2つ目は、保証料です。住宅ローンの融資を受ける際に、金融機関によっては指定した保証会社の保証を受けることが条件となっていることがあります。そのような場合は、保証会社に必要な費用を支払う形となります。しかし、保証会社への支払いが不要な場合もありますので、金融機関に確認するようにしましょう。

 

登記費用

3つ目は、登記費用です。住宅を購入した場合は、不動産の登記を行う必要がありますので、その際に必要になる費用です。登記のための、登録免許税や登記手続きを行う司法書士への報酬などがあります。

 

繰り上げ返済手数料

4つ目は、繰り上げ返済手数料です。住宅ローンの契約期間よりも、繰り上げて返済する場合に金融機関に支払う手数料の事です。

 

返済口座への送金手数料

そして5つ目は、返済口座への送金手数料です。金融機関によっては、返済用の口座へ送金する際に手数料が発生する場合があります。そのような時は、送金手数料として支払う形となります。

 

まとめ

 

今回は、住宅ローンの選び方と返済方法について解説してきました。住宅ローンには種類やタイプが色々あり、金利や返済プランも契約者の経済状態によって合うものが違ってきます。今回ご紹介した情報を参考に、収支のバランスを考えて、返済までのプランをしっかり立てましょう。

 

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住宅などの不動産を売買する際には、必ず売り主と買い主が登記簿謄本で権利を確認する必要があります。しかし、登記簿謄本は日常的に目にするものではないので、不動産を売買する時になって初めて見るという人が多いと思います。

そこで今回は、情報を正しく読み取ることが出来るように、不動産登記簿謄本の見方を詳しく解説していきたいと思います。

 

不動産登記簿謄本とは

 

そもそも、不動産登記簿謄本とはどのようなものなのかを解説していきましょう。まず、私たちが安全な不動産取引を行うためには、「不動産登記」というものが必要になります。

不動産登記は、土地や建物に関する権利などが記載されており、その記録を社会に公示するための行政上の制度の事を指します。その登記記録は、「不動産登記簿」という台帳にまとめられます。この不動産登記簿のデータを出力した紙に、法務局の印鑑が押された状態の公の証明書の事を「登記簿謄本」と呼びます。

 

不動産登記簿謄本の構成

 

では次に、不動産登記簿謄本の構成について解説していきたいと思います。不動産登記簿謄本は、4部構成になっていて、「表題部」「権利部(甲区)」「権利部(乙区)」共同担保目録」があります。それぞれ役割が違うので、しっかり知っておくことが大切です。

 

表題部

1つ目は表題部です。表題部には、その不動産の基本的な情報が記載されています。不動産を特定するための所在や構造・面積などがあり、土地と建物で表題部の項目は異なります。

 

権利部(甲区)

2つ目は権利部(甲区)です。権利部(甲区)は、所有権に関する情報が記載されています。その不動産は誰が所有しているのかや、過去に所有していた人物も知ることが出来ます。

 

権利部(乙区)

3つ目は権利部(乙区)です。権利部(乙区)には、所有権以外の権利に関する情報が記載されています。所有権以外の権利としては、抵当権や賃借権、地上権などが含まれています。その不動産に対して、誰がどのような権利を持っているのかを確認する項目となっています。

 

共同担保目録

4つ目は共同担保目録です。共同担保目録には、抵当権を設定した時に担保として提供された不動産が、まとめて記載されています。この場合、権利部(乙区)と抵当権はセットで参照する必要があります。

 

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表題部の内容

 

それでは、表題部の詳しい内容を解説していきたいと思います。表題部の内容は「土地」と「建物」で違いがあります。

【土地】

所在:土地の場所が市町村字まで記載されています。
地番:土地の地番が記載されていて、所在と地番がある状態が正確な所在地となります。
地目:地目とは、その土地の用途や種類の事を指し、宅地のほかに「田」「畑」「山林」「雑種地」などが記載されます。
登記の日付:その土地が登記された日付と理由が記載されます。

【建物】

所在:その建物の、市町村字および番地まで記載されます。
家屋番号:不動産登記をする際、建物に付与される番号が記載されます。
種類:建物の種類が記載され、居宅のほかには「事務所」「店舗」「倉庫」「共同住宅」などがあります。
構造:建物の構造が記載され、「構成材料+屋根の種類+階層」で表現されています。
床面積:その建物の、床面積が記載されます。
登記の日付:その建物が登記された日付と理由が記載されます。

 

権利部(甲区)の内容

 

それでは次に、権利部(甲区)の内容を解説していきたいと思います。

順位番号:登記された順番が記載されます。
登記の目的:所有権が登記された目的が記載されます。
受付年月日・受付番号:所有権に関する、登記が受け付けられた年月日と番号が記載されます。
権利者やその他の事項:所有者の住所や氏名などが記載されます。

 

権利部(乙区)の内容

 

では次に、権利部(乙区)の内容を解説していきたいと思います。

順位番号:登記された順番が記載されます。
登記の目的:所有権以外の権利について、どのような登記が行われたかが記載されます。
受け付け年月日・受付番号:所有権以外の権利に関する登記が、受け付けられた年月日と番号が記載されます。
権利者その他の事項:所有権以外の権利に関する内容や、権利者の氏名などが記載されます。
原因:登記された理由が記載されます。
債権額:お金を貸した(借りた)際に、取り決められた利息が記載されます。
損害金:お金を貸した(借りた)際に、債務者の支払いが滞った時に生じた損害に対する利息が記載されます。
債務者:お金を借りた人の、住所や氏名が記載されます。
抵当権者:お金を貸した人の、住所や氏名が記載されます。
共同担保:抵当者が共同担保になっている場合は、共同担保目録の番号が記載されます。

 

共同担保目録の内容

 

それでは次に、共同担保目録の内容を解説していきたいと思います。

記号及び番号:共同担保目録の記号・番号が記載されます。
番号:不動産に振られた通し番号が記載されます。
担保の目的である権利の表示:抵当者が設定している、不動産の所在・地番・家屋番号が記載されます。
順位番号:抵当権の順位が記載されます。

 

マンションの登記簿謄本の注意点

 

では最後に、マンションの登記簿謄本の注意点を解説していきたいと思います。マンションの登記簿謄本は、土地の情報も建物の登記簿謄本にまとめられています。基本的には、建物の登記簿謄本を確認すれば問題ありませんが、マンションの登記簿謄本は「表題部」に特徴があるので注意しましょう。

専有部分の家屋番号:専有部分の家屋番号には、そのマンションにある全ての部屋番号が記載されます。
表題部(一棟の建物の表示):マンション一棟まるごとの情報が記載されます。
表題部(敷地権の目的である土地の表示):マンションが建てられている敷地の情報が記載されます。
表題部(専有部分の建物の表示):マンションの各部屋(専有部分)の情報が記載されます。
表題部(敷地権の表示):マンションの各部屋(専有部分)とセットとなっている、土地に関する情報が記載されます。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産の取引を安全に行うために必要な、不動産登記簿謄本の見方について詳しく解説してきました。不動産の取引をスムーズに進めるためには、まず不動産登記簿謄本の確認をする事が大切です。今回解説しました内容を知ったうえで、安全に不動産の取引を行うようにしましょう。

 

『不動産登記は自分でできる?方法や必要なものを説明します!』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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家を建てる第一歩は、希望に合う土地探しから始まります。土地探しが初めての人にとっては、どこから探せば良いのか迷ってしまう事も多いのではないでしょうか?

土地は、様々な探し方があり希望する条件によって異なります。そこで今回は、不動産店が教えるおすすめの土地探しの方法をご紹介したいと思います。

 

土地の探し方

 

それではまず、土地を探す時にどのような方法があるのかをご紹介していきましょう。

 

ネット

1つ目は、ネットを使って土地を探す方法です。ネットには、膨大な量の土地情報が掲載されているので、とりあえず色々な土地を見てみたいという人におすすめの探し方です。理想の土地の明確なイメージがまだない場合は、様々なタイプの土地を見ることが出来ます。

 

ハウスメーカー

2つ目は、ハウスメーカーで探す方法です。ハウスメーカーでの土地探しは、その後の建築計画がある程度進んでいる人におすすめです。

 

不動産店

そして3つ目は、不動産店で探す方法です。不動産店は地元の土地のプロでもあるため、最新の土地の情報に触れたいという人におすすめの探し方です。

 

ネットで土地を探すメリットとデメリット

 

それでは次に、ネットで土地を探す時のメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。ネットで土地を探すメリットとしては、膨大な情報量と色々なタイプの土地を見ることが出来るという点です。

しかし、デメリットとして、情報の鮮度的にはやや古いものが多いという点があります。土地の情報は、地元の不動産店が多く扱っており、なかなか買い手がつかない土地がネットには掲載されている事が多いためです。

 

ハウスメーカーで土地を探すメリットとデメリット

 

次に、ハウスメーカーで土地を探す時のメリットとデメリットをご紹介していきましょう。ハウスメーカーで土地を探すメリットとしては、情報の鮮度が高いという点です。特に、人気の高いエリアでは不動産店から流れてきた情報がある可能性が高いです。

逆にデメリットとしては、土地を購入した後に住宅の建設を土地探しを依頼したハウスメーカーで、行わなければならないという点です。また、建設条件付きの場合が多い事も特徴ですので、敷地対応力が低くなりがちという点もデメリットと言えるでしょう。

 

不動産店で土地を探すメリットとデメリット

 

それでは、不動産店で土地を探す時のメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。不動産店で土地を探すメリットとしては、地元の土地のプロなので情報量が豊富で、情報も早いという点です。

扱う土地のバリエーションも豊富で、様々なニーズに応えられるようになっています。逆にデメリットとしては、土地を購入後の建設的な提案までは望めないことが多いという点です。

 

『宅地と分譲地の違いとは?メリット・デメリットを解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

土地を探す時のチェックポイント

 

それでは実際に、土地を探す時にチェックすると良いポイントをご紹介したいと思います。いざ現地で土地を見ていると、見落としがちな事も多いので忘れずにチェックするようにしましょう。

 

土地へかけられる金額を明確にする

まず1つ目は、土地へかけられる金額を明確にするということです。土地探しの第一歩は、資金計画を立てる事です。全体の予算で、土地にいくらかける事が出来るのかを明確にしておくことが大切です。理想の土地との出会いは突然やってくるものなので、その時に判断が鈍ってしまわないように計画を立てておきましょう。

 

希望条件を整理しておく

2つ目は、希望条件を整理しておくということです。基本的には、「希望するエリア」「希望する土地の大きさ」「希望する土地の形状など」を決めておくことをおすすめします。

 

土地の制限を知っておく

3つ目は、土地の制限を知っておくということです。土地には、「建ぺい率」「容積率」「斜線制限」「防火地域/準防火地域」などの制限があり、その土地の制限を超える建設物は建てる事が出来ない決まりになっています。そのため、その土地に希望の家を建てる事が出来るかを、事前に調べておく必要があるのです。

 

日当たり・風通しなど

4つ目は、日当たりや風通しなどです。購入したい土地の近くに、雑木林や竹林などがあると日当たりや風通しは悪くなります。また、水はけなども晴天時には分からない事なので、雨天の時など何度か訪れてみるようにしましょう。

 

隣地との関係

5つ目は、隣地との関係です。土地によっては、地積測量図や境界確認書が不明な場合があります。そのような土地の場合は、越境しているような場所がないか、広告よりも間口が狭くないかなどの確認が必要です。

 

電柱やごみ置き場

6つ目は、電柱やごみ置き場の確認です。土地によっては、敷地の間口に電柱が立っていたり、ごみ置き場になっていたりするのでチェックが必要です。電柱を移動させるとなると、電力会社に移設工事を依頼する必要があるので、事前に確認するようにしましょう。

 

地質

7つ目は、地質の確認です。土地を探す時は、地盤が緩くないかや盛り土などの有無を確認することが大切です。専門家の判断が必要になるので、現地に同行してもらいチェックするようにしましょう。

 

更地か古家があるか

そして8つ目は、更地か古家があるかの確認です。土地によっては、現地に古家が残されている場合があり、そのような時は取り壊しなどが買主の負担となります。取り壊し費用などが追加で必要になってしまうので、よく確認するようにしましょう。

 

まとめ

 

さて今回は、不動産店が教えるおすすめの土地探しの方法をご紹介しました。土地の購入は、一生のうちでとても大きな買い物です。しっかりと希望する条件を明確にして、ご自分に合った方法で理想の家を建てられる土地を探してみてくださいね。

 

『先に土地だけを購入する場合に気を付けるべき注意点とは』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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この記事のタイトルを見て『”面積”って、いっぱいありすぎ!』と思った方も多いでしょう。もちろんですが、これらはすべて実在する”面積”関連の言葉です。

マイホームの建築を計画している方や土地の売買をする方は、絶対に知っておかなくてはならない言葉でもあります。これらの言葉を知らないと損をしてしまうこともあり得るほど、大切な”面積”です。

こんなにいろんな種類の”面積”があるなんて知らなかった!という方にも、この記事ではそれぞれをわかりやすく解説しています。ここで解説している内容を知るには、今からでも全然遅くはありません。

「マイホームを建てるにあたって損したくないから勉強しよう!」「投資として土地売買も興味がある!」そういう方々は、この記事を見てしっかり勉強していきましょう。早速「建築面積」から順番に、解説をしていきます。

 

建築面積とは

 

建築面積とは屋根や壁・柱で囲まれた構造の建築物の面積をいいます。一般的な建物は1階部分の面積が建築面積に該当しますが、2階以上のほうが1階部分より面積が広い場合は、広い部分の面積が建築面積になります。

バルコニーや中庭・車庫は建築面積に含まれるのか、気になりますよね。まずバルコニーやひさしなど建築物から突き出ているものに関しては、突き出ている部分が1m以下の場合建築面積に含まれません。

逆に1m以上突き出ている場合は、突き出している部分の先端から1m後退した部分までが建築面積に含まれます。またバルコニーやひさし以外にも外階段や外廊下なども、この範囲と同様です。

中庭や車庫だと、どうでしょうか?中庭は屋根が付いていれば建築面積に含まれますが、屋根がない中庭や坪庭は建築面積に含まれません。車庫に関してはガレージやカーポートなど屋根と柱があるため、建築面積に含まれます。しかし、屋根がない駐車場は建築物に該当しないため、建築面積にも含まれないことになるため注意が必要です。

 

『一坪って何平米?広さを表す単位「坪」「平米」「畳」について解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

延床面積・建物面積とは

 

延床面積とは建物各階の床面積を足したものをいいます。ロフトやバルコニーは、延床面積には含まれません。2階建てであれば1階と2階の床面積を合計したものが、延床面積として表記されます。

そのため先ほどご紹介した「建築面積」よりも広いのが延床面積です。建物面積というのは、不動産店の広告などで延床面積を意味する言葉として使われていることが多くあります。つまり「延床面積」と「建物面積」というのは、同じ意味の言葉なのです。

サイトや広告によって使われている言葉が違うことがありますが、同じ意味だということを頭に入れておくと良いでしょう。またマイホームを建てるにあたってお部屋の広さを重視したい場合は、延床面積(建物面積)に含まれないロフトなどを上手に活用すると良さそうですね。

 

敷地面積・土地面積とは

 

敷地面積とはすでに建物が建っているまたは、これから建物を建てようとしている土地の面積です。前の章でご紹介した「延床面積・建物面積」と同様に、敷地面積と土地面積は同じ意味の言葉になっています。

敷地面積(土地面積)には登記簿に記載されている登記簿面積(地積)と、実測面積の2種類があります。なんで2つに分かれているんだ!と思いますよね。

まず登記簿面積というのは、明治時代の古い情報をもとにつくられているため、不正確なことが多くあります。それに対して実測面積は土地家屋調査士が行った実測をもとにつくられています。そのため不動産の取引を行う際は、正確な実測面積を把握しておくようにしましょう。

 

それぞれの面積の違いとは

 

これまでそれぞれの”面積”について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか?最初に見た「建築面積」の内容を忘れちゃった…という方のために、ここでもう1度それぞれの面積の違いについてまとめていきます。

 

建築面積

屋根や壁・柱で囲まれた構造の建築物の面積。屋根や柱のない中庭や駐車場は建築面積に含まれない。

 

延床面積

建物各階の床面積を合計した面積。ロフトやバルコニーは含まれないないため、部屋に広さが欲しい場合は活用できる。

 

建物面積

延床面積と同じ意味の言葉。不動産店の広告などでは「建物面積」という言葉が、使われることが多い。

 

敷地面積

すでに建物が建っているか、建築予定の土地の面積。登記簿面積と実測面積の2種類があり「実測面積」の方が正確なため重要。

 

土地面積

敷地面積と同じ意味の言葉。

 

これら4種類が、この記事で解説してきた”面積”です。屋根や柱の有無で”面積”に含まれるのか含まれないのかも異なるため、マイホームなどを建てる場合はとても重要な項目ばかりになります。

特徴だけを絞って見るとそこまで難しいものではないですよね。この記事をブックマークなどしておいて、土地の売買取引やマイホームを建てる際の参考になれば嬉しく思います。面積について不安なことや不明点があった際は、遠慮せずに不動産担当者などに相談してくださいね。

 

『「一間」や「半間」は何センチ?間取り図の長さについて解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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一戸建てを購入しようと思った時に、建売住宅と注文住宅どちらにしたら良いか迷いますよね。建売住宅は、いくつもの区画で一斉に販売されているイメージがありますし、注文住宅は自分のこだわりを詰め込んで唯一無二のマイホームというイメージがあります。

しかし、それぞれの詳しい特徴やかかる費用などは、よく分からないという人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、建売住宅と注文住宅の費用や特徴の違いを比べていきたいと思います。

 

建売住宅の特徴

 

それでは早速、建売住宅の特徴からご紹介していきましょう。

 

土地とセットで販売されている

1つ目の特徴は、土地とセットで販売されているということです。建売住宅は、売主業者の設計によって建てられた住宅を、土地と一緒に購入します。そのため、購入手続きが簡単という特徴があります。

 

設計済みでの販売

2つ目の特徴は、設計済みで販売されているということです。建売住宅は、全て設計済みの状態で販売されるため、間取りの変更などは難しいですが、購入までの打ち合わせが短いのが特徴です。

 

価格が割安

そして3つ目の特徴は、価格が割安ということです。建売住宅は、土地開発などで同様の住宅をいくつも建てられることが多いので、資材コストを抑えることができ割安で購入することが出来るのです。

 

注文住宅の特徴

 

それでは次に、注文住宅の特徴をご紹介していきたいと思います。

 

間取りや設備などを一から決めて作る

1つ目の特徴は、間取りや設備などを一から決めて作るということです。建売住宅と違い、間取りや内装を自分好みに選ぶことが出来るので、より「自分が建てた!」と実感出来る特徴があります。

 

土地と建物は別で購入する

2つ目の特徴は、土地と建物は別で購入するということです。注文住宅の場合は、住宅のイメージや資金計画などを立てた後に、土地を持っていない場合は土地の購入をして、住宅作りを依頼する会社を決めていきます。

 

追加費用が発生しやすい

そして3つ目の特徴は、追加費用が発生しやすいということです。注文住宅は、建売住宅と違い間取りなどすべての工程を一から作り上げていきます。そのため、工事途中で設計の変更や追加費用が発生しやすく、最初の見積もりよりも多くなる可能性があるのです。

 

『一戸建てやマンションにかかる維持費とその種類とは』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

建売住宅が割安な理由

 

それでは次に、建売住宅が割安な理由を解説していきましょう。建売住宅は、万人受けする住宅を作ることが優先されるので、量産品で比較的安い資材が使われます。

また建売住宅は、まとまった土地を区切って十数棟規模で建設されます。そのため、売れ筋の価格帯に収めるようになっているので、内装のこだわりは取り入れにくいですが割安になるのです。

 

注文住宅が割高な理由

 

では、注文住宅が割高な理由を解説していきましょう。注文住宅は、土地の価格や宅地を開発するための費用、建築にかかる費用を合わせた価格になります。住宅の間取りや内装など、一から設計しながら作るため、建物自体の価格が高くなりがちです。

工務店や建築家などにそれぞれ依頼するので、建設にかかる予算などそれだけコストがかかります。また、建売住宅に比べると工期が長くなるので人件費の割合も高くなります。

しかし、こだわる部分の工夫次第では、コストを切り詰めることも可能です。こだわる部分が多ければ多いほど、割高になるということです。

 

入居までの期間

 

それでは最後に、建売住宅と注文住宅それぞれの入居までの期間を比べていきたいと思います。建売住宅と注文住宅では、工期が異なるため入居までの期間も差があります。これからマイホームを建てようとしている人は、逆算して計算してみるのもおすすめです。

 

建売住宅

建売住宅の場合は、すでに住宅が完成しているかしていないかで、入居までの期間が異なります。すでに住宅が完成している場合は、不動産業者との契約や住宅ローンの手続きが完了すれば入居できるので、最短で1ヶ月ほどです。また、これから着工する場合は入居までに4ヶ月程度かかります。

 

注文住宅

注文住宅の場合は、土地や施工会社探しから始まるので、入居までは半年から1年程度かかります。土地を購入したあとに、設計プランを組み立て契約を交わすまでに、約3ヶ月ほどかかります。

そして打ち合わせを重ねながら着工して、完成まで4ヶ月~8ヶ月程度かかります。使われる資材や、工法によっても工期は変動するので長いと入居まで1年~2年程度かかる場合もあります。

 

まとめ

 

今回は、建売住宅と注文住宅の費用や特徴を比べてみました。マイホームを建てるとなると、こだわりたい部分や重視したい点がたくさん出てきますよね。入居までの期間が短いことや、低コストを重視したい場合は建売住宅がおすすめですし、細部にまでこだわったマイホームを建てたいという人には注文住宅がおすすめです。

今回ご紹介した特徴や費用を参考に、自分なりのこだわりに合う住宅をぜひ探してみてくださいね。

 

『住宅ローンの選び方と返済方法について解説します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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賃貸のアパートやマンションを借りるときに、忘れてはいけないのが初期費用です。家賃だけを見て決めてしまうと、いざ借りるときになって予想よりも費用が高くなって焦ってしまう可能性があります。

そこで今回は、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用についてご紹介していきたいと思います。

 

初期費用の種類とは?

 

それでは早速、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用には、どのような種類があるのかをご紹介していきましょう。

賃貸物件を探しているときに、よくみなさんが目にするのは敷金や礼金ではないでしょうか。しかし、初期費用は敷金や礼金以外にも色々と種類があるのです。

 

敷金

まず1つ目は、敷金です。敷金とは、大家さんに事前に払う預け金のことで家賃1~2ヶ月分が目安です。賃貸契約中の家賃の不払いや、退去時の修繕費などに充てられるのが一般的です。敷金は通常、退去時に汚損などがなかった場合は返金されます。

 

礼金

2つ目は、礼金です。礼金とは、大家さんに払う一時金の事です。礼金は大家さんに対しての謝礼の意味合いが強く、敷金とは違い賃貸の契約終了時に返金されません。家賃の1ヶ月分が目安となっています。礼金は、その土地の慣習によるところが大きいため、最近では礼金なしという物件も増えてきていますね。

 

前家賃

3つ目は、前家賃です。前家賃とは、賃貸のアパートやマンションを借りるときに契約した月の翌月分の家賃も一緒に支払うことです。家賃1ヶ月分が一般的ですが、契約したタイミングによって日割り家賃の支払いが必要な場合もあります。例えば、2月中に契約をして3月から入居する場合は、3月分の家賃を前家賃として支払います。

 

仲介手数料

4つ目は、仲介手数料です。仲介手数料とは、賃貸のアパートやマンションの物件案内や契約手続きの際に立ち会った不動産会社に対して支払うものです。一般的には家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分+消費税となっていて、上限は法律で「家賃1ヶ月分」と定められています。

 

保証会社加入料

5つ目は保証会社加入料です。保証会社加入料とは、万が一家賃が払えなくなった場合の備えとして支払うものです。家賃保証会社を利用する場合に支払うものですが、連帯保証人がいる場合は支払い不要のケースもあります。保証会社加入料は、1年契約で家賃の0.5~1ヶ月分・年間更新料 1~2万円が相場となっています。

 

鍵交換代

6つ目は、鍵交換代です。賃貸のアパートやマンションを借りるときに、入居時に物件の鍵を新品に変更するためかかる費用となります。鍵の種類や物件によってやや相場に幅がありますが、1~2万円程度となっています。

 

火災保険料

そして7つ目は、火災保険料です。火災保険料は、入居時に火災などのトラブルに備えて加入するための初期費用です。お持ちの家財によって金額は変わりますが、相場は2年で1.5万円~2万円程度で、基本的には不動産会社に案内された保険会社に支払います。

 

『良い物件を見つけるには、まず良い不動産店を見つけよう』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

初期費用の目安

 

それでは次に、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安をご紹介したいと思います。単身者用の物件と、ファミリー用の物件で分けてご紹介するので参考にしてみてくださいね。初期費用の種類でご紹介した相場を参考に、おおよその初期費用の内訳をご紹介します。

 

単身者の場合

それでは、家賃5万円で賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安からご紹介していきましょう。

 

【家賃5万円・敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の場合】

合計:310,000円

 

【家賃5万円・敷金礼金ゼロの場合】

合計:200,000円

 

ファミリーの場合

それでは次に、家賃7万円で賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の目安をご紹介していきます。

 

【家賃7万円・敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の場合】

合計:427,000円

 

【家賃7万円・敷金礼金ゼロの場合】

合計:267,000円

 

初期費用を抑えるには?

 

賃貸のアパートやマンションをいざ借りようとしたときに、意外と初期費用が高いと感じるかもしれませんね。引っ越し費用もかかる中、少しでも初期費用は抑えたいですよね。そこでここでは、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用を抑えるコツをご紹介していきたいと思います。

 

敷金・礼金の少ない物件を探す

前章で実際計算したように、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用を抑えるには、敷金・礼金の少ない物件を探すと良いでしょう。駅から遠いなどの立地条件や、ライバル物件が多いエリアなどでは敷金・礼金を抑えている物件があります。

初期費用を抑えるために敷金・礼金の少ない物件を探すなら、人気エリアから少し外れた場所を狙うのもオススメですよ。

 

初期費用の支払い方法

 

賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用の支払いに、クレジットカードが利用できるということをご存知でしょうか?引っ越しをするときは、何かとお金がかかるので初期費用をクレジットカード払いにするのもオススメです。使い方次第でポイントが貯まりますし、引き落としが翌月か翌々月になるので手元に現金を残しておくことが出来ます。

 

まとめ

 

さて今回は、賃貸のアパートやマンションを借りるときの初期費用についてご紹介してきました。賃貸物件は家賃だけでなく様々な初期費用が発生し、家賃の金額によって初期費用も変動します。しかし、工夫次第で抑えられる初期費用もあり、クレジットカード払いなどの支払方法も選ぶことが出来ます。引っ越しの際は、ぜひ参考にしながら理想の賃貸物件を探してくださいね。

 

『不動産を借りる時に火災保険の加入は義務なのか』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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新しい家で新しい生活をはじめるまでの流れを、考えてみたことはありますか?お部屋探しを経験したことがあれば、すでに知ってる!という方もいるでしょう。

現代はインターネット上で物件を調べたり、探したりすることができます。しかし、物件探しから入居までをインターネットで済ませてしまう。ということではありません。この記事では実際に入居するまで、どのような流れでお部屋探し・契約をしていくのかについてご紹介します。

 

不動産店に行き気になる物件を見学!

 

不動産店に行くとまずは、希望の条件・予算などを質問されます。どのような基準で決めていけばいいのか分からなかったり、その地域の家賃相場が分からないという場合は遠慮なくあなたの担当者に質問してください。

そこで決まった条件や予算から当てはまる物件を、担当者が何軒か見せてくれます。ここからが物件選びの本番といったところでしょうか。そのなかに気になった物件があったとしても、その場で「ここがいいです!」と契約するのは良くありません。

お部屋探しをするにあたって、一番重要とも言えるのが「内見」です。不動産担当者がピックアップしてくれた物件で気になったものは、すべて内見をするようにしましょう。

住み始めてから「住みにくい…」「自分の生活スタイルに合わない」と思っても、引越しはそう簡単にできるものではありません。物件の初期費用や現在住んでいる家の違約金・引越し費用など、かなり莫大なお金が必要になります。

契約してから後悔をしないためにも不動産店に行って内見をする際は、あなたの気になる部分は徹底的に調べ尽くすようにしてください。インターネットで間取りや画像をみるだけでは伝わらないことも、多くあります。

・日当たりの良し悪し

・湿気が篭りやすい環境でないか

・コンセントやテレビ線の位置

・持っている家具が入る寸法があるか

このようなことは実際に内見をして、あなたの目や肌で実際に確認することが大切です。ここに挙げた以外にも、あなた自身の譲れない条件を満たしているかどうかという点も、後悔しない物件選びではとても重要になります。

不動産店によっては、寸法を測るためのメジャーを用意してくれる場合もあります。調べた寸法や物件のメリットやデメリットを書き留めておくためにも、筆記用具やメモは持参するようにしましょうね。

 

『初めて不動産店に行く際に準備しておくべき物とは』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

気に入った物件を契約!

 

内見をしたうえで「ここに住みたい!」というお気に入りの物件が見つかったら、契約に進んでいきましょう。お部屋探しをしているのは、あなただけではありません。

気に入った物件を契約しようか迷っているうちに、他の人が契約してしまったということもないとは限らないのです。慎重に選ぶことも大切ですが、優柔不断にはならないように気をつけておきましょう。

あなたが契約したいという物件が決まったら、早速手続きがはじまります。しかし、申し込みをして、すぐに契約できるという簡単なものではありません。申し込み後はあなたの情報や連帯保証人の情報を、審査する段階に入ります。その期間は約2日〜1週間みておくようにしましょう。

そして審査に無事通過すると、契約にあたって”重要事項”の説明を受けます。この重要事項は、絶対にしっかりと聞いておくようにしましょう。住んでから「知らなかった!」では済まされないことが、たくさん含まれています。特に更新料や違約金、また禁止事項などについてもここで説明があります。

この段階であなたの希望と合わない部分があれば、どれだけ物件自体が良くても諦めるのが先決です。お部屋探しは物件という建物だけではなく、契約内容という判断基準もしっかりと頭の中に入れておくようにしましょう。

 

新居へ引っ越しの準備!

 

希望の物件が契約して入居日が決まったら、引っ越しの準備が必要です。引っ越しの準備とは、荷造りだけではありません。引っ越し業者を決めることも、準備のうちのひとつです。不動産店によっては、引っ越し業者を紹介してくれる場合もあります。もちろんその引っ越し業者に頼むのも、良いでしょう。

しかし、欲をいえば、なるべく引っ越し費用は安く済ませたいですよね。そこでおすすめしたいのが、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼することです。見積もりを依頼するだけであれば、ほとんどの引っ越し業者が無料でしてくれます。そこで提示された見積もりを比べて、あなたの予算に見合う引っ越し業者を選ぶのが良いでしょう。

新居での新しい生活というのは、何かとお金が必要になります。その負担をなるべく軽くするためにも、このように行動することは大切です。

 

忘れちゃダメ!最後にする手続き

 

お引っ越しが終われば「終わった〜!」と解放された気分になりますよね。しかし忘れてはいけません、まだ必要な手続きがあるんです!新居の水道や電気・ガスは、手続きをしなければ使うことができません。

ほとんどの場合に物件を契約する際、水道や電気・ガスを開始するための問い合わせ先が記載されている書類を貰います。入居日前には問い合わせをして事前に開始日を伝えておくのが理想ですが、当日でも対応してもらえる場合があります。

水・電気・ガスは、生活に最低限必要なものです。引っ越しをして夜になったら「電気が付かない…!」なんてことにならないように、この手続きは忘れないようにしましょう。また引っ越しをすると、あらゆる機関での住所変更が必要です。

市町村役場での住所変更はもちろんのこと、携帯電話会社やクレジットカード会社など、郵便物が届くように住所変更の手続きも早めに行うようにしましょう。

 

まとめ

 

お部屋探しから入居までの流れは以上です、いかがだったでしょうか?お部屋探しを経験したことがない方は、意外とたくさんすることがあって大変そうだなと思ったかもしれません。

しかし、新しい生活をはじめてみれば、楽しいことがたくさんあります。その生活を手に入れるためにも妥協したり面倒に思ったりせず、きちんと計画を立てて進めるようにしましょう。

 

『賃貸アパート・マンションを借りるときの初期費用について』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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最近ニュースやワイドショーなどでも取り扱われることがある「空き家」その内容も「空き家が放置されている」ということが多いですよね。放置するのは良くない!ということは知っていても、どうやって活用すればいいか知らないという方もいるでしょう。

そのような方のためにもこの記事では、空き家の有効的な活用方法について詳しく見ていきたいと思います。

 

空き家の活用方法とは?

 

こちらの章では、空き家を活用する選択肢としてどのような方法があるのかについて、ご紹介していきますね。

 

そのまま・リフォームして貸し出す

はじめに一番シンプルかつ簡単な活用方法として”そのまま”もしくは”リフォーム”をして、第三者へ貸し出すという選択肢があります。空き家とひとくくりに言っても、ボロボロな状態や比較的綺麗な状態の場合など、どちらも考えられますよね。

ボロボロな状態ではさすがに第三者へ貸し出すことができないので、必要最低限のリフォームや修理などは行わなければなりません。しかし、綺麗な状態で不備などがなければ、簡単なクリーニングだけを済ませて貸し出せるのです。

このようなリフォームや修理・クリーニングなどの方法であれば、ある程度費用を抑えたうえで空き家を活用することができます。

 

建て替えをして貸し出す

2つ目にご紹介したいのは、空き家を丸ごと建て替えてしまうという選択肢です。具体的に空き家を解体することで、新しいアパートなどの賃貸住宅を建てるという活用方法になります。

先ほどご紹介したリフォームなどの方法とは異なり、解体と建築のコストがともにかかってしまうということです。これは準備段階を怠ると、大きなリスクを伴うことを意味します。そのため貸し出した後に利益が出るかどうかをしっかりと計算したうえで、行動に移すことが大切です。

 

そのまま売る・更地にして売る

空き家に全く手を加えない状態で売る、また更地にして売るという活用方法もあります。自身で継続的な利益を得るという方法ではありませんが、継続的なメンテナンスや管理などが不要になる点がメリットでもあるのです。

売却したとしても一時的な収入があるので、空き家を放置してしまうことに比べてれば十分な利益といえるでしょう。空き家の活用をするのに継続的な管理が面倒という方でも、手につけやすい方法になります。

 

更地にして活用する

空き家を全て取り壊すことで、更地として活用するという方法もあります。取り壊してその後はどうするの?と思う方もいるかもしれませんが、取り壊すからこそできることがあるのです。

それがお金を取る有料の駐車場にしたり、事業用に土地を貸し出したりするという活用方法になります。コスト面で1つ前の建て替えと比べるとこの方法は解体費用のみになるため、行動に移しやすい選択肢といえるでしょう。

ここでは主な活用方法をご紹介しましたが、次の章では具体的にどのような方法に活用されているのかを見ていきましょう。

 

『不動産の耐用年数についてご説明します』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

空き家を活用した事例

 

誰もやったことがない活用方法よりも、誰かがやったことのある活用方法のほうが比較的手がつけやすいと思う方がほとんどだと思います。この章では、実際にどのような方法に活用されているのかを、見ていきましょう。

 

民泊

ビルが立ち並ぶような都会ではなく、比較的田舎にある空き家は民泊の施設として活用されることがあります。田舎は都会では経験できないような体験ができるため、外国人や旅行客向けに提供することも考えられるでしょう。

 

コンセプト型賃貸

1つ前の章で、建て替えて賃貸として貸し出すという方法をご紹介したと思います。しかし普通のそこら辺へんにあるアパートと同じだと、目を引く物件とはいえないですよね。

そこでその物件自体に独自の特徴を持たせる「コンセプト型賃貸」として活用するという事例があります。例えば「DIYができる物件」や「シェアハウス」など、建て替えるときにひと工夫をすることで、様々な活用方法を見出すことができるのです。

このように実際の活用方法を知ることで、少しでも心に余裕を持ってもらうことができれば嬉しいです。しかし、もちろん良いことばかりではなく、注意点も存在します。そこで次の章ではその注意点についてご紹介していきます。

 

空き家を活用する際の注意点

 

空き家を活用する際の注意点は、主に2つあります。

 

準備費用と利益を計算する

準備段階でかかる費用をしっかり計算する必要があります。この段階で費用をかけすぎてしまうと収益を得る見込みがたたなくなったり、損をしてしまうことに繋がるのです。絶対にこの空き家を活用するんだ!と焦ることはせず、必ず計画的に行動するようにしましょう。

 

空き家の放置はしない

この記事の本題でもありますが、空き家の放置は絶対に避けましょう。いつかするから、今はまだいい…と後回しにしてしまうと、一気に建物の老朽化が進んでしまい資産価値も下落してしまいます。

また放置してしまうことで「空家等対策の推進に関する特別措置法」の対象となることがあります。対象になると自治体からの勧告を受けたり、従わない場合は罰金などのペナルティが科されることもあるのです。この記事を読んでいただいているあなたにはそれだけは避けていただきたいので、考えることを決して後回しにせず積極的に取り組むようにしましょう。

 

まとめ

 

空き家の活用方法や実際の事例、注意点をそれぞれご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?こんな活用方法もあったんだ!自分が所有している空き家でも出来そう!と思ってもらえることがあれば、嬉しく思います。

注意事項でもお伝えしましたが、空き家を放置してしまうことだけは絶対に避けてくださいね。不安な方は不動産店などで、空き家の活用方法を相談してみるのも良いでしょう。

 

『不動産とは?どこまでが不動産になるのか?』~アイケア不動産お役立ち情報~

 

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部屋探しをした際に、いろんな建物名があることに気づくと思います。「〇〇アパート」「〇〇マンション」から「コーポ」に「ハイツ」とあり、正直何が違うのかよくわからないという人がほとんどです。

そこで、アパート・マンション・コーポ・ハイツの違いをそれぞれご紹介していきます。また、住むならどれが良いのかについてもお伝えするので、部屋探しの参考にしてみてください。

 

アパート・マンションの違い

 

明確な違い、というものはアパート・マンションにはありません。建築基準法や宅地建物取引業法では、敷地内で複数の世帯が入居している形を共同住宅と呼びます。アパートもマンションも共同住宅に変わりはないので、明確に「こうだからアパート、こうだからマンション」という規定はないのです。

ただ、一般的なイメージとしては最大3階程度の木造もしくはプレハブ工法で作られた共同住宅のことをアパート、3階以上の鉄筋コンクリート造もしくは鉄筋鉄骨コンクリートの共同住宅のことをマンションと呼ばれています。

かといって、鉄筋コンクリート造や鉄筋鉄骨コンクリートで2階建てならアパートなの?と思うかもしれません。明確な決まりはないので、どちらでも良いのです。木造でもマンションと呼んでもおかしくないですし、結局建物名をつけるときに決めるものなのでそこまで意識せずにいましょう。

建物名は、イメージが先行するのですごくおしゃれな建物名でも、実際に見ると築40年以上経っていて全然印象が違うということもあります。名前に惑わされずに、築年数や構造、設備などをしっかりと確認しましょう。

 

コーポ・ハイツってアパートやマンションと違う?

 

マンションの場合は、コーポやハイツという名前が付けられることはあまりないので、アパートに似ているのかな?と思うものです。実は、コーポは木造もしくは軽量鉄骨造の2階建て共同住宅のことでハイツはプレハブ軽量鉄骨造の共同住宅のことと分けられています。

アパートとマンションと同じように、コーポやハイツも明確な基準はありません。使い方が分けられているだけなので、どの呼び方も決まりはなく、結局響きの問題だといえます。「〇〇コーポ」だからと言ってちょっと古めのアパート、というわけではないですし、「〇〇マンション」だからと言って高層建ての新築というわけでもないのです。

どんな建物名でも、1番重要なのは自分がどれくらいの築年数に住みたくて、何階に住みたいのかということを考えてみることです。名前だけではわからないこともたくさんあるので、部屋探しの際は注意しましょう。

 

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呼び名は色々あるけれど住むならどれが良い?

 

最近では、アパートもマンションもおしゃれな物件が増えてきています。名前はコーポ・ハイツでも新築だったり、ハイセンスな設備が揃っていることだってあるのです。結局、自分が住みやすい特徴の建物を選ぶことが最善ですが、それぞれで少し特徴は違います。

何か違いがあるわけではありませんが、構造がマンションだと鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートなので若干賃料が高いです。築年数や立地によっても違いがありますが、同条件であればマンションの方が少し賃料が高めと覚えておきましょう。

しっかりとした造りの建物なので、単身向けやファミリー向けなど幅広い物件が多いのはマンションの方かもしれません。また、アパートは木造が多いので管理費や駐車場も比較的安いので、1人暮らしの人の場合はアパートの方が探しやすいです。

アパート・コーポ・ハイツの場合は、木造・軽量鉄骨造が多いため防音や防犯の面で若干マンションに比べると不安な点があります。そのため、女性の1人暮らしやファミリー層の場合はしっかりとしたセキュリティが施されている物件を選ぶ傾向が高いです。

 

アパート・コーポ・ハイツに向いてる人

費用面を抑えたい、とにかく駅近ならどこでも良いという人はアパート・コーポ・ハイツの方が向いています。アパートの場合は、マンションでいうところのエントランスがないので管理費や共益費も安いです。男性の1人暮らしや会社と自宅の往復だから通勤を重視したいと思っている人には、アパート・コーポ・ハイツの方が生活しやすいといえます。

 

マンションに向いている人

マンションの場合は、賃料よりもセキュリティや設備にこだわりがある、もしくは防音や耐震性がしっかりしている物件に住みたい人に向いています。構造上、自然災害や耐久性にも優れているので長い期間住みたい人にもおすすめです。高層階に住みたいなと思っている人も、マンション住みが向いています。

 

さまざまな建物名に惑わされずに部屋を探そう

 

建物の名称が違ってくると、何か違いがあるのでは?と思うものですが、基本的に明確な違いはありません。一般的に構造や高さなどで呼び方も変わってきますし、アパートと呼ばれてもおかしくない物件をマンションとつけることも間違いではないのです。そのため、自分がどんな条件を考えているのか、築年数や設備、広さなどを考慮して決めましょう。

アパート・マンション・コーポ・ハイツの名前だけで決めてしまっては、住み始めてから違和感を感じることもあるので、自分の生活に合わせた部屋選びをすると失敗しにくいです。

 

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